• 2022.07.2606:00
  • 面接/筆記/ES対策

【例文あり】「協調性」をアピールするための自己PRの作り方・注意点

面接やESでほぼ必ず聞かれる自己PR。

その中でも「協調性」を取り上げたい方は多くいますが、どのように伝えればよいのかわからないという方も多数いらっしゃいます。

また、学生が考える「協調性」と企業が考える「協調性」が異なることは多く、採用担当者から見ると的外れな自己PRになっているケースがあります。

そこで、今回は「企業が求める協調性」とは何なのか?また、うまくアピールするための自己PRの作り方、注意点を解説していきます。

協調性に軸をおいた自己PRを考えている方はぜひ参考にしてみてください。

<目次>
1.  企業が求める協調性とは
2.  協調性をアピールするときの注意点
3.  協調性を使った自己PRの作り方
4.  協調性をアピールするための例文
5.  グループディスカッションで「協調性」をアピールするときのポイント
6.  面接でアピールするポイント
7.  協調性が生かせる企業を受けてみよう!


企業が求める協調性とは


協調性という言葉はよく使われますが、まずは本来の意味を知っておきましょう。

【協調】(大辞林より)
互いに協力し合うこと。特に、利害や立場などの異なるものどうしが協力し合うこと。

▼類語▼
協同・連携・協力・共同・団結・協働

◎協調性を持つタイプの人の行動

・意見が対立した際、主張を控える
・場の空気をよく読んでいる
・チームプレーを重視する
・調整や仲立ちを引き受けやすい


上記に当てはまる人は、協調性をお持ちである傾向にあります。


自己PRのポイントとして「協調性」を挙げることを視野に入れていきましょう。


ところで、ビジネスで求められる協調性とは、「立場や意見が異なる社員と協力し(例:上司や部下、他部署)物事を推し進めることができる力(=利益を生み出す力)」のことです。

ここで大切なポイントは、立場や意見が「異なる」というところ。


協調性をアピールするには「異なる立場の集団」の中で、「どのような立場」を担い、「集団としてどのような成果」を挙げられたのかを伝えることが重要です。

協調性をアピールするときの注意点


「協調性」はとても便利な表現です。

しかし、その抽象性から採用担当者に誤解を与えてしまうことも。

以下のポイントを意識しながら、協調性をアピールしていきましょう。

◎エピソードで伝えること

想像に難くないと思いますが、「私には協調性がある」とダイレクトに主張するのはやや危険です。

協調性の有無はグループワークやグループディスカッション、あるいはグループ面接を見てもすぐに見抜かれてしまいます。

さらに言ってしまえば、「私はコミュ力がある」「私は頭がいい」「私は真面目だ」といった表現と同じように、たとえ事実であっても自分で主張してしまうことで”疑わしさ”を感じ、”傲慢さ”に聞こえてしまうのです。

大切なのは、協調性をアピールする根拠となったエピソードをしっかりと語ることで、結果的に、読み手・聞き手に「この学生は協調性があるんだな」と感じ取らせること

その裏付けとして、こんな企業の声があります。

「どんな自己PRが信用できないか?」
―採用担当者115名にアンケート調査(2021年)―


・「コミュニケーションが得意」とか「責任感は人一倍ある」とか言わない方が良い。言わなくても「こういう体験からこんな事を学んだ」という感じにして話をするのが良さそうです。そこから読み取れると思うから(男性/営業・販売/41歳)


・「協調性があります」と言いながらも、実際の経験や体験を何も話さない人(男性/その他/46歳)

・「責任感があります」「協調性があります」も何故そう思うのか、自分の経験と自分の考えがあれば良いと思います。結果よりも、その結論に至った経緯をきちんと説明できれば良い(男性/営業・販売/49歳)

引用元:採用担当者には逆効果!「やってはいけない自己アピールフレーズ」を徹底解説


意外にも、「協調性」をテーマとするとき、具体的なエピソードがない学生は案外多い模様。

単に「コミュニケーション能力があります!」と主張するばかりでは、担当者は「だからといって、何ができるの?」と思ってしまうかも。

もし「協調性」という言葉を使うならば「協調性を大切にしている」など、「協調性を持つよう努力している」という趣旨を併せて伝えていくほうがよいでしょう。

また、協調性=「他者の意見を聞いてその場を落ち着かせる」ことだけではありません。意見を聞いたうえでどのように行動したのかが大事になってきます。

人によっては協調性=「受け身な学生」という印象を持つ場合もありますので、主体性や積極性を持って行動したことを聞かれることも多くなります。

次の章を基にエピソードをしっかりとまとめてみましょう。

協調性を使った自己PRの作り方


次に「協調性」を使った自己PRの作り方、整理方法について順番に説明していきます。

1) 協調性があると思う理由・きっかけをまとめる

協調性をアピールするきっかけをまとめていきましょう。エピソード、他人の評価であると客観的な視点になりますので、なお良いです。

2)エピソードを5W1Hでまとめる

5W1H
◆WHEN
大学3年生のとき
 
 

◆WHERE
100名規模のサッカーサークルで
 

◆WHO
サークルのマネージャーとキャプテンが
 

◆WHAT
チームの練習メニューを決める
 

◆WHY
地区大会に優勝するため
 

◆HOW
ミーティングを行った


3) 協調性をアピールするために工夫する

協調性をアピールするということは「意見の異なる人が集まってしまい、物事が進まなかったが、自分が意識して行動し目的を達成できるよう努めた」という要素が必要となります。

