• 2018.08.1611:30
  • 企業/業界研究

お菓子を含む食品メーカーの志望動機【内定をもらった先輩の例文あり】

子供のころから親しみのあるお菓子。おまけが欲しくて買い集めたり、大好きなお菓子を大人になったら大人買いするんだと思ったり……。誰しも、お菓子に関する何らかの思い出を持っているのではないでしょうか。就職を考えた時に馴染みの深い業界、大好きな業界に就職したいと思う人も多いようです。また、食は欠かせないものなので、食品業界は景気に左右されにくいという面もあり、食品メーカーやお菓子メーカーは就活生に人気の業界となっています。そんな食品メーカーから内定をもらえる志望動機は、どういったことに気をつけて書いたらよいでしょうか。考えてみましょう。
(※こちらの記事は、2016年3月24日に公開したものを更新しています。)

 

 「お菓子が好き」「○○が好き」は最低限

大好きなお菓子や大好きな食品、それを作っているからこのメーカーを志望したいという方もいらっしゃるかもしれません。それは、とっかかりとしては間違っていないと思います。好きを仕事にするのは、幸せなことですから。ただ、志望メーカーの製品が好き、は最低条件です。同じメーカーを志望している人のほとんどは、そのメーカーの作っている製品が好きなはず。あなたの好き、を周りの人の好きとは一味違うものにするために、つまり、採用相手に好きなんだという気持ちを伝えるためには、あなたの好きな気持ちを整理して熱意をわかってもらうしかありません。なぜ、好きなのでしょうか、どういう経験から好きになったのでしょうか。あなただけの好きの理由があるはずです。そのオンリーワンの部分を整理してください。

 
■チロルチョコの例
 
私は御社の商品への取り組みにとても興味を持っています。
 
元々チョコレートは好きだったのですが高校生のとき、友人から、私の大好きなペットの写真が入った
オリジナルパッケージのチョコレートをもらいました。
それこそがまさに御社の企画である「DECOチョコ」だったのです。
 
友人が私のことを考えてくれてプレゼントしてくれたチョコレートは、大げさではなくとてもおいしかったのが印象に残っています。
友人が資格を取得した際のお祝いには、お返しに自分でデザインしたイラストの「DECOチョコ」を送ったほどです。
 
また、チロルチョコはコンビニやスーパーなどで新商品を発見する楽しさや、
その価格の安さから老若男女問わず手に取りやすく「買いたい」と思わせる、
愛される魅力を持つ商品だと考えています。
 
消費者に「おいしい」という価値を提供するだけではなく、
「嬉しい」や「楽しい」などを共有できる小さな感動の提供を進めているチロルチョコという商品、
そしてその魅力を支えている御社の考え方に共感し、今回志望いたしました。

 

志望企業の商品名を出して、その商品とのエピソードを書くなら、他の企業ではなくてなぜその企業を志望するのかという理由に説得力が出ます。同時に、その企業の企業風土や企業理念といったものに対する共感も出すことができます。こういった経験がなくても、自分の大好きな商品があるなら、その商品にまつわる自分なりのエピソードを整理して、志望動機に織り込むことができます。大好きな商品を食べてみるだけでなく、パッケージもよく観察し、研究してみてください。あなたが好きな理由を客観的に訴求できるものを見つけることができるのではないでしょうか。

 

 就職後のビジョンを含めましょう

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