• 2018.09.0311:30
  • 企業/業界研究

証券会社内定者が話す志望動機を書くコツ

就活生に人気の企業も多い証券会社。それだけに志望者も多く、難関企業になっています。どんな志望動機を書けばよいのか、悩んでしまうかもしれません。就職の内定を勝ち取った先輩方に、志望動機を書くコツを聞いてみました。
(※こちらの記事は、2016年3月10日に公開したものを更新しています。)

 

 なぜ証券、なぜその会社なのか、3段階を明らかにすること

志望動機に必ず入れなくてはならないのは、「なぜその企業を志望しているか」ということです。
証券会社の場合は、
①なぜ金融なのか
②金融の中でなぜ証券会社なのか
③そして数ある証券会社の中でなぜその証券会社を志望しているのか

という3段階を明らかにしましょう。どのような志望動機を書いたのか、内定をとった先輩方にきいてみました。

 

 大和証券に内定したIさん(都内の私立大学経済学部)

志望動機を書く際には、業界研究と企業研究に力を入れました。いずれ転職をする可能性も考えて、証券会社を志望していたので、証券会社各社の研究をしました。OB訪問は、時期を変えながら複数の方に会っていただきました。それぞれの企業の理念や風土といったものを自分なりにまとめて、説明会やOB訪問をするたびに書き加えていくようにしました。

 
「私は、人と関わりながら人間性と専門知識の両方において成長できる証券業界、特にリテール営業を志望しています。様々な証券会社の中で、リテールの強い会社は、野村証券と御社だと思っています。ただ、野村証券はリーディングカンパニーであり、実力主義ではあるもののトップダウンの色が強いと感じました。一方で、御社は、個人で勝負という性質が強く、良くも悪くも自由な社風があります。私はどちらのやり方にも惹かれるのですが、自分の中で「こういう風にやってみたい」という考えを試してみたいと思います。そのため、自由の色が強い御社を志望します。また、企業訪問の過程で、御社の人情味溢れる社員の方々に出会い、自分の人間味を大切にしながら成長できる環境があると思い、御社を志望しました。」

 

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券に内定したSさん(首都圏の私立大学商学部)

会社説明会やOB訪問を中心に企業研究をしました。質問事項を列挙しておいて、説明会でも必ず質問をするようにしました。金融が第一志望なので、金融関係の企業を中心に説明会や選考に参加しました。色々な会社を比較して見られるようになったと思います。

 
「金融はダイレクトに経済に影響を与える産業です。私は日本経済に活力を与えたいです。御社の説明会で、直接投資は企業が新しい事業に挑戦し成長するのを助けると学びました。私も証券営業を通して商品の魅力を広め、経済に活力を与える仕事をしたいと考えています。御社は、メガバンクの国内顧客基盤と豊富な海外の情報力を持っておられ、その影響力で他社との差別化が可能であるという点に魅力を感じ、御社を志望しています。」

 

 将来のビジョンを明らかに

証券業界がどうなっていくと思うか、その中で自分が証券会社の業務を通してどんなことをしたいのか、将来的にどういった貢献をできると思うのか、といった将来のビジョンを志望動機に盛り込みましょう。また、なぜそう思うに至ったかの裏付けとなる経験も含めると説得力がある志望動機になります。

 

 野村ホールディングスに内定したKさん(地方の国立大学経済学部)

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