• 2018.08.1611:30
  • 企業/業界研究

総合商社内定者が伝える志望動機の秘訣

総合商社は、海外での資源・エネルギー開発から食品まで、ありとあらゆるものを扱う日本独自の業態だといいます。どんなものでも扱う対象にできる夢の広がる業界ですが、志望動機をまとめるとなると、悩んでしまいそうです。内定を獲得した先輩たちは、どのような志望動機をもっていたのでしょうか。見てみましょう。
(※こちらの記事は、2016年2月18日に公開したものを更新しています。)

 

 総合商社の志望動機に欠かせない3ポイント

「なぜその会社に入りたいのか、なぜその仕事がしたいのか、なぜその業界なのか」、志望動機はこれらのなぜに対する回答にあたるものです。業務内容に惹かれる、というのは最もまっとうな理由にあたりますが、総合商社の業務内容は多岐に渡ります。漠然としたものではなく具体的な業務を挙げ、総合商社に入ってこういうことがしたいから志望している、という理由をベースにしましょう。その上に、自分の経験や人となりを加え、志望している総合商社でどのような仕事がしたいのかというビジョンを述べてまとめます。

 
・自分が惹かれた総合商社の業務
・その業務に惹かれる理由、自分の経験やエピソードとともに
・その会社で何がしたいか、どのような活動をしたいかというビジョン。その裏付けとなる、志望企業の特徴も含めることができます

 

 内定した人たちの志望動機

志望動機に欠かせないポイントを押さえた上で、内定した人たちの志望動機を見てみました。総合商社でどのような仕事がしたいのかという点によって、5つに分けられそうです。
 
 
■新たなビジネス、新しいシステムを作り出す仕事がしたい
総合商社は、商品の仲介をするだけではなく、ネットワークを活かして新たな収益体系をつくる、ビジネスモデルメーカーの役割も担っています。その点に注目し、新たなマーケット、ビジネスを作っていきたいという意思を持っている人も多いようです。

 
「私は新たなビジネスを次々と生み出している点に魅力を感じました。部活で海外の大学生と国際交流する過程で、新たなシステムを作っていくという経験をすることができました。セミナーやOB訪問を通してお会いした方々が、それぞれに目標を持ってどのような仕事をしているのかを活き活きと語ってくださったので、御社が組織として社員を大切にしている風土を感じました。私も、自分が主体となり、周囲を巻き込みながら、新しいビジネスを作ることができる、そのビジネスが人々の生活や社会に影響を与え、また新たなビジネスを生む、そういう常に動き続ける仕事をしたいと思います。」

 
「総合商社が、あらゆる商材をその場その場で組み合わせて新たなビジネスモデルを提案し、不可能が可能になっていくという過程に、他の業種にはない魅力を感じました。現実に、インターンで働かせていただいた時に、社員の方々が、それぞれに目的意識を持ち、新たな挑戦をされているのを見ることができました。私も、総合商社というフィールドで、大きなビジネスを主導したい、新たな価値を創造する仕事にチャレンジしたいと願っています。」
 
 
■ものにこだわり、日本の地位向上に貢献したい
日本の優れた品質の「もの」を世界に売り込むことが、日本の存在感アップにつながる、母国に貢献したい、という思いを持つ人もいます。

 
「私は工学部で学び、日本のモノづくりの素晴らしさを感じています。作られたものが素晴らしいのは、それに携わる人々の真摯な姿勢に因る部分が大きいと思います。まだ、世界に魅力を伝えることのできていない企業が多くあると思うので、是非、この日本の技術を世界に発信したいと思い志望しました。御社の世界に対して価値あるビジネスを創造する姿勢は、私の願いとシンクロする部分があると感じています。」

 
「歴史的に日本のものを世界に広めてきた総合商社で働くことで、日本に貢献したいと思っています。OB訪問で会った社員の方々のお話から、自由闊達で働きやすいという印象を受けました。」
 
 
■世界をまたにかけて仕事がしたい

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