• 2016.10.1904:00
  • 面接/筆記/ES対策

エントリーシートに自由記述欄があったとき、知っておきたい差が付くポイント

企業の選考を受ける際、エントリーシートに自由記述欄(スペース)があるとどのように書けばよいか迷ってしまいますよね。
また、内容が決まっていたとしても、少しの工夫で周りの学生と差をつけることができます。今回は、エントリーシートの自由記述欄を作成する工夫をお伝えします。

 自由記述欄の意義・パターン

自由記述欄が通常の設問と異なる点は、言葉通り表現方法も内容も「自由」だということです。通常の履歴書やエントリーシートの設問は、罫線が引かれているため、文字で表現すること、与えられた行数に納めること、という暗黙のルールがあります。しかし、自由記述欄の場合、そのルールは無くなり、文章だけではなくイラストや写真で表現することもでき、極論文字を入れないということも可能なのです。

自由に表現できるからこそ、この自由記述式は企業にとって「学生の本質(考えていること)がわかる」「表現能力が把握できる」「読みやすいことが多い」というメリットがあります。人気業界の食品・飲料・自動車などメーカー、商社、マスコミ、航空業界で課せられることが多い設問スタイルです。これらの業界に興味のある人、人気・有名企業を受けようとしている人は必ず対策をしておきましょう。

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エントリーシートの自由記述欄には企業ごとにさまざまな設問が課せられます。ただし、いくつかに分類することができるのでそのパターンを今のうちに知っておきましょう。
A.みなさんのこと(自己PR、エピソード)
…「自分が成長したと感じること」や「周囲に影響を与えたこと」「感動したこと」などエピソードを軸に設問が出されることが多く、エピソードから、自己PRにつなげていくというパターンが多いように思います。

B.会社のこと(商品企画)
…「●●を使って新サービスを企画」など、「業界研究」「企業研究」、「発想力」などをみることができる企画系の設問です。食品・飲料メーカーなど、誰でも知っている商品を持っている企業は、それらを使い、新サービスの企画をするように課せられます。また「若年層」「高齢者」「10代女子」「海外」に向けてなどある程度、ターゲットを絞った企画を求められることも多くあります。

これらをふまえていくと、自由記述欄を作成するには次の2つのポイントを意識する必要があります。

1)企業担当者への見せ方…企業の担当者が読んだときに、どのような印象を持つのか、持たせたいのか…などをふまえて書いていきましょう。
2)考え方…設問に対して、どのように考え、調べたのかといった中身・質を高めていきましょう。

そして最も大事なのはこの2点のバランスを取ることです。どちらかに労力や時間をかけすぎると、いざ読んだときに残念ながらみなさんの思いが十分に伝わっていない可能性がありますし、どちらかが不足していると、読んだときに物足りなさや惜しい印象を与えてしまいます。

アイデアは立派なのになんとなく読みづらい、見た目は色付けもしてあり読みやすいが、中身が伴っていない……といったことはままあることです。

 企業担当者への見せ方を高めるポイント

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