華やかなイメージがあり、子どものころから親しんできたテレビに関する業界。就職先としても人気が高く、いわゆる「記念受験」として採用試験を受ける学生も多いです。しかしテレビ業界の仕事は、一般的に時間が不規則な激務といわれます。本気でテレビ業界への就職を考える場合、それなりの覚悟と準備が必要といえます。ここでは、テレビ業界を志望する人がとるべき5つの対策をご紹介します。
テレビ業界で存在感があるのは、何といってもテレビ局。まずはテレビ局の概要を押さえましょう。
<テレビ局の種類>
テレビ局には大きく分けて2つあります。一つは受信料を徴収するNHK(日本放送協会)、もう一つは広告収入を経営基盤とする民放です。民放には東京を拠点とするキー局と地方にあるローカル局があり、ローカル局の多くはキー局の「系列」に入っています。
ローカル局では自局で制作した番組のほか、系列キー局の制作した番組も放送します。ただし、ローカル局の中には系列に属さない独立系のテレビ局もあり、独自に制作した番組を放送しています。NHKと民放の他には挙げられるのが、放送衛星を使用するBS放送、通信衛星を使用するCS放送、回線ケーブルを各家庭に引き込んで番組を配信するケーブルテレビ(CATV)などです。
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