• 2017.10.0308:00
  • 就活入門

3分の2の採用担当者が経験有 「インターン中に見切りをつけた学生」

就活で大事な位置づけとされるインターンシップ。参加の有無がその企業からの内定に直結することはないといいますが、就活生にとってはその企業で働くことを体験でき、また自分をアピールする場であるのは事実です。ただその一方で、採用担当者側が“この学生は次に受けにきても選考を通さないだろうな……”と思う場合もあるのだとか。
 
そこで今回JOBRASS編集部では、採用担当者100名に対し、インターンシップ中に「この学生の採用はないな…」と見切りをつけた経験があるかどうかをアンケート。「ある」と答えた担当者には、どういうときに“見切りをつけた“のかを聞いてみました。
 
【インターンシップ中に「この学生の採用はないな…」と見切りをつけた経験はありますか?】
・あてはまる 27.0%
・まああてはまる 39.0%
・あまりあてはまらない 19.0%
・全くあてはまらない 15.0%

 

 
アンケートの結果、「あてはまる」「まああてはまる」の合計は66%。約3分の2の割合で、まあまあ多い印象……!? 採用担当者に、どういう場合に「この学生の採用はない」と思うのかを聞いてみたところ、大まかにいうと「態度が悪い」という声が圧倒的。
 
では、「態度が悪い」とは具体的にどういうことでしょうか?
 

 挨拶、言葉遣い

 
まずは、挨拶や言葉遣いがなっていない、というもの。社会人では必須のマナーです。
 
・挨拶ができない。質問に対してボソボソとした答え方しかせず、ハッキリと受け答えができない(男性/コンピュータ関連以外の技術職/41歳)
・挨拶ができない。元気がない。会話のキャッチボールができない(女性/営業・販売/26歳)
・敬語が使えない(男性/研究・開発/35歳)
・言葉遣いが悪い(男性/総務・人事・事務/41歳)
・話の聞き方がタメ口(男性/公務員/37歳)
 

 遅刻、身だしなみ

 
遅刻や身だしなみも基本中の基本ですね。清潔さも大切です。
 
・遅刻してくる、連絡もなく来ない(女性/その他/42歳)
・時間にルーズ(男性/会社経営・役員/36歳)
・身だしなみが出来てない(男性/コンピュータ関連以外の技術職/43歳)
・不潔(男性/公務員/30歳)
 

 積極性、やる気がない

 
続いて、働く意欲がみられないのはNG、という声も多く見られました。「面接の練習のつもりでも、与えられたところで前向きに、また一生懸命になれない人は、どこにいってもあまりステップアップできないと思います」(女性/その他/41歳)という見方も。
 
・やる気がない(女性/その他/32歳)
・積極性に欠ける(男性/総務・人事・事務/45歳)
・言われたことしかできない(男性/営業・販売/48歳)
・自分で学ぼうとせず、なんでも質問。遅刻ばかり。言い訳のみ達者(女性/デザイン関係/36歳)
・無気力かつ面接の練習としてきている学生(男性/総務・人事・事務/42歳)
・何をしに来たのか、わからない。真摯さが伝わらなかった(男性/その他/46歳)
 

 話を聞いていない、ハキハキしていない、コミュニケーション能力が低そう

 
人が話しているときに無関心だったり、声が小さかったり、また言われたことを覚えていなかったりということも、「やる気がない」という判断につながります。
 
・話を聞いていない、約束を守れない(男性/その他/40歳)
・コミュニケーション力が極端に低い(男性/その他/46歳)
・おどおどして自分がない学生(男性/公務員/48歳)
・はきはきしていない(男性/金融関係/47歳)
・目線が合わない(女性/その他/33歳)
 

 スマホ見過ぎ

 
いつでもどこでもスマホ、という態度も、気が散りやすそうな印象や、相手に失礼な印象を与えます。
 
・何かあればすぐにスマホを触ろうとする(男性/コンピュータ関連以外の技術職/41歳)
・話を聞いているときにスマホをいじり始めて遊んでいる(男性/総務・人事・事務/38歳)
・仕事中のプライベートなスマホ(女性/その他/32歳)
 

 自己中心的な態度

 
その他、自分のことばかりを考える態度は目に余る、という報告も散見されました。
 
・第一声が、「給料いくらですか?」第二声が「ホントに残業はこれだけですか?」だった(男性/コンピュータ関連技術職/33歳)
・内定欲しいアピールがひどすぎる。社員に名刺を貰おうとしたり、意味不明な行動が目立つ(女性/総務・人事・事務/41歳)
・気分屋な学生(男性/営業・販売/40歳)
 
まだ学生といえど、就活生なら社会人マナーは身につけておかなくてはいけません。またインターンシップは、学生がそもそもその企業で働いてみたいという意欲をもっている前提であることから、遅刻や就業態度が悪いと、担当者にしてみれば「何しに来たの?」と思ってしまうもの。やる気がないのにインターンシップに参加するのは、他に参加したかった人にも失礼! もしその企業が“本命”でなくても、その企業の内部に一瞬でも入り込めるのはなかなかない機会です。得られたチャンスは、全力でモノにするくらいの気持ちで臨みましょう。
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年8月16日~2017年8月23日
対象:企業の採用担当者 計100名

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