• 2018.09.0104:00
  • 企業/業界研究

映画業界のトレンドと今後の動向について

毎年多くの学生が選考を受ける人気業界の一つが「映画業界」です。
しかし、作品やサービスの知名度とは裏腹に意外と業界の規模としては大きくありません。映画業界に興味はあるけれど「映画をつくる人達のこと?」でとどまっているみなさん、今回は最近の映画のトレンドをみながら、映画業界について調べてみましょう。
(※こちらの記事は、2016年10月12日に公開したものを更新しています。)
 

 最新の人気映画作品

まずは、2018年上半期人気作品と歴代の興行収入が高い作品をみていきます。
 
【邦画】
<2018上半期>
1.劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命(91億円)公開:2018年7月27日
2.名探偵コナン ゼロの執行人(87億円)公開:2018年4月13日
3.映画ドラえもん のび太の宝島(53億円)公開:2018年3月3日
 
<歴代>
1.千と千尋の神隠し(308億円)公開:2001年
2.君の名は。(250億円)公開:2016年
3.ハウルの動く城(196億円)公開:2004年
→日本国内では宮崎駿監督が手がけるジブリ作品をはじめアニメーション作品が独占。洋画と併せてみてもアニメ―ション作品の影響力の大きさを物語っています。
 
【洋画】
<2018上半期>※国内の興行収入
1.ジュラシック・ワールド2 炎の王国(80億円)公開:2018年7月13日
2.グレイテスト・ショーマン(52億円)公開:2018年2月16日
3.リメンバー・ミー(50億円)公開:2018年3月16日
 
<歴代>※国内の興行収入
1.タイタニック(262億円)公開:1997年
2.アナと雪の女王(255億円)公開:2014年
3.ハリー・ポッターと賢者の石(203億円)公開:2001年
→ちなみに4位は「ハリー・ポッターと秘密の部屋」。ハリー・ポッターシリーズの人気の高さがうかがえます。
 
技術力(3D)・話題性(ハリウッドスターの競演)などで、ヒット作を生み出す海外作品と、根強いファンが多いアニメーション作品、ドラマ・マンガ・アニメの実写化作品などによってヒット作を生み出す邦画作品。2002年ごろをピークに興行収入も下がっていましたが、最近は、シネマコンプレックスや施設内にある4D、ヒット作の連発などにより、全体の売り上げも上がってきています。
 

 いまさら聞けない映画業界のワードと仕組み

 
映画情報などでよく聞くワード。しかし意外と意味を知らない方も多いのでは?いまのうちに映画業界の正しい意味を確認しておきましょう。
 
・興行収入
…観客が劇場に支払う入場料の合計金額。ここから宣伝費などの経費と劇場利益を差し引いた金額を興行会社(劇場)は配給会社に支払います。その金額を配給収入といいます。
 
・配給会社

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