• 2022.05.1910:00
  • 面接/筆記/ES対策

【例文あり】「コミュニケーション力」をアピールするための自己PRの作り方

就職活動の自己PRでは「コミュニケーション力」をアピールする学生が多くいます。

そのため、なかなか差がつかないアピールポイントともいえます。
また、コミュニケーション力の意味をはき違えていると、採用担当者の反応も悪くなってしまいます。

今回は「コミュニケーション力」をうまくアピールできない二つの理由を説明し、差がつく自己PRの注意点を解説していきます。

 

自己PRで差がつかない理由①

コミュニケーション力を用いた自己PRで差がつかない理由の1つとして、コミュニケーション力の理解が漠然としているからです。

ひとくちにコミュニケーション力といっても、さまざまな能力があります。

その中で、自分自身が具体的にどのような能力を有しているのか明確に伝えられなければ、差別化とならず、採用担当者には伝わりづらいです。

その反面、どこに長けているのかを強調できれば、仕事での再現性が高い自己PRができあがります。

さて、本題に入る前に、定義を見てみましょう。

【コミュニケーション】(大辞林より)
人間が互いに意思・感情・思考を伝達し合うこと。言語・文字その他視覚・聴覚に訴える身振り・表情・声などの手段によって行う。

類語:交流・ 意思疎通 ・相互理解・相互伝達

ここでのポイントは【一方的ではなく、情報を伝達し合う】ことです。

さらに大きく分類すると、以下の3つに分類できます
1)伝達力

論理的に説明する力。自分の思いや意図を的確に伝える力。
2)傾聴力

相手の意図や本音を引き出す力。
3)理解力

相手の潜在的な思考や意図、感情を適切に把握する力。

例えば、よく「話がわかりやすい」と言われる方は『伝達力』、「1を伝えたら10理解してくれる」と言われる方は『理解力』に長けていると言えるでしょう。

このようにご自身のコミュニケーション力について、もっと解像度を上げてみることで、採用担当者に伝わる自己PRとなり得ます。

ちなみに採用担当者に「コミュニケーション力とは何だと思うか」を聞いてみたところ、以下の意見が挙げられました。

・自分のことではなく、相手へ質問する姿勢があるか(男性/会社経営・役員/48歳)

・「コミュ力」とは、人の言ったことをきちんと理解でき、自分の言いたいことをきちんと伝えることができる力(男性/デザイン関係/43歳)

・難しいが、「相手の意見を取り入れ、相手を満足させつつ、いつのまにか自分の意見が通っている」そんな能力があれば頼もしい(男性/会社経営・役員/45歳)

・端的にいえば「空気を読む力」でしょうか。相手の求める答えを察知し、伝えることだと思います(女性/ソフトウェア/32歳)

必ず、自分が用意したエピソードが「一方的でないか」確認するようにしましょう。

引用元:「コミュ力」アピールはマイナスの可能性 採用担当者に聞いた「コミュ力」とは?

 自己PRで差がつかない理由②

自己PRで差がつかない2つ目の理由は、「企業が求めているコミュニケーション力」を把握していないということです。

学生が考える「コミュ力」は、「友だちが多い」や「話がうまい」となりますが、ビジネスに置き換えるとそれは全く違うものになります。

ご自身のコミュニケーション力がビジネスシーンでどのように応用できるのかアピールするためにも、「企業が必要とするコミュニケーション力」の解像度を上げる必要があります。

まず、一般的なビジネスシーンで求められるコミュニケーション力を見てみましょう。


・言動や態度によって相手を不快にしない力

・相手の真意や本質を汲み取り、的確な情報伝達を行う力

・報告、連絡、相談をこまめに行い、双方の認識の齟齬を起こさない力

・社内外の人と建設的に意見を交え、調整していく力

・真摯に、素直に、丁寧に相対する力

もちろん企業によって、この能力はさらに細分化されます。

例えば、不動産の用地仕入れ営業職。
これは町の不動産屋を次々と訪問し、土地の情報を仕入れ、買い付ける仕事です。

この仕事ではよく「年上に好かれる人」が向いていると言われます。

この言葉を分解していくと、「話題が豊富で、相手の興味に合わせた話ができる力」や「愛嬌があり初対面でも臆せずに懐に入っていける力」などが「求めるコミュニケーション力」となるのです。

このように企業が求めているコミュニケーション力を適切に理解することで、他者と差のつく自己PRとして打ち出すことができます。

 コミュニケーション力を使った自己PRの作り方

では、「コミュニケーション力」をアピールする自己PRの作り方を説明していきます。

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