• 2017.02.0708:00
  • 就活マナー

学生言葉を就活用にチェンジ! 「言葉づかい」「話し方」のコツを聞いてみた 

就活マニュアルには、よく“社会人と話すときには、「学生っぽい」言葉づかいに気をつけるべし”と書いてあります。とはいっても、タメ口厳禁以外に、何に気をつけたらいいのか……。そこでJOBRASS編集部では今回、社会人130人に、就活にあたり、それまでの“学生言葉”から社会人を意識した言葉づかいに直したこと(もの)や、努力したことを教えてもらいました。
 
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 学生が使いがちな言葉

 
もっとも目立ったのは「めっちゃ」。その他一人称を「私」にした、「っすね」「的な」「とか」「みたいな」「なんか」など。
 
・「めっちゃ」「超」「みたいな」などの言葉遣いをしないようにした(男性/その他/30歳)
・「~っすね」「~っすか」というのを、なるべく言わないように心がけた。意識して「ですね」と言うようにしていた(女性/営業・販売/32歳)
・「とか」という言葉を「など」「や」に変えたりした(女性/営業・販売/28歳)
・一人称を「自分」「俺」などと言わず、「私」に(男性/総務・人事・事務/28歳)
・「~的な」とか、「なるほどですね」といった言葉はやめたほうがいいと思う(男性/公務員/29歳)
・「~的な」とよく言ってしまうので、それを言わないようにした(女性/総務・人事・事務/29歳)
・「~ですよねー」「~けどもー」と、語尾を伸ばしぎみなのを直そうとした。あまり直らなかったかもしれないけど(女性/総務・人事・事務/31歳)
・「てか」「つーか」「まじ」「超」「俺」「やばい」等はよく使っていたので、しばらくは封印していました(男性/その他/27歳)
・「なんか」(女性/総務・人事・事務/28歳)
・ら抜き言葉に注意した(女性/コンピュータ関連技術職/23歳)
・以前は文頭に「やっぱり~」という表現を付け加えて話していたが、良くないと指摘された(男性/研究・開発/32歳)
・若者言葉や省略語などは使わず、どの世代にも伝わる言葉に置き換えるようにした。辞書に載っているような正しい言葉を意識的に使うように努めました(男性/その他/26歳)
 

 学生言葉を脱出するために、工夫したこと

 
「特に何もしなかった」という人は、そろってアルバイトで接客業をしていたなど、日頃から社会人と触れ合う機会が多かった人たちです。そう、学生言葉から脱出するには、何はともあれ社会人と触れる機会を増やすこと。そのためには、身近にいる社会人を“練習”にしたり、セミナーなどに出かけたり、ネットで検索、電車のなかなどで耳をそばだてたり……など、いろいろな知恵が寄せられました。
 
・アルバイト先が接客業であったので、そこでの対応を意識して丁寧にやることで疑似面接練習とした(女性/その他/23歳)
・テレビのニュース番組でキャスター同士のやり取りを見て、自然に丁寧語が入るように慣らしていました(女性/その他/31歳)
・タメ語で話せるような仲の先輩や年上の知人などにも、敬語で話すように変え、習慣づけた(男性/コンピュータ関連以外の技術職/33歳)
・一般企業のOBである、教授などと会話したりするようにして、会社に入っても困らないように、敬語で話していました(女性/コンピュータ関連以外の技術職/31歳)
・学校で就職課の人に面接官の代わりをしてもらい、面接の時の言葉使いを正してもらった(男性/その他/24歳)
・社会人の話し方がわかるように、セミナーへたくさん参加しリスニングして話し方を覚えた(女性/その他/27歳)
・若者言葉を出さないように、目上の方と多く接するようにしました(女性/その他/28歳)
・若者言葉がついつい面接中に出てしまわないように、普段使いの自分の言葉について考えたりしました(男性/その他/35歳)
・就活サイトやYahoo知恵袋などで、就活での言葉遣いの失敗談を探して、参考までに読み漁っていた(女性/営業・販売/30歳)
・就職活動を始める前ぐらいから就職センターを活用し、面接時の言葉遣いを遅くまで練習した(男性/その他/27歳)
・親と練習したり友達と練習したり、常に尊敬語を意識して過ごした(女性/その他/25歳)
・正しい日本語を使いたいと思い、日本語についての本を読み勉強しました(女性/その他/23歳)
・電車での移動中など、社会人の話し方や電話の出方などを聞いて勉強した。ひとつひとつの言葉を丁寧にゆっくりと発するように心がけた(女性/総務・人事・事務/27歳)
・表情と言葉遣いを普段から気を付ける、社会人マナーを学ぶためセミナーなどに参加した(女性/その他/30歳)
・普段の生活で人にて会話する時にも言葉遣いに気を付けるように意識した(女性/営業・販売/25歳)
 

 言葉だけじゃない! 気をつけた「話し方」

 
尊敬語・丁寧語・謙譲語の使い方はもちろん、間延びした話し方や早口言葉をやめ、言いたいことを整理してハキハキ話す練習をしたという人も。
 
・その場のノリで発言をしたり、受け答えをしないように気を付けました(女性/その他/25歳)
・なるべくゆっくり話すようにした(女性/公務員/27歳)
・常に丁寧な言葉で、相手につたわりやすいよう、感情もこめながら(女性/その他/26歳)
・早口で話すのではなく、ゆっくり落ち着いて相手に伝わるように話すようにした(女性/その他/27歳)
・相づちを打つ際、しっかり、そうですよねと言えるように気をつけている。です、ますをしっかり付ける様にもなった(女性/その他/24歳)
・丁寧語だけでなく、尊敬語や謙譲語を意識して使うようになった(女性/総務・人事・事務/31歳)
・語尾のイントネーションを故意に上げる、若者に特有の癖は出さないように気を付けた(女性/公務員/30歳)
・話すときに語尾を伸ばさないように、そして言いたいことを端的に話すようにする(女性/その他/29歳)
・話すときは内容を一度頭に思い描きながら、話すようになりました(女性/研究・開発/27歳)
 
言葉づかいや口癖は、なかなかなおせるものではありません。話し方も、“友だちどうしの雑談”のようではNG。就活では、相手が何を聞きたいのか、それに対して要点を押さえてどう答えるかがポイントになってきます。日頃からの意識と練習が大切なのですね。
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年11月11日~2016年11月21日
対象:社会人1~2年目の男女 計名130名

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