- Profile
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氏名:西川 拓喜
職種:ソフトウェア開発エンジニア
入社:2021年4月
部署:業務本部(浜松営業所)
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電気通信大学情報理工学部を卒業後、2021年4月、株式会社ジェイテックに入社。研修を経て、5月に社内のクラウド推進室に配属される。2022年3月より、メーカーのソフトウェア開発部門に配属され、WEBアプリ開発に従事している。
What I do -こんな仕事をしています- プログラミングで大切になる学生とは異なる意識。
今月からエンジニアとして、浜松に本社がある有名なメーカーに配属されてWEBアプリの開発に携わっています。とはいえ、機材を受け取りにいった初日以外は東京の自宅から99%テレワークです。業務としては、簡単なバグ修正や仕様変更を任されつつ、並行してすでにあるアプリがどのように作られているのかを勉強している段階です。
高校生のときにドラマでパソコンを使って働く人を見て、「カッコいい」と思い、情報系の大学に入りました。ところが入学してみると、同じ情報系でも統計のほうに興味を持つようになりました。プログラミング初心者だったので、難しいと感じてすぐに挫折したんです。けれど、卒業研究でどうしてもプログラミングをしてアプリを作らないといけない状況になって、がんばってやってみたら、意外に面白くて(笑)。就職活動ではIT企業をめざすようになりました。一度挫折した経験があったので、自分は何も知らない存在だと自覚して、教育に力を入れているジェイテックに入社を決めました。
仕事をしていて、大学の勉強をちゃんとやっておけばよかったと感じることはよくありますね。「これ、授業で言っていたかもしれないな」って(笑)。一方で、大学側に対しても、「プログラミング界の一般常識を教えてくれればよかったのに」と思います。大学でのプログラミングは、基本的には要件を満たして動けばいいんですよ。でも、仕事としてプログラミングをするときには、必ず自分が書いたものを他人が見るので、他人が読んでわかるように書かなければいけないんです。多くのプログラマーは『リーダブルコード』という本を持っていて、みんなが読めるように規則に従って書くんですね。学生のときはそれを知らずに、自分が思ったとおりに動けばよいと思って作っていたので、働きはじめた直後はギャップを感じました。
My work -先輩たちの働く姿- ネットで調べられないからこそ、難しい。
僕は新しい言語を勉強することは簡単だと思っているんですよ。わからないことは、ネットで調べれば全部出てくるので。ところが、すでに誰かが作ったプログラムのバグを修正したり、作り変えたりするのは、その内容を読解しないといけないのですごく大変です。ちゃんと説明の文章が用意されていればよいですけど、大抵はされてないですし、社内で作られたものなので知りたいことはネットにはどこにも書かれていません。自分で調べて理解できる範疇をこえているときは、知っている人に聞くしかないので本当に大変です。 逆に社会人になってうれしかったのは、働いてお金をもらえたことですね。憧れていたバーに一人で通えるようになりましたし、初任給をもらったときは一人でいい肉を買って食べました(笑)。学生のときは一番安い鶏むね肉しか買わなかったですから(笑)。学生時代もアルバイトはしていましたが、額面が違いますし、学費は親に出してもらっていたので。一人暮らしということもあって、はじめて給料をもらったときは「自分が働いたお金で、自立した生活が始まったな」という感覚がありました。
People and culture -働きやすい職場- 全く不自由さを感じない、99%在宅勤務という働き方。
最初に配属されたクラウド推進室にいた頃、資格をたくさん取らせてもらったこともうれしかったですね。学生のときは資格なんて面倒くさいと思って何もやってこなかったのですが、いざ必要になってやってみたら、面白いなって(笑)。自分で勉強をして合格を勝ち取る達成感がすごく好きです。給料をもらいながら仕事中に勉強をして、会社に全額払ってもらって資格を取ったので、若干申し訳ない気持ちです(笑)。本当にありがたいなと思っています。 働き方という点でいうと、今は99%在宅勤務ですが、クラウド推進室にいたときは普通に出社していたので、最初は感覚がおかしくなりました。「働く場」と「休む場」の区別がつかないので。でも、プログラミングの仕事自体はすべてリモートでできるので、まったく不自由はしていません。在宅勤務の一番の良さは、「通勤がないこと」だと思います。他に使える時間が増えるというのが大きいですね。一方、出勤することの良さは、「雑談を気軽にできるところ」です。個人的には両方がバランスよくある状態が健全なのかなと思います。最近、オンライン上で雑談の場を設けようという動きもあるみたいなので、実現したらうれしいですね。
Growth and development -成長を実感したい- もっと包括的に知識を身につけていきたい。
1年が経過して、入社当時と比べて成長したと感じるのは、「相手に伝えるときに、できるだけわかりやすく」という意識を持つようになったことです。プログラミングに関わらず、文章を作成するときには、この意識が一番大事なことだと思っています。クラウド推進室にいたときの上司に細かく言われたことがきっかけです。学生時代のノートは本当に雑で、自分が理解できればいいだろうと思っていたためか、相手に伝えるという書式が身についてなくて。上司に指摘されて、私自身もすごく納得しました。相手がどう思うかを常に意識するようになったことが、この1年で最も成長した点かもしれません。 プログラミングをしているときに、わかりづらくなることは自覚しつつ、こういうふうにしか書けないでしょと感じる場面がよくあるんです。でも、知識や経験がある方は、それをうまく解決するんですよね。今後の目標としては、私もそういう人になりたいと思っています。仕様の深みまで知っているかどうかが差を生むのですが、それって一般的ではないので知らなくてよいことだったりもするんです。プログラミングの世界では、わからないことを放置しておいても問題ないときも多いのですが、私としては最低限のことだけでなく、もっと包括的に知識を身につけていきたいと思っています。