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氏名:宮下 秀雄
職種:調査分析担当
入社:2011年4月
部署:業務システム改革部
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千葉大学工学部を卒業後、同大学院で建築都市科学を専攻。2011年4月、西松屋チェーンに入社。兵庫県の新たつの店にて1年間店長アシスタントを、尼崎西長洲店にて半年間店長を務める。その後、業務システム改革部に異動。他部署と連携しながら、データ分析や実験準備、店舗巡回にあたっている。
What I do‐こんな仕事をしています‐ 前例のない中、試行錯誤をし、新たな取り組みにも挑んでいます。
他部署と連携し、店舗等で施策の効果検証を行い、データ分析を通して業務の最適化を図るのが私の仕事です。大学院を卒業後、商品開発に力を入れている点に魅力を感じ、入社しました。店舗を経験し配属されたのは、当時設置されて間もなかった業務システム改革部。学生時代に研究していた省エネに関する仕事をするとは聞いていましたが、正直、最初は「何ができるのかな?」という印象でした。まず取りかかったのは、店舗の照明や空調など、設備面の改善。前例がない中、上司やメーカー出身の技術者と連携し、学生時代の実験の知識を応用しながら、快適性と省エネの両立を目指しました。この経験で得た実験・データ分析の知識が軸となり、現在はパート・アルバイトに関する求人媒体の選定や商品本部の施策全般の最適化にも取り組んでいます。業務システム改革部の一員として、他部署の意見を吸い上げながら、実践につながるデータの提示をおこなうよう努めています。
People and culture‐働きやすい職場‐ 実店舗を使って効果検証ができる。これが製造小売業の強みです。
データの分析を通してさまざまなシステムの最適化に努めているのは、会社として、削減した予算を商品開発に充てるためでもあります。分析対象は幅広く、照明や空調などの省エネ化に加え、求人媒体の選定と、商品本部の売上対策などの施策全般に取り組んでいます。業務はデータの分析がメインですが、時には店舗を巡回し、商品本部と連携しておこなっている検証法のフローがきちんと実行されているかを確認します。例えば在庫を多くしてみたり、極端に少なくしてみたりと、店舗毎に条件を変えて効果検証ができるのは、実店舗を持つ西松屋ならではの強みです。具体的な数字を確認することで、適切かどうかわからないまま進めるよりもしっくり来ますし、予想通りの結果が出たときには、とてもやりがいを感じます。 また私自身は、仕事をする上で、ミスリードと言いますか、分析結果を誤って認識しないように心がけています。例えば、価格を変更した商品の売上が伸びた際には、価格以外に何か影響した事象がないかを、徹底して分析しています。また今後は、各部署様々な方法で実施されている実験やその検証について、より適切な判断材料とする為に最適化をしていきたいです。そしてより一層、改善提案のデータの信頼性を高めていければと思います。
People and culture‐働きやすい職場‐ 入社の決め手は人事の方の印象!西松屋には、魅力的なスタッフがそろっています。
実は、西松屋に入社を決めた理由のひとつが、当時の人事の方の印象でした。とても親身になって話を聞いてくださる方で、会社にも好印象を持ったのを覚えています。また調査分析課の上司も、行動力のあるとても魅力的な方です。当課での仕事は、商品開発など、専門性の高いスタッフへ向けた提案もおこなうので、コミュニケーション力はもちろん、渉外力も必要になってきます。上司とは一緒に仕事をして2、3年になりますが、どんどん切り込んでいく行動力にいつも圧倒されます。相手の話を聞き、こまめにメモを取るなど、できるところから真似をして仕事の姿勢を自分にも取り込んでいます。 人事の方の最初の印象どおり、西松屋にはコミュニケーション能力の高い社員が多いと感じます。私自身も、個人よりもチームワークで仕事をするほうが性に合っています。全員が、入社後にまず店舗運営を経験することが、対人スキルの向上につながっているのだと思います。新入社員時代の店長は、自分より知識も経験も豊富なパートさんに囲まれて仕事をしますから。そういった意味では、専門知識を持つ方ばかりの他部署に切り込んでいく、今の状況と似ているかもしれないですね。
People and culture‐働きやすい職場‐ 店舗経験から学んだ『観察・分析・判断』は、今の業務にも生かされています。
西松屋では、入社後の研修で『観察・分析・判断』という考え方を学びます。これは、問題点や問題数値を発見し(観察)、その原因の追究と事実確認を行い(分析)、改善案や改革案を考え制度化する(判断)ことで科学的かつ論理的に業務改善を進める手順です。私も店長をしていた頃は、商品本部に向けて、この手法を使って自分なりに考察したベビーカーの展示方法や色味に関する改善提案のレポートを提出していました。実現はされませんでしたが、考える習慣をつけるという意味では良い経験だったと思います。またこの『観察・分析・判断』は、今の調査分析の仕事にも生かされています。 理系出身の方にとって、小売業という業種は、もしかすると少し足を踏み入れにくいかもしれません。しかし、さまざまな部署を経験できる当社なら、活躍できるフィールドはきっと見つかると思います。実際、私自身も、学生時代に研究していた照明や空調の快適性といった環境工学の知識を生かすことができています。