• 2016.09.1308:00
  • 企業/業界研究

採用担当者が、就活中の17卒学生に贈る「9月はこれをやろう」10選

アイデムの調査によると、2017年卒予定の就活生で7月1日時点で内定をもらっていた割合は、72.4%と約7割にのぼったとのこと。数字だけ見ると相当な売り手市場ともいえますが、まだまだ活動を続けている学生もいます。
 
JOBRASS編集部では、採用担当者160名に、就職活動を続けている学生に向けて、アドバイスをもらいました。
 
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 1:諦めない

 
もっとも多かったのは、「諦めるな」という声。自分の道は自分だけしか決められません。採用担当者は一様に、周囲の内定獲得の声に振り回されず、活動を続けることが大切だといいます。
 
・まだ諦める必要はない。どうしてもやりたい仕事があれば焦る必要はないと思う(男性/その他/48歳)
・最後まであきらめない(男性/営業・販売/36歳)
・年内が勝負。諦めないこと(男性/その他/42歳)
・諦めないで、自分が最後のお買い得だと言って訪問する(男性/コンサルタント/26歳)
・就職活動は会社とその人との縁なので、能力があるから内定をもらい、能力がないから内定がでないというものではないと思って、続けていればどこかに自分と縁のある会社はあると信じてほしい(男性/公務員/47歳)
 

 2:焦らない

 
そして、焦らないこと。焦った結果、運良く内定をもらったところで、十分納得のいっていない就職は、長続きしないことも多いもの。
 
・焦らずに自分の良さを発見する時間を取りましょう(男性/総務・人事・事務/43歳)
・ここまで決まってないのだから簡単に決めないこと。じっくり悩んで自分が納得したところに就職するべき(男性/コンピュータ関連技術職/45歳)
・焦ってブラック企業などに就職してしまわないようにしてほしい(男性/総務・人事・事務/42歳)
・どこでもいいというのはやめた方がいい(男性/研究・開発/32歳)
 

 3:自分に自信をもつ、明るく振舞う

 
「どうして自分は決まらないのだろう……」と、ネガティブになりがちですが、そうなってしまっては負のスパイラル。9月以降はこれまで以上に堂々と、信念をもって就職活動をしていることをアピールしましょう。
 
・不安そうな態度はしない。堂々と(女性/総務・人事・事務/46歳)
・自分に自信を持つこと。おどおどしていると面接官は見破りますよ! また、社会人としての自覚も必要です。一般常識にとして、朗らかに応えられる努力もすること(男性/会社経営・役員/46歳)
・自分のやりたいことに自信を持つこと(男性/その他/33歳)
・希望を失わずに明るくふるまう(男性/総務・人事・事務/48歳)
・メンタルを強くもつこと。大丈夫と言い聞かせること(女性/その他/34歳)
 

 4:範囲を広げる、現実を見る

 
これまで決まらなかったのであれば、希望している業界や、職種の幅を広げることも大切。安売りをすることはありませんが、現実を見ることも必要です。自分が「自分に向いている」と思い込んでいただけかもしれません。これまで見ていなかった業界・企業を調べたり、人から話を聞いたりして、情報収集をしてみましょう。
 
・範囲を広げる(男性/総務・人事・事務/37歳)
・高望みを捨てる(男性/その他/41歳)
・柔軟な姿勢で仕事を探す(男性/会社経営・役員/43歳)
・今は売り手市場だと言って選り好みをしすぎない(男性/コンピュータ関連以外の技術職/37歳)
・今までやってきた就職活動では、うまくいかなかったのであれば、考え方を少し変えて、違う角度からチャレンジしてみてはどうでしょう(女性/総務・人事・事務/48歳)
・やりたい事とやれる事の見直し。現実的に自分が活躍出来る会社の選択(男性/その他/35歳)
 

 5:より積極的に

 
諦めかかっていては、決まるものも決まりません。秋採用を行っている企業もまだまだあることから、今積極的にならなければ、ズルズルと3月が来てしまいます!
 
