- Profile
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氏名:神田 康平
職種:スーパーインテンデント 店長
入社:2015年4月
部署:店舗運営本部
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2015年、立命館大学生命科学部卒。同年、株式会社西松屋チェーン入社。京都府の伏見横大路店に配属され3ヶ月間店長アシスタントを務めた後、福知山店に店長として異動。翌年、沖縄県糸満市に新店オープンのため店長として赴任。その後、高知県高知市で新店オープンを担当し、2017年9月より兵庫県加古川市で2店舗の店長を兼任する。
What I do ‐こんな仕事をしています‐ さまざまな店舗を経て、2店舗の運営に携わっています。
入社後は、地元・京都の店舗でのアシスタント社員を経て、京都の別の店舗で丸1年店長を務めました。その後、新店オープンで沖縄県糸満市に赴任。ここでも約1年店長を務めた後、高知でも新店の立ち上げから店長を務めました。さまざまな店舗を経験し、現在、加古川別府店と加古川北在家店の2店舗で店長を務めています。基本的にどの店舗においても社員は店長1人だけなので、店舗のすべての業務を1人で管理しなければいけません。商品をどこに陳列するか、売り場をこんな風に変えてほしいといった本部から送られてくる指示事項に基づいてパート従業員に作業を割り当てていき、進捗管理を行います。パート従業員の教育、シフト調整も店長の仕事です。パート従業員がマニュアル通りに作業ができているか管理するだけでなく、改善案や改革案を提案し全社的な効率化にも取り組みます。担当する2店舗に交互に入って事務作業をするほか、パート従業員と一緒に売り場づくりや、荷出し、レジに入ることもあります。
My choice ‐この会社を選んだ理由‐ 理系が活躍できる幅広いフィールドと数字に基づく経営に、小売業のイメージが変わった。
大学の研究室で学んでいたことに近い食品系のメーカーで開発の仕事ができたらと思い、就活をスタート。就職先がなかなか決まらない時に、研究室の友人に「西松屋がチェーン店の中でもおもしろいことをやっていて、いま成長してるよ」って教えてもらったんです。ただ最初は正直、興味がなくて。小売業は、無理・無駄・ムラが多く、成長性があまりない業界と思い込んでいたんです。自身のアルバイト経験でもけっこうきつかった思い出があって、小売業を仕事にするというイメージができませんでした。ですが、たまたま別の会社の面接が午前中にあり、午後から西松屋の説明会があったので参加してみて、そこで初めて興味を持ちました。採用担当の方の話を聞き、自社で商品開発をしているとか、数字を元に経営をしているとか、根性論ではなく合理的な経営方針と社風に、理系だった私は関心を持ちました。それが、入社のきっかけです。
My work ‐先輩たちの働く姿‐ 一人ひとりの力を引き出し、パート従業員だけで店舗が回る状態が理想。
店長の私がいなくても、パート従業員だけで店舗が回るような作業の割り当てができているとき、また、その状態を作ることができた時にやりがいを感じます。 店舗の業務は標準化されていますが、キッチリ書面で作業を割り当てる店長や、パート従業員とのコミュニケーションに重きを置いて自発的に動いてもらうのを待つ店長など、やはり人によってそれぞれにやり方があります。私も自分なりのやり方を見つけるまでは大変でした。沖縄での店長を経験してからは、おおらかにやっていく方が自分には合っているかなということ。パート従業員が何も考えずに作業できるのが一番いいのですが、もし間違っていても後でコミュニケーションを取りながら指導できるような進め方が、私には合っていると思っています。 今後は、3店舗、4店舗と担当の店舗を増やしてみたいですね。担当する店舗が増えれば、よりやりがいも大きくなるのかなと思います。また、当社の社員にはジョブローテーションがあるので、一番興味がある商品開発に挑戦し、ベビーフードの市場でシェアを取っていけるようなPBの開発に携わっていきたいという思いもあります。
Growth and development ‐仕事を通じて成長したこと‐ パート従業員の成長が自分の成長と結果につながる。
新店オープンで赴任した沖縄の店舗は、ビーチまで2~3キロという立地で、いい思い出ばかりなのですが、新店を立ち上げるのは初めてだったので最初は不安でした。既存店では新たに採用した1人に教えることはあっても、パートさん全員を同時に教えることはあまりありませんでした。ですから沖縄の新店では最初の1~2週間、上長にあたる地区長が応援に来てくれたり、オープン担当のタスクフォースが資材等の準備をしてくれたので、教育に専念することができ、ずいぶん助けられました。また、現地採用のパート従業員にも助けられましたね。全国に比べて出生率が高い沖縄では、1人のお母さんが4~5人のお子さんを連れて来店されるのをよく目にしました。お子さんが多いことと、その分、売り場が乱れやすいことに少し驚いたのですが、パート従業員が「あれくらい普通さ~」と言ってくれて、肩の力が抜けました。また、中国・韓国からのお客さまが多かったり、交通手段が少ないため「タクシーを呼んでほしい」といった要望があるのも、沖縄ならではかもしれません。 パート従業員へは、基本的にどんな作業でも「ありがとうございます」と言うようにしています。具体的にほめて、気持ちよく仕事をしてもらえるように心がけています。作業の割り当てができるということは、その作業をパート従業員に任せられるように教育ができているということ。一番難しいのは人への教育の部分だと思うので、沖縄の新店がまわり出したときは、うれしかったですね。その次に担当した高知での新店オープンがスムースにいったと思えるのは、沖縄での経験があったから。入社当初は、パート従業員がちゃんと作業をできているかどうかの判断もつきませんでしたが、パート従業員に助けられたことも含めてたくさんの店舗での経験が、自身の成長につながっていると思います。 最近の小売業は、文系・理系を問わず活躍ができる、まだまだ伸びていく業界だと思います。私自身がそうだったので、理系だから製造業とかIT関連とか固定観念にとらわれ過ぎずに、色々な業種の説明会に行ってみたら、きっといい出会いがあると思いますよ。