• 2017.04.0308:00
  • 就活マナー

椅子の背もたれ、寄りかかったらダメ?【面接シーン気をつけたいことvol.1】

面接に臨む前、その対策を講じる就活生は多いでしょう。本番の面接では、志望動機や自己アピールなどという内容だけでなく、「面接官から腰掛けて良いと言われるまで座らない」といったマナーも大切です。
 
そこで今回JOBRASS編集部では、採用担当者106名に、面接時、椅子に腰掛ける時はどのくらいの深さで腰掛けていいものなのかをアンケート。背もたれまでの幅を基準にすると、背もたれにもたれるくらい深く? それとも拳一つ分くらいあけるのが正解? あるいは、もたれてもOK??
 
気になる結果はいかに? また採用担当者からは、面接時の姿勢について、「これはない」と思った例も聞き出しました。姿勢だけで一発NGになることもあるそうなので、就活生必読です。
 
【面接時、椅子に腰掛ける際の「深さ」について、以下のうち最も適切だと思うものを選んでください。】
・背もたれにもたれかかってよい 15.1%
・背もたれから数cm(指数本分)空ける 46.2%
・背もたれから10cm程度(拳一つ分)空ける 34.0%
・背もたれから10cm以上は空ける 4.7%

 

 
アンケートの結果、もっとも多かったのは「背もたれから数cm(指数本分)空ける」という回答でした。続いては「背もたれから10cm程度(拳一つ分)空ける」というもので、総合すると「背もたれから数cmから10cm程度空ける」のがベストだという採用担当者が全体の8割。目安は「拳一つ分」のようです。
 
ちなみに、「背もたれにもたれかかってよい」という回答も15.1%ありましたが、詳しく聞いてみると、あくまでも“程度問題”で、触れるか触れないか、といった程度。あるいは姿勢がよいことが前提で、完全にもたれかかり、足を投げ出すような格好なのは当然NGです。
 

 面接時の姿勢について、「これはない」と思った学生

 
■足を組む
 
・足を組む(女性/その他/44歳)
・足を組んで偉そうな姿勢をとった(男性/金融関係/36歳)
・足を組んで、ふんぞり返る(男性/公務員/46歳)
・足を組みかえる(男性/総務・人事・事務/45歳)
 
■足を開きすぎる
 
・座っている時、股を開いたままの学生(男性/営業・販売/45歳)
・時間がたつにつれて、足が開いてしまった女の子は残念でした(男性/総務・人事・事務/44歳)
・足を広げてそのあいだに両手をたらす(男性/営業・販売/48歳)
・思いっきり大股開き(男性/会社経営・役員/49歳)
 
■足を投げ出す
 
・浅く腰掛け足を投げ出していた(男性/その他/31歳)
・かかとを立て椅子の足にもたれ掛けるような形で座っている姿は、好ましくありませんでした(女性/公務員/30歳)
 
■猫背
 
・猫背で下を向く(女性/コンサルタント/41歳)
・猫背でだらっとした姿勢(男性/公務員/41歳)
・猫背の暗い感じ(女性/その他/32歳)
 
■腕組み
 
・ひじをつく、腕を組む。 頭にきてその場で帰ってもらった(男性/総務・人事・事務/40歳)
・腕組み(男性/コンピュータ関連以外の技術職/42歳)
 
■手を膝の上においていない
 
・机に手を置いていた(男性/出版・マスコミ関係/42歳)
・手を膝の上に置いているか(男性/営業・販売/49歳)
 
■目を合わせない、よそ見をする
 
・よそ見をしている(女性/その他/35歳)
・緊張のせいかもしれないが、面接官の目を見て話することができない学生(男性/広報・宣伝/43歳)
・面接官と目を合わせない(女性/コンサルタント/35歳)
・顔を上げない(女性/総務・人事・事務/40歳)
 
■貧乏ゆすり
 
・緊張からなのか、普段のクセか、わからないけれど、終始貧乏ゆすりをしている人がいた。クセの場合、本人に悪気はないと思うけれど、面接官に悪い印象を与えるため、他人を不快にさせる可能性のあるクセは、日ごろから周囲の人に注意をしてもらい、直しておいた方が自分のためになると思う(女性/その他/39歳)
・せわしげに体をゆする行為(男性/公務員/48歳)
 
■落ち着きがない
 
・腕がやたらと動く(男性/総務・人事・事務/43歳)
・落ち着きがない(男性/コンピュータ関連技術職/40歳)
・頭をかいてばかりいる(男性/公務員/36歳)
 
足や手をどう揃えているかというのは、どの採用担当者もチェックするポイントです。足は開きすぎないように常に意識を払い、手はひざの上に。また猫背や落ち着きのない行動、目を合わせないといった態度もマイナスです。
 
その他、「足が妙に内股になっているひと、多少はいいが」(男性/総務・人事・事務/42歳)「まっすぐに座っていない」(男性/その他/43歳)といった声もありました。面接時の姿勢で、真剣さがはかられます。思い当たるクセがある人は、日常生活からなおすことを意識して過ごしましょう。
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年2月10日~2017年2月17日
対象:企業の採用担当者 計106名

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