・多くの企業を訪問すること、自分の先輩を頼ること等方法は多くあると考えます。要するに、職を探す積極性が必要(男性/コンサルタント/43歳)
・どんどん積極的にいった方が良いと思う。精神的に辛いと思うが、それを表に出してしまうと採用は遠のくと思う(女性/その他/49歳)
・これまで以上に行動力を活発にする(男性/会社経営・役員/49歳)
 

 6:コネ、ツテを探す

 
受ける業界、企業を広げる一方で、コネやツテを探すことも大切、という採用担当者も少なくありませんでした。オフィシャルに「採用」をしていなくても、誰それの口利きなら面接をしてみようか、という場合もあるようです。
 
・理工学系であれば教授のコネがあるかもしれないから自分に合うところを紹介してもらう(男性/研究・開発/48歳)
・先輩や親せきなどコネを徹底して探すことも大事。こだわりや意地などは無用。コネをうまく使えない人間も社会では使えない。コネがない場合はひたすら自分を売り込むしかない。入りたい会社の社長宛に手紙を出すくらいの事をする勇気と覚悟がいる(男性/会社経営・役員/46歳)
 

 7:やりたいことを見つめなおす

 
希望する業界でも、まだまだいろんな会社があるのではないでしょうか? 大手にこだわったりしていませんか? また、これまで決まらなかったのは、「やりたいこと」が自分自身でわかっていなかったからかも。何のために、何をしたくて就職をするのかをきちんと説明できるようになれば、内定へ一歩近づいたといえます。
 
・ともかく自分の方向性をはっきりさせて面接に臨むこと(男性/総務・人事・事務/42歳)
・自分を見つめなおすこと(男性/その他/27歳)
・自分が何をしたいのか突き詰めて見る。そういう関連の会社はくまなく当たること(男性/会社経営・役員/46歳)
・何を目的に就職するのかはっきり自覚すること(女性/総務・人事・事務/32歳)
 

 8:自分のアピールポイントを見なおす

 
前項と並行して、改めて見なおすべきは自己アピール。これまでの自己アピールは、本当に企業にとって有益な”アピール“だったでしょうか? 
 
・自分の特技や長所をアピールする(男性/総務・人事・事務/33歳)
・自分しかできないことを売り込む(男性/その他/43歳)
・自分の長所短所を理解し、会社で何ができるか見つけること(男性/総務・人事・事務/26歳)
・決して自分で自分を決めつけないこと。一旦落ち着いて自分の強みを明確に書き出す。そして、その強みが発揮できる仕事に狙いを定めて行動し続けること。その過程で、不足点が明確になったら少しでも改善をし続けること(男性/その他/31歳)
 

 9:考えを伝える訓練をし直す

 
自己アピールなどの内容がよくても、採用担当者が自分の思うように受け止めていたとは限りません。志望動機や自己アピールを相手に伝える方法も、これまで通りでいいのかどうか、振り返ってみましょう。教授や先輩に、良いかどうかみてもらうのも良いですね。
 
・考えを伝える訓練をしてほしい(男性/その他/39歳)
・個人の目標なり、希望をはっきりと決めていて、言いたい事をきちんと説明出来るか?(男性/総務・人事・事務/46歳)
・まだ遅くはないので教授とよく話し合って履歴書の書き方を変更する、人に訴えるよう書き直す(男性/研究・開発/48歳)
・背筋を伸ばして相手の目をシッカリと視ながら大きな声で自分の意見をはっきりと笑顔で伝える(男性/総務・人事・事務/36歳)
 

 10:ストレス発散する

 
一旦、煮詰まった精神を開放すべく、ストレス発散をするのも手。今まで見えなかった選択肢が見えてくるかもしれません。ただしストレス発散は期間、時間を決めてやること!
 
・好きなことしてストレス発散(男性/コンピュータ関連以外の技術職/42歳)
・思い切った気分転換を、数日間やってみるのも良い(男性/その他/36歳)
 
卒業までが、就活生。3月までには、まだあと7か月もあります。前向きな気持ちで真摯に頑張りましょう!
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年8月17日~2016年8月22日
対象:企業の採用担当者 計160名

 
 

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