• 2016.10.3111:30
  • 面接/筆記/ES対策

面接で自分を動物や物に例えると? と聞かれたときの意図と回答例

面接の時の質問で「あなたを◯◯に例えると何ですか? またその理由も教えて下さい。」という質問をされることがあります。通常であれば「あなたの長所を教えて下さい」であったり、「自己PRをお願いします」というような質問や問いかけが多いので、急に上記のような質問が飛んで来ると就活生の皆さんの中には戸惑う人も多いかと思います。そもそも何を目的にこのような質問をしているのかが分かりにくいということが理由かもしれません。今回は「自分を◯◯に例えると? 」と聞かれた時の採用担当者側の質問の意図や、その時の考え方、または回答例なども交えながらお伝えしていきたいと思います。

 

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 採用担当者の苦肉の策?

「自分を◯◯に例えると? 」といったパターンの質問は、一見得体のしれない質問に感じる方も多いと思いますし、もっと率直に言えば「こんな質問して意味があるのかな? 」と思うはずです。(私も初めはそう思いました。)考え方として、このような類の質問が来た時は、自己分析を問う質問の変化形(別バージョン)の質問だと思っておくと良いと思います。その理由ですが、採用担当者は面接の度に自己分析にまつわる質問をします。

 

その度に学生側から定型文のような内容の回答や、シューカツ本に書かれたような内容の回答をされます。人によっては暗記をしているのかなと思うような話し方であったりするため、採用担当者からすると何が本当の本人の言葉なのかがわからないのです。本音が見えづらいことや、学生の素の話し方や、素の考えが見えないと苦慮しているケースを多く耳にします。そこで少しでも普段通りの状態に戻して、素のままのやりとりをしたいと考えた結果、通常のスタンダードな質問を少々アレンジして、変化させた質問を投げかけているのではないかと思います。

 

 何を知ろうとしているのか?

採用担当者によって様々な視点や意図を持っているとは思いますが、下記のようなパターンが多いのでは無いかなと思います。

 

・「本音」を探ろうとしている

何よりとっさに出される質問ですので、本人が予め用意しにくく、即興的に答えなければならないことで、少しでも本音に近い発言を誘導したいと考えています。

 

・「アイデア力」を見たいと考えている

あなたを家電に例えると何ですか? というように、「あなたと家電」という一見関係無いもの同士をどのように繋げて話すのかというアイデアを知りたがっています。

 

・「着眼点」を見たいと考えている

先ほどの家電で言えば、どのような家電をチョイスして話すのか? その家電の特徴はどの様に認識していて、何をピックアップして話題につなげるのか? などは千差万別です。意表をつくような面白い着眼点の人もあれば、誰もが納得するような所に着眼する人もいると思います。

 

正解は無いのでどの答えをしたから正しいとか、間違っているということを変に考えすぎると萎縮してしまいます。自分で決めた着眼点については堂々と話すことをお勧めします。

 

・会話の「瞬発力」を見たいと考えている

社会に出た後に様々な方と話す機会がある中で、会話はとても大事なコミュニケーション手段になります。その会話をいかに潤滑に進めることが出来るか? またはとっさに出て来た会話に対してすぐに反応して、自分なりの意見や答えを相手に話すことが出来るかという点も採用担当者は見たがっている場合があります。特に営業や販売のお仕事などで募集をしている場合はそのコミュニケーション能力が顧客との関係に最も影響するため注目しています。

 

※ただし「瞬発力」については、あるに越したことは無いですが、全ての人が持ちあわせている能力ではありません。瞬発力に自信が無い人は、焦らずにその他の部分で準備すれば良いと思います。

 

 自己分析をした「量」と「内容の濃さ」が反映されやすい

前述のように、採用担当者としては学生が用意していないことを質問して、出来るだけ素の回答を貰いたいと考えていますから、学生側からするとどうしても「即興で答える」要素が高まります。そうなると一番大事になってくることは、いかに「自己分析を充分に行っているか? 」ということが説得力に影響してくると思います。自己分析に時間をかけて行った人、様々な角度から丁寧に研究した人、分析内容をしっかり把握している人(意外にできていないケースが目立ちます。)、他者の意見(親、兄弟、バイト先、友人などなど)を加味して分析を深めた人などはきっと即興的な回答にも案外楽に答えられるものです。

 

・あくまで「ついで」の質問である

メインの質問というよりは、サブで追加的に質問を出す際に訊かれる機会が多い質問なので、気負うことなく気楽に答えることをオススメします。正直な所、6割、7割の内容で充分です!それよりも楽しそうに話す、堂々と話すことの方が印象アップになりますし説得力もUPできます。

 

・「自分の特性」を「◯◯の特性」と結びつけて話す

方法については敢えてあまり難しく考えないようにしましょう!まずは自己分析で認識している自分の特性を一つ以上頭に浮かべて、「◯◯(面接官の質問)」の中から一番その特性に近いキャラクターを決めて、それと繋げて話すだけというシンプルな方法で充分です。「繋げた部分の説明」と「その理由」を両方述べることが出来れば充分だと思います。

 

・受ける企業によって質問内容が変化する可能性がある

例えば食品業界であれば、「あなたを調味料に例えてください」とか、アパレル業界であれば「あなたを洋服に例えるなら」などのように自社に関連するものを質問に組み込む可能性は高くなります。それにより業界への興味の高さもアピールできますからぜひ下調べをしておきましょう。

 

 「あなたを◯◯に例えると〜」の様々な例

 

・あなたを動物に例えると〜

犬→素直な性格、元気いっぱい、明るい性格。

猫→人懐っこい性格、慎重な性格、マイペースで自分を持っている。

 

・あなたを家電に例えると〜

パソコン→ソフトを次々にインストールしたパージョンアップできる。

冷蔵庫→常になくてはならないもの。誰も見ていなくても働いている。

ルンバ→自分で考えて自分で行動できる。

 

・あなたを色で例えると〜

赤→情熱的な色。生命力があって活動的。

青→冷静さ。誠実な印象。爽やかさ。

緑→自然の色。平和な色、癒しの色。

 

 回答例

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