協調性を説得力のあるPRにできるよう、2)のエピソードの中で以下の点を洗い出してみましょう。


・どのような意見で対立したのか
・そこで自分は何をしたのか
・どういう思いからその行動をしたのか
・その結果どのような変化がうまれたか


ここで何も結果がうまくいかなかったからダメということはありません。

採用担当者も「うまくいったこと」を求めているわけではありません。

目的は達成されなくても、どのような変化が起こったのか/途中段階での成果でも必ず伝えておきましょう。

「協調性」をPRするための例文


5W1Hに基づいて例文を作ってみましょう。

私の強みは協調性を大事にしていることです。大学3年生のとき、マネージャーを務めていたサッカーサークルでは地区大会で優勝できないことが課題となっていました。

 

 

その課題に対して全体ミーティングを行った際、キャプテンと選手の間で、とにかく全員で練習量を多くしたいというキャプテンと、個別でメニューを組んでほしい選手で、今後の練習メニューに関して意見が対立してしまいました。

 

そこで私はまず双方の意見をしっかりと聞き、それぞれがどのような思いで発言をしたのかしっかりと聞くことにしました。

 

すると、お互い「勝ちたい」という思いは共通しているものの、どのようにすればよいのか方法がわからないために、普段の不満にまかせて感情的に発言をしてしまったことに気づきました。

 

そこで私はマネージャーを集め、「他校の練習方法」「チームマネジメント方法」「チームの練習メニュー・成績の現状」に担当を分け、調べていき、定期的にミーティングを開き、報告をしていくことにしました。

 

報告を重ねる度に、選手からの意見が活性化し、練習メニューを全員で決めていくことができました。

 

その結果、メニューを改善することで前回5位だった成績が2位になることができました。目標であった、地区大会への優勝は惜しくもできませんでしたが、チームは以前よりも活発化し、来年に向けてまたミーティングを重ねている最中です。

 

このように私はチームでの目標を達成するために、たくさんの人の意見を聞き、行動できる人間です。

 

この経験を生かしてチーム営業制の貴社で、チームの調整役として積極的に働きかけ、利益をあげられる人材になるよう尽力していきます。

 

グループディスカッションで「協調性」をアピールするときのポイント


グループディスカッションで大事なことは「時間内に“グループで協力”して、一つの答えを出すこと」です。

グループディスカッションは企業に協調性をアピールできる絶好のチャンスともいえます。

なぜならば、グループディスカッションは協調性があるかどうかが大事な評価ポイントだからです。

逆に言うと、「協調性がない」と思われると評価を下げてしまいます。

グループディスカッションの主な評価ポイントは以下のとおりです。

面接で、1対1のコミュニケーションはできます。

しかし、仕事は同僚や社外の人と意見を出し合ったりまとめたりして進めていくことも多いので、ディスカッションを疑似的にしてもらうことによってチームでのその人のキャラクター(ふるまい方)を想像して企業との相性を見るのです。

たとえば、チームのメンバーと意見を衝突させることなく話を進める協調性、自分から役割を見つけて参加しようとする主体性話題をまとめたり会話を活性化したりするリーダーシップがわかります。

つまり簡単にいうと、「この人がチームの話し合いにいてほしい人かどうか」ということがわかりやすいのがディスカッション形式なのです。


これまでのホームルームでも、ゼミでも、サークルでもアルバイトでも、話し合いの場にいてほしい人と、いてもいなくても同じ人、いない方がいい人……こんな風に分かれていたのではないでしょうか。

だからこそ、グループディスカッションはどの役割でもいいから、チームの話し合いを前に進めることに徹しましょう。役割分担を決めるディスカッションと決めないディスカッションがありますが、どの役割についたかは合否を決定しません。

メンバー全員が納得できて、求められたことに対してその時のベストと思える結論を制限時間内に出すことに全力を注ぐのが大切です。そんな時に、自分がどう見られるかということに意識を向けていると自分よがりになって暴走するか、縮こまってしまい逆効果になることが多いです。

引用元:【事例あり】キャリアコンサルタントが教えるグループディスカッションを通過するためのOK・NGポイント


◇企業担当者に「協調性がある」と思われる行動
・話す|結論から話す/端的に話す/全員にわかりやすいようにつたえる
・聞く|みんなが話しやすいように相槌やリアクションをとる
・時間を意識し、それぞれの役割を全うする


◇企業担当者に「協調性がない」と思われる行動

・相手の話を聞かない(リアクションが薄い)
・相手の話を否定する
・あまりにも発言をしない
・役割を全うしない
・話が長すぎる

自分ひとりが受かればよい、と考えていては、選考には受かりづらくなってしまいます。
チーム全員で通過するんだ! という意気込みで挑みましょう。

面接で「協調性」をアピールするときのポイント


自己PRなどの内容以外で、面接で協調性をアピールできるポイントをお伝えします。

◇集団面接の場合
・簡潔に答える
集団面接では一人が話せる時間が限られています。
気を遣いすぎて、話さないのも問題ですが、だらだらと話してほかの人が話せない状況にするのを避けましょう。

・笑顔で聞く
就職活動において、他の学生はライバルですが、それを明らかに態度に出すのは避けたほうがよいでしょう。

自分の話が終わったからといって、油断するのではなく、他の学生が話しているときもその学生が話しやすい雰囲気を作られるように、リアクションをとりながら、話を聞くことをおすすめします。

◇個人面接の場合
個人面接の場合は、あなただけに与えられた時間なので、しっかりと自分の伝えたいことを伝えるようにしましょう。


協調性を自己PRで伝える以外にも、以下のポイントに気をつけましょう。

・遅刻しない/時間を守る
・だらだら話して面接時間をのばさない
・控室や待合室で談笑したりしない

至極当たり前のことですが、企業に迷惑をかけないということも協調性をあることをアピールする上では大事なことです。

こうした行動ができず、「協調性がある」というPRは説得力がありません。

自分の行動と言動に一貫性をもって臨みましょう。

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