• 2016.01.0511:30
  • 企業/業界研究

就活人気職種の一つ! MRってどんな仕事?

就職を考え始めていろいろな業種を調べ始めると、今まで気が付かなかった職種に気づくことがありますよね。MRというのも、普段の生活ではそれほど身近な仕事ではなかったかもしれません。ドラマ「コウノドリ」はリアルな描写で医療現場を描いている作品でしたが、近年の医療ドラマではMRの活躍もよく目にするようになりました。ドラマ「ドクターズ3」では、滝沢沙織さんが演じるエスアイ製薬のMR渋谷翔子が、相良先生に情報を提供して病院乗っ取りを防ぎました。ドラマ「フラジャイル」でもMRの火箱直美が面白い役どころですよね。では現実には、MRはどんな仕事をしているのでしょうか。

 

 MRの仕事とは

MRは、英語のMedical Representativeの頭文字です。日本語にすると、医薬情報担当者。医療従事者等を訪問して、医薬品に関する情報を提供する仕事。医薬品の品質や安全性、有効性といった情報を提供するとともに、使用した際の状況や副作用に関して、医療従事者から情報を収集することもあります。

 
●MRはスペシャリスト
MRは、飲み薬や塗り薬だけでなく、点滴や注射で使う液剤も含めてあらゆる医薬品を扱います。新薬の売り込みも行います。医薬品の使い方次第で人命や健康を損なってしまう可能性もありますから、充分な専門知識が必要。また、医薬品の開発は日進月歩ですから、専門知識を日々新たにしていかなくてはなりません。MR認定試験に合格して得られるMR認定証が5年ごとに更新が必要というのも、MRの仕事を考えると当然のことかもしれません。

 
●MRは現場とメーカーの架け橋
MRは薬品の効果的な使用方法や効能といった情報を伝えることで、医療現場に貢献しています。新薬で、患者さんの症状が緩和されたり、病気が治ることも。投薬の仕方や組み合わせで、経済的な負担を抑えることもできるかもしれません。
MRは、情報を提供するだけではなく、医療現場から情報を得て会社にフィードバックすることも業務の一つ。他の薬との関連、患者さんの持病との関連、それらに伴う副作用、使い勝手や効果、といった情報を、医師や薬剤師といった現場の医療従事者から直接集めて、メーカーにフィードバックすることもあります。研究開発過程では見つからない副作用が発見されることもあり、そういった状況で情報をいち早く把握し、素早く行動することが必要な責任ある職種です。
 
 

 就活生になぜ人気?

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