• 2016.09.1408:00
  • 就活入門

周囲で内定者が続出しても焦るな! 「どこでもいい」就活が失敗する理由8

自分には自分の道がある、と思っていても、周囲の就活生の動向は気になってしまうもの。ただ単に「焦らなくてはいい」と言われても、気休めにしか聞こえない……。でも、そんな時期を乗り越えた先輩たちも数多くいます。
 
今回JOBRASS編集部では、社会人1~2年目の男女100名に、就活時、自分の周囲で内定者が続出したときに「焦ったほうがいい」のか、「焦る必要はない」のかを質問。さらに、どういった経験からそのように思うのかを聞いてみました。先輩たちの愛あるエールを、ご紹介します。
 
【就活時、自分の周囲で内定者が続出しても、焦る必要はないと思いますか?】
・思う 76.0%
・思わない 24.0%

 
就活時、自分の周囲で内定者が続出しても、焦る必要はないと思いますか?
 
調査の結果、「焦る必要はない」と答えた人が4分の3を超えました。一方で、「焦るべし」という人も24%います。では、それぞれの理由とは?
 

 焦る必要はない

 
1:焦ったところで内定を得られるわけではない
 
まず、焦ったところで内定が得られるというわけではないという意見。まずは焦らずに落ち着いて自分を見つめることが大切というわけです。
 
・焦ってもいい結果は出ない(男性/公務員/25歳)
・焦っても仕方ない(女性/その他/24歳)
 
2:焦ると判断ミスをする
 
焦った結果、自己PRがうまくいかなかったり、希望している職種や業界に就職できなかったりと、いいことは何もないという意見も多数。
 
・焦っても失敗するし、自分の理想の会社に就けない場合がある(女性/営業・販売/23歳)
・焦って事を進めるより、自分は自分という気持ちを持って挑んだ方が、最終的にいい職場が見つかる(女性/コンピュータ関連以外の技術職/24歳)
・焦ることによって冷静な判断力が失われるため、ベストな状態で就活ができなくなる。その結果面接が上手くいかなくなったり、不本意な企業に入社してしまったりする(男性/営業・販売/26歳)
・自身本来の強みや個性がアピール出来なくなると考える(女性/その他/25歳)
 
3:焦って適当な就職をすると、後々後悔する
 
前項とつながりますが、卒業したらずっと社会人。その入口の判断を誤っては、長く後悔することになってしまいます。
 
・焦って就職すると雇用のミスマッチが生まれるため(男性/営業・販売/24歳)
・焦って妥協して適当な就職先を選ぶのは良くないから(女性/コンピュータ関連以外の技術職/23歳)
・焦って妥協すると後悔するから(女性/その他/24歳)
・焦って働くと、自分にも周りにもいいことは無いので、余裕を持てる時が必ず来るから、その時を信じた方がいいと思う(女性/営業・販売/26歳)
・焦るほど妥協する事が多いと感じるので(女性/総務・人事・事務/22歳)
 
4:自分が納得した就職をすることが大事だから
 
人は人、自分は自分。たとえ同じ就職先でも、自分が本当に納得いくまで就活をやりきって就職するのか、「もうここでいいや」という気持ちで就職するのか、その過程で就職後のモチベーションはかなり違うものになります。
 
・自分が良いと思った所に行けばいい(女性/金融関係/24歳)
・自分に合った会社を見つけるまでには時間がかかるから(女性/営業・販売/22歳)
・自分は自分だし、焦っても仕方ない。ゆっくりマイペースでいいと思う(男性/総務・人事・事務/25歳)
・会社も就職活動者もじっくり熟考して選定すべきだと思うから(女性/その他/25歳)
・焦って行動し、周りに流されて活動をした人ほど辛そう。マイペースに自分のやりたい事だけを追求した友人は周りより遅れたが無事に就職し、満足している人が多い(女性/総務・人事・事務/23歳)
・内定が出たとしても、そこを一生付き合っていく会社として良かったのか、入って働いてみないとわからないので、時間がかかっても、自分に合う会社を見つけられた方が幸せだと思う(男性/営業・販売/24歳)
 
5:早く決まればいいとは限らないから
 
マイペースが大切。早く決まったところが、自分にとってベストな就職先とは限らないという意見も多く寄せられました。
 
・早く決まろうが遅く決まろうが自分のしたいことなら関係ないから(女性/営業・販売/25歳)
・早く受かった会社がいい会社とは限らないから(女性/その他/23歳)
・早ければいいとは思えない(女性/デザイン関係/23歳)
 
6:どうにかなる
 
秋以降も就職活動を続けた結果、「どうにかなる」と言ってくれた先輩たちも少なくありませんでした。辛い時期を頑張って乗り越え、勝ち取った内定は、自分にとっても格別なものになるでしょう。
 
・どうにかなる(男性/総務・人事・事務/22歳)
・決まるときは決まる(女性/その他/22歳)
・結局は運だから(男性/研究・開発/22歳)
 
7:縁というものがあるから
 
しばしば就職は、「お見合い」と例えられます。運と縁、そしてタイミング。諦めずに就職活動を続けた結果、“良縁”に巡りあった先輩たちからの言葉です。
 
・内定もらうのも何かの縁だから(女性/その他/23歳)
・不採用の場合、縁が無かったからというが、全くその通りでただ自分に縁が無かっただけで、自分に能力がないなど悲観的になる必要はなく、必ず自分に縁がある就職先が見つかる(男性/コンピュータ関連以外の技術職/25歳)
 
8:案外ウソも多い
 
自分の周囲で、「決まった」「あそこはもう募集終わったよ」「これからだといいところは残っていない」などという声を聞くことも多々あるでしょう。でも、そんな声に振り回されてはいけません。信じるのは、自分の力で得た情報と、「ここに就職したい」という気持ちです。
 
・ウソやデマが多いので焦る必要はないと思う(男性/その他/29歳)
・みんな本当の事は言わないから(男性/営業・販売/23歳)
 

 焦る必要がある

 
一方で、「焦るべし!」という先輩たちの理由は、ただ一つ、「自分を奮い立たせるため」というメッセージに集約されます。“お尻に火がついた”状態で、今までににないパワーを発揮させよという“檄”なのです。
 
・焦って自分を奮い立たせるため(男性/コンピュータ関連以外の技術職/26歳)
・焦らないといつまでたっても行動を見直さない(女性/営業・販売/25歳)
・ある意味、自分へはっぱをかけるという意味で(男性/その他/24歳)
・たくさん焦ってたくさん努力や行動したほうがいい(女性/総務・人事・事務/26歳)
・気合いいれないと就職できない(女性/その他/23歳)
・採用されるよう、自分で考えて行動していくことが今後の力になる(女性/営業・販売/23歳)
 
マイペースで進めればよいけれど、だからといって今までの自分を何も変えようとせず、慢心でいるのはNG。ただ“待っている”だけでは運も縁も呼び込めないのは、恋愛と同じです。なかには、
 
「周りが決まっているのに自分が決まらないのは、就活をなめてかかっているか、過去の行いで負けているから。焦るべきだと思う」(男性/コンピュータ関連以外の技術職/25歳)
 
と厳しい言葉もありましたが、もちろんこれは「もっと頑張る必要がある」というエール。むやみに焦る必要はありません。でも、周囲から自分が“乗り遅れて”いるなと感じた場合、自分でその原因を考えてみると、一皮むけることができそうです。
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年8月19日~2016年8月25日
対象:社会人1~2年目の男女 計100名

 
 

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