• 2017.10.1308:00
  • 就活マナー

OB・OG訪問のとき、メモをとってもいい? PCやスマホを広げるのはNG?

せっかくOB・OG訪問をするのであれば、話はきちんと覚えておきたいもの。でも、話をしている最中に録音したり、スマホでメモをとるのって、どうなの……?
 
今回JOBRASS編集部では、採用担当者100名に対し、OB・OG訪問のとき、訪問してきた就活生が目の前でノートを広げたり、PCやスマホでメモを取ったりしていることについて、どう思うかどうかアンケート。加えて、OB・OG訪問のときに好感が持てる就活生とは、どういう学生なのかも聞いてみました。
 
【OB・OG訪問のとき、訪問してきた就活生が目の前でノートを広げたり、PCやスマホでメモを取ったりしていることについて、どう思いますか?】
・好きにして良い 33.0%
・一生懸命さを感じる 33.0%
・やめてほしい 20.0%
・話しにくい 14.0%

 

 
アンケートの結果、「好感が持てる」としたのは33%。「好きにして良い」という声も同数ある一方で、「やめてほしい」「話しにくい」の合計も34%でした。
 
ある採用担当者(男性/会社経営・役員/46歳)は、「いちばん間違いないのは、ノートにメモ。パソコンやスマートフォンは、どうしても画面を見る時間が長くなるので、一対一で会っている場合、相手に“話しにくいな”といったマイナスの印象を与えてしまうかもしれません。最近はスマホで録音をする学生もいますが、その際には一言“いいですか?”とことわりを入れましょう」と話します。
 
では、OB・OG訪問のときに好感が持てる就活生とは、どういう学生なのでしょうか?
 

 挨拶、身だしなみ、マナー

 
まずは基本中の基本。逆にいうと、最初にこれが“なっていない”と、その時点でマイナスポイントに。
 
・挨拶がきちんとできる(男性/総務・人事・事務/41歳)
・第一印象の身なりと挨拶(男性/営業・販売/47歳)
・礼儀正しい(男性/その他/42歳)
・マナーをわきまえている(男性/その他/46歳)
 

 元気、はきはきしている

 
学生ならではのフレッシュさも大切。元気で明るく、ハキハキとものを話すことを心がけて。
 
・元気がある(男性/コンサルタント/46歳)
・元気で素直(男性/公務員/48歳)
・とにかく元気でにこにこしていること。大きな声で挨拶すること(女性/総務・人事・事務/32歳)
・はきはきしている人(男性/総務・人事・事務/44歳)
 

 双方向の会話ができる、聞きたいことがはっきりしている

 
OB・OG訪問では、ただ会えばいいや、という態度はNG。せっかく時間をとってもらっているのですから、聞きたいことをきちんと考えていきましょう。
 
・きちんと双方向会話ができる人(男性/その他/40歳)
・コミュニケーションが取れる(男性/その他/33歳)
・会話のキャッチボールができる(男性/総務・人事・事務/40歳)
・自分から進んでコミュニケーションを取る(男性/コンピュータ関連技術職/32歳)
・きちんと聞きたいことを考えてきている就活生(女性/その他/44歳)
 

 目を見て真剣に話す

 
真剣さ、熱意は、話し方からも判断されます。「相手の目を見て話す、質問する。こちらが話終わってからメモを取る。きちんと頷く」(女性/営業・販売/26歳)というアドバイスにあるように、相手が話をしている最中は「手を動かさない」のが好印象です。
 
・真っ直ぐ目を見て話す(男性/その他/42歳)
・目を見て聞く(女性/その他/27歳)
・人の目を見て、話をしっかり聞く(男性/その他/45歳)
 

 わかろうとする態度

 
質問はどんどんしてOK。もし一度で理解できなくても、自分の疑問を解消しようとする質問は、“わかろうとしてくれているんだな”という一生懸命さが伝わり、相手にとって嬉しいものです。
 
・素直。話を聞く姿勢がある(女性/デザイン関係/36歳)
・わかろうとする態度・雰囲気(女性/その他/48歳)
・真剣に話を聞こう、聞こうとする姿勢が感じられる(男性/営業・販売/43歳)
・一所懸命なところ、その企業をいかに勉強しているか(男性/研究・開発/45歳)
・一生懸命質問してくれたり話を聞いてくれる(男性/総務・人事・事務/38歳)
 

 積極性がある

 
自分がそこで働きたいという積極性が感じられる学生は、印象に残るもの。積極性がない態度だと、企業側の人も「どうして話を聞きに来たのかな?」と疑問に思ってしまいます。
 
・積極性がある(男性/その他/31歳)
・やる気を感じる態度(男性/営業・販売/41歳)
・質問内容が、自分本位(残業、休日、給料、転勤の有無などばかり聞いてくる)ではない。
「自分は〇〇が得意で、それを活かせる部署はどんな部署でしょうか?」など、前向きな質問をしてくる就活生。受かった後の条件を聞かれるよりも、受かる為にどうすればいいか、といった前提の部分を聞いてくる人の方が好感が持てる(男性/コンピュータ関連技術職/33歳)
 

 前向き

 
「どうせ自分なんて」「どうせそんなことしたって」など、後ろ向きな姿勢が垣間見えるエピソードや話し方は、絶対NG。「そんな人と一緒に働きたいと思いませんよね。一緒に働きたいと思えるかどうかも大切なポイントです」(女性/その他/31歳)とのこと。
 
・常に前向きな姿勢で応対できる学生(男性/総務・人事・事務/45歳)
・前向きさが見えるとき(女性/その他/41歳)
 

 “自分らしさ”がある

 
自分を大きく見せず、自分をさらけ出している学生は好感度が高く、仕事をするうえで信頼感がもてそう、という期待にもつながるようです。
 
・下手な演技もせず何事も自然な態度の学生(男性/その他/42歳)
・嘘やあざとさは大人には見破られます。自分を飾らないこと(女性/総務・人事・事務/41歳)
・偽りのない素朴な学生(男性/公務員/45歳)
・素の自分を出せている人(男性/その他/46歳)
 
メモをとるといっても、相手の話が一区切りついてからなど、細かいアドバイスは参考になりそう。OB・OG訪問の際は、事前にどうして自分がその人に会いたいのか、会って何を聞きたいのかなどを整理して、有効な時間にしてくださいね。
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年8月16日~2017年8月23日
対象:企業の採用担当者 計100名

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