• 2023.05.1701:08
  • 面接/筆記/ES対策

【例文あり】「協調性」をアピールするための自己PRの作り方・注意点

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面接やESでほぼ必ず聞かれる自己PR。

その中でも「協調性」を取り上げたい方は多くいますが、どのように伝えればよいのかわからないという方も多数いらっしゃいます。

また、学生が考える「協調性」と企業が考える「協調性」が異なることは多く、採用担当者から見ると的外れな自己PRになっているケースがあります。

そこで、今回は「企業が求める協調性」とは何なのか?また、うまくアピールするための自己PRの作り方、注意点を解説していきます。

協調性に軸をおいた自己PRを考えている方はぜひ参考にしてみてください。

<目次>
1.  企業が求める協調性とは
2.  協調性をアピールするときの注意点
3.  協調性を使った自己PRの作り方
4.  協調性をアピールするための例文
5.  グループディスカッションで「協調性」をアピールするときのポイント
6.  面接でアピールするポイント
7.  協調性が生かせる企業を受けてみよう!


企業が求める協調性とは


協調性という言葉はよく使われますが、まずは本来の意味を知っておきましょう。

【協調】(大辞林より)
互いに協力し合うこと。特に、利害や立場などの異なるものどうしが協力し合うこと。

▼類語▼
協同・連携・協力・共同・団結・協働

◎協調性を持つタイプの人の行動

・意見が対立した際、主張を控える
・場の空気をよく読んでいる
・チームプレーを重視する
・調整や仲立ちを引き受けやすい


上記に当てはまる人は、協調性をお持ちである傾向にあります。


自己PRのポイントとして「協調性」を挙げることを視野に入れていきましょう。


ところで、ビジネスで求められる協調性とは、「立場や意見が異なる社員と協力し(例:上司や部下、他部署)物事を推し進めることができる力(=利益を生み出す力)」のことです。

ここで大切なポイントは、立場や意見が「異なる」というところ。


協調性をアピールするには「異なる立場の集団」の中で、「どのような立場」を担い、「集団としてどのような成果」を挙げられたのかを伝えることが重要です。

協調性をアピールするときの注意点


「協調性」はとても便利な表現です。

しかし、その抽象性から採用担当者に誤解を与えてしまうことも。

以下のポイントを意識しながら、協調性をアピールしていきましょう。

◎エピソードで伝えること

想像に難くないと思いますが、「私には協調性がある」とダイレクトに主張するのはやや危険です。

協調性の有無はグループワークやグループディスカッション、あるいはグループ面接を見てもすぐに見抜かれてしまいます。

さらに言ってしまえば、「私はコミュ力がある」「私は頭がいい」「私は真面目だ」といった表現と同じように、たとえ事実であっても自分で主張してしまうことで”疑わしさ”を感じ、”傲慢さ”に聞こえてしまうのです。

大切なのは、協調性をアピールする根拠となったエピソードをしっかりと語ることで、結果的に、読み手・聞き手に「この学生は協調性があるんだな」と感じ取らせること

その裏付けとして、こんな企業の声があります。

「どんな自己PRが信用できないか?」
―採用担当者115名にアンケート調査(2021年)―


・「コミュニケーションが得意」とか「責任感は人一倍ある」とか言わない方が良い。言わなくても「こういう体験からこんな事を学んだ」という感じにして話をするのが良さそうです。そこから読み取れると思うから(男性/営業・販売/41歳)


・「協調性があります」と言いながらも、実際の経験や体験を何も話さない人(男性/その他/46歳)

・「責任感があります」「協調性があります」も何故そう思うのか、自分の経験と自分の考えがあれば良いと思います。結果よりも、その結論に至った経緯をきちんと説明できれば良い(男性/営業・販売/49歳)

引用元:採用担当者には逆効果!「やってはいけない自己アピールフレーズ」を徹底解説


意外にも、「協調性」をテーマとするとき、具体的なエピソードがない学生は案外多い模様。

単に「コミュニケーション能力があります!」と主張するばかりでは、担当者は「だからといって、何ができるの?」と思ってしまうかも。

もし「協調性」という言葉を使うならば「協調性を大切にしている」など、「協調性を持つよう努力している」という趣旨を併せて伝えていくほうがよいでしょう。

また、協調性=「他者の意見を聞いてその場を落ち着かせる」ことだけではありません。意見を聞いたうえでどのように行動したのかが大事になってきます。

人によっては協調性=「受け身な学生」という印象を持つ場合もありますので、主体性や積極性を持って行動したことを聞かれることも多くなります。

次の章を基にエピソードをしっかりとまとめてみましょう。

協調性を使った自己PRの作り方


次に「協調性」を使った自己PRの作り方、整理方法について順番に説明していきます。

1) 協調性があると思う理由・きっかけをまとめる

協調性をアピールするきっかけをまとめていきましょう。エピソード、他人の評価であると客観的な視点になりますので、なお良いです。

2)エピソードを5W1Hでまとめる

[su_box title=”5W1H” style=”bubbles” box_color=”#f59e61″]
◆WHEN
大学3年生のとき
 
 

◆WHERE
100名規模のサッカーサークルで
 

◆WHO
サークルのマネージャーとキャプテンが
 

◆WHAT
チームの練習メニューを決める
 

◆WHY
地区大会に優勝するため
 

◆HOW
ミーティングを行った[/su_box]


3) 協調性をアピールするために工夫する

協調性をアピールするということは「意見の異なる人が集まってしまい、物事が進まなかったが、自分が意識して行動し目的を達成できるよう努めた」という要素が必要となります。

協調性を説得力のあるPRにできるよう、2)のエピソードの中で以下の点を洗い出してみましょう。


・どのような意見で対立したのか
・そこで自分は何をしたのか
・どういう思いからその行動をしたのか
・その結果どのような変化がうまれたか


ここで何も結果がうまくいかなかったからダメということはありません。

採用担当者も「うまくいったこと」を求めているわけではありません。

目的は達成されなくても、どのような変化が起こったのか/途中段階での成果でも必ず伝えておきましょう。

「協調性」をPRするための例文


5W1Hに基づいて例文を作ってみましょう。

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