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氏名:菊地 祐太
入社:2015年4月
部署:業務本部 名古屋営業所 所長
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大学卒業後、2015年4月、株式会社ジェイテックに総合職として入社。本社研修を経て横浜営業所(現・東京営業所)に営業として配属される。2015年11月、出身地である大阪営業所に転勤。その活躍を認められて主任に昇格後、2020年7月より名古屋営業所に所長として赴任する。
大変さもある反面、喜びも2倍になる。
大阪で5年ほど営業として勤務した後、2020年7月から名古屋営業所で所長を務めています。プレイングマネージャーとして、営業をやりながら所長としての業務もこなしている形です。私たちにとっての商材となるのは、モノではなく技術者そのもの。弊社の社員である技術者を取引先のメーカー各社に対してご提案、マッチングしていきます。技術者は派遣先であるメーカーで就業することになるので、その方々の労務管理やフォローも営業の仕事です。これらの基本業務にプラスして、新たな人材を採用するための中途採用の補助のほか、部署の責任者として部下である新卒社員の教育・指導、部署の予算管理といったマネジメント業務も行なっています。
この仕事の大変さは、モノを売る営業とは違って、意思を持った方々を相手にしているからこそ一筋縄ではいかないところです。「仕事内容は気に入っているけれども、人間関係が合わない人がいるから今の職場は嫌だ」とか、「家から近ければ仕事ができるけれど、そこまでは通えない」など、就業先を決めるときには一人ひとりの方の要望や家庭の事情までを考慮しなければなりません。私の場合は、その方の要望されている内容をまずは一通り聞くことにしています。とはいえ、すべての要望に対して「YES」と言うわけではありません。こちらがやってほしいことも、理由を含めてすべて伝えさせていただきます。「この要望は聞くけれど、こちらの要望については我慢してほしい」というように、お互いが納得のできる形で妥協していくことが大切だと思っています。
大変なことも多いですけれど、そのぶんだけ喜びも2倍になるんです。というのはモノを売る営業であれば喜ぶのは取引先だけですが、この仕事では就業することになる技術者の方々にも喜んでもらえるので。関わった技術者の方から「菊地さんのおかげで今がある」「よい環境に行かせてくれてありがとう」といったお礼の言葉をもらえるのはうれしいですし、大きなモチベーションになりますね。一人ひとりの人生に関わる仕事という意味でも大変な反面、やりがいは大きいです。
良いことも悪いことも話してくれたからこそ、生まれた信頼。
大学では経済学部経済学科を専攻し、ゼミでは行動経済学について勉強していました。就職活動をはじめたときに一番にこだわったのは、営業という職種です。業界には特にこだわっていたわけではありません。人と話すことが好きで、コミュニケーションを取ることが苦ではなかったので、それが商売になってお金がもらえるなら一番いいなと考えて営業職に絞って就活をしていました。 ジェイテックに入社を決めたのは、はじめて出会った人材業界が当社だったということもあるかもしれませんが、当時の人事担当者の方を信頼できたことが大きかったと思います。会社の良いことだけでなく、悪いこともすべて話してくれたんですね。良いことばかり言ってくる人って、逆に疑いたくなるじゃないですか。その方はこちらから聞くまでもなく、「こういう点がダメだから直していきたいんだよね」と話してくれたので信頼できましたし、私自身も完璧を求めていたわけではないので、「一緒に直していきたい」と考えて入社を決めました。
長い時間を一緒に過ごすからこそ、社員同士の仲の良さが大切。
実際に入社してみると、想像していたよりもひどかったなと感じることもありましたが(笑)、団結力があって、社員同士の仲が良いところは入社前との良い意味でのギャップでした。愚痴もみんなで言い合えますしね(笑)。親睦を目的としたスポーツなどのイベントを部署で開催するときも、申請すれば会社が予算を出してくれるんですよ。こうしたイベントができるのも、社員の仲が良いからこそですし。職場は長い時間を過ごす場所でもあるので、人間関係の良い人たちと一緒に働ける環境があるというのは、ジェイテックの好きなところです。風通しの良い社風は、この会社規模だからこその魅力といえるかもしれません。 本人がそれを望むかどうかにもよりますが、ジェイテックでは若い社員でも上のポジションに上がっていけるチャンスがあります。私は以前から希望していて、アピールもしていましたね。というのは、人の人生に関わる仕事なのでポジションが上がることで私自身の責任感も強くなりますし、役職についているほうがお客様からの信頼度も上がるからです。そのぶんプレッシャーも大きくなりますが、私は何もない環境よりもチャレンジできる環境のほうが面白いと思っています。 ジェイテックの働きやすさは、働き方に関して個人の裁量に任せてもらえることも大きいです。有給休暇も取ろうと思えば取れますし、他社の営業職に比べて残業も少ないほうですね。私たちの会社の場合、派遣される技術者の方々が利益を上げて、その一部が我々のお給料に使われるという形になるので、できるだけ定時内で効率的に働こうという考え方が会社に根づいているからだと思います。
めざすのは、上司らしくない上司。
私自身の成長を感じるのは、所長になったことで部下ができたことが大きいですね。これまでに後輩はいても、明確に部下を持つというのは初めての経験ですし、後輩と違ってその部下の責任までを自分が担うことになります。今まで以上に良い緊張感を持ちながら職務にあたれていると思います。 私としては、上司らしくない上司をめざしたいです。指摘すべきことはきちんと指摘しても、人間関係としては友達くらいの感覚で仲良くやるほうが仕事の効率も上がると思っています。部下となる新卒社員と私たちとでは年代が違いますから、自分たちの入社時のことをスタンダードと考えるのではなく、フラットな姿勢で接することを心がけています。「今の若者は」という言葉は私自身も嫌いですし、常識にとらわれずに柔軟な対応をしたいですね。その上で間違っていることは間違っている、正しいことは正しいと判断できるように自分の意識も変えていきたいです。 部下を持ったことで、私自身の視野もさらに広がったと思います。これまでは目上の人に対しての知見を広げていくことが多かったですが、それを若い年代層に対しても広げられるようになりました。せっかく部下を持たせていただいたので、今後の目標としては、部下が役職につくまでサポートしながら引っぱり上げていけたらと思っています。