• 2016.11.0108:00
  • 面接/筆記/ES対策

面接で、うっかり競合他社の商品名を言ったら一発アウト? 採用担当者の判断は

同じ業界で、いくつも会社を受けていると、「あれ、あの商品はA社だっけ? B社だっけ?」と混同することがないとは言えません。採用担当者側も、学生が競合他社を受けていないとは思っていませんが、間違えられると、いくら相手が学生とはいえ、気分がいいものではありません。
 
ところで、面接時にサービスや商品を間違えたら、一発アウトなのでしょうか? JOBRASS編集部では、採用担当者125名に、面接時、学生が自社のサービス・商品を他社のものと間違えたらどう思うか聞いてみました。
 

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【面接時、学生が自社のサービス・商品を他社のものと間違えたら、どう思いますか?】
・あてはまる(落とす) 23.2%
・まああてはまる(落とすまでではないが、マイナスポイントになる) 44.0%
・合否とは関係ない 30.4%
・合否とは関係ないし、むしろ好感度が高い 2.4%

 
面接時、学生が自社のサービス・商品を他社のものと間違えたら、どう思いますか?
 
「合否とは関係ない」という担当者が約3割いるものの、もっとも多かったのは「まああてはまる」という“マイナスポイントになる”というもの(44%)。「あてはまる(落とす)」という担当者の23.2%と合わせると、67.2%と約7割にのぼります。
 
では、その理由は? 間違えた瞬間に「落とす」ことを決定する、という担当者たちの意見から見てみましょう。
 

 あてはまる(落とす)

 
■意識が低いように見える
 
・その類の間違いを犯すイコール意識の低さだと思うから(男性/営業・販売/42歳)
・適当さが感じられるから(男性/その他/40歳)
・何も知らないで受けにきてると思うから(女性/総務・人事・事務/32歳)
 
■志望度が低いと思われる
 
・志望度が低いと判断するから(男性/コンピュータ関連以外の技術職/29歳)
・自社への想いがわかるので(男性/金融関係/49歳)
・他社のサービスと間違うということは、本命は自社ではなく他社だから(男性/会社経営・役員/45歳)
・自分の会社の商品のアピールポイントに理解を示していないから(男性/その他/22歳)
 
■失礼
 
・就職しようとする会社の商品を間違えることは失礼だから(男性/コンピュータ関連以外の技術職/49歳)
 
■“大事な場面でミスをする人間”と判断される
 
・基本中の基本。大事な場面でそんなミスをする人間を雇うのは、将来にわたってリスクが高過ぎる(男性/その他/46歳)
・下準備不足と思ってしまう。社会人になった時に、同じミスをするのではないかと思ってしまう(女性/出版・マスコミ関係/32歳)
・実際の現場でも失敗しそう(男性/総務・人事・事務/49歳)
 

 まああてはまる(落とすまでではないが、マイナスポイント)

 
即座に落とされることはなくても、“同等な人”がいたときには不利。“緊張していたら仕方ない”という意見もありますが、本気度が低いと判断されることは変わりません。
 
・イラッとはすれど、そこまでではない(男性/総務・人事・事務/37歳)
・バツが悪い雰囲気にはなるので、その時の反応の方を注視して検討材料にするから(男性/その他/36歳)
・間違いや勘違いは誰しもあることだけど、面接に来ている時点で、自分がどこの面接に来ているか認識していると思うし、ここがダメなら次がある…という考え方にもとれるし、受かればどこでもよいという動機ならば……もっと熱意ある人を最優先したいから(女性/会社経営・役員/37歳)
・思い込みで間違えているようなら、マイナスポイント。緊張などで間違えるのは、構わない(男性/コンピュータ関連以外の技術職/36歳)
・誰にでも間違いはあるので、即不採用にはしませんが、本気度は低いと判断するため(男性/その他/42歳)
・落とす決定的な理由にならず、同等な人との比較で参考にする程度(男性/その他/50歳)
 

 合否とは関係ない

 
「関係ない」という担当者は、「ミスは誰にでもある」と声を揃えます。ただし、続けて「間違えたときの対応をみる」「違う形の質問をする」という人も多く、完全に勘違いしているのか、単なる一度の言い間違いかどうかで判断も異なってくるようです。
 
・これから知って貰えばよいから(女性/その他/34歳)
・ミスは誰にでもある(男性/その他/45歳)
・リサーチ不足だとは思うが、他の点もふまえて、総合的に判断したいから(女性/その他/49歳)
・勘違いもあるので違う形の質問をしてみる(女性/その他/35歳)
・人柄も大事。間違えた事よりも、それに対しての対応を見る(女性/営業・販売/35歳)
 

 むしろ好感度が高い

 
合否とは無関係、むしろ好感度が高いという担当者からは、「必死さが伝わる。つまり緊張している」(男性/会社経営・役員/49歳)とあたたかい言葉も。ただし、間違えないに越したことはありませんね。
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年10月14日~2016年10月20日
対象:企業の採用担当者 計125名

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