• 2015.12.0108:00
  • 面接/筆記/ES対策

【例文あり】就活で「誠実さ」しか強みが思い浮かばない時の対処法

就職活動を始めると、まず必要になるのがエントリーシート。そして履歴書、面接と進んでいくのが、採用選考のオーソドックスなパターンです。そんな就職活動に共通して言えることは、履歴書や面接でほとんどの場合に自己PRを求められたり、自分の強みや長所・短所について質問されたりすることが多いという点。

 
「自分の強みはどのようなことだと思いますか?」
「あなたのセールスポイントは?」
「あなたの長所を教えて下さい。」

 
などと問われた場合、いったいどんな回答をするでしょうか。就活においては自己分析を行い、自身の強み、長所・短所を再認識しているはず。そんな中、強みとしてよく回答に登場するのが「誠実さ」です。

 

 “誠実”を強みのキーワードにしたい!

取りたてて「これには自信がある!」ということが思い浮かばない場合、どうしても多くの学生が同じような言葉を述べる傾向にあります。中でも多いのが、「粘り強さ」「誠実さ」「コミュニケーション力の高さ」など。確かに相手に良い印象を持たれそうですし、これらの裏付けとなる経験も、アルバイトやサークルなど機会が多いでしょう。

 
しかし本当に、この回答は面接官にとって魅力的に思えるのでしょうか。実際、たった1度や2度会った人が自ら述べる「誠実です」という言葉を、「なるほど、それは素晴らしい」と感じることがあるのか。そう考えると、少々疑問に感じる方は多いはずです。

 
誠実という言葉は、「他人や仕事に対して、真面目で真心がこもっていること」を表します。しかし仕事において真面目であることは、社会人として当然といえるかもしれません。そのため「強み=誠実さ」だけでは、「ありきたりだ」などと感じられてしまう可能性があります。就活戦線で勝ち残るためには、どうしても不安が残ってしまうことでしょう。

 
就活では一定の期間仕事を一緒にしたり、プライベートで付き合いを持ったりすることはできません。あくまでエントリーシートや履歴書などの書面、あるいは面接での質疑応答だけで、人柄を判断されてしまいます。インターンシップなら多少同じ時間を共有できますが、誠実であると判断してもらえるかは微妙なところでしょう。

 
また、誠実であることは、確かに人として素晴らしいことではありますが、企業から見た場合、それが利益に繋がるとはイメージしにくいものです。企業は営利を目的とした組織ですから、どうしても自社に利益をもたらす学生を採用したいと考えています。誠実で人柄が良くても、それが直接企業に貢献できるアピールでなければ、企業にとっては意味がありません。
 

 “誠実さ”にプラス・マイナスしてみよう!

では「誠実さ」しか強みが思いつかない場合、どうすれば良いのか……。ここで少し発想の転換をしてみましょう。ただ「誠実さ」だけを強調するのではなく、もう一つ、あるいは二つキーワードをプラスしてみるのです。あるいは自分にとってマイナスな面を「誠実さ」に結びつけてみることで、マイナス部分をプラスに転換できるかもしれません。
 
具体的に加えたいキーワードとしては、

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