• 2017.06.2708:00
  • 就活マナー

採用担当者に聞く 髪型が採用可否に与える影響は

「就活生って、どうして似たような髪型にするんでしょうか…」というのは、ある私大生(21)。いわく、「別にいつもの髪型とか、オシャレでも良くないですか? 髪型で個性を出したら、どうなるんですか?」と納得がいかない様子です。
 
そこでJOBRASS編集部では、採用担当者100名に、奇抜な髪型についてアンケート。さらに採用の可否にどのような影響を与えるか、聞いてみました。
 
【奇抜な髪型をしてきた学生がいたら、その髪型について話をふりたくなりますか?】
・なる 46.0%
・ならない 54.0%

 

 
「ならない」が54%を過半数だったものの、「なる」と答えた人も46%います。では、奇抜な髪型は採用の可否にどのような影響を与えるか、採用担当者たちの考えをみてみましょう。
 

 一発アウト

 
担当者100名のうち、もっとも多かったのが、「話を聞くまでもない」という意見。見た瞬間に「アウト」を下す声が圧倒的でした。
 
・あまりにも奇抜なら採用しない(女性/その他/34歳)
・かなり影響する(男性/営業・販売/32歳)
・一発でアウト(男性/その他/46歳)
・絶対にとらない(男性/その他/45歳)
・理由も聞かず、『常識がない人だ』と判断し、どんなにいい人そうでも不採用にする(女性/その他/39歳)
 

 社会人マナーを疑う

 
いちおう髪型以外の話は聞くけれども、基本的にマイナススタートだという担当者も多数。
 
・職種にもよるが、「社会人になる面接を受けに来る」ために、髪形に配慮は出来なかったのか、とあまり良い評価にはならない可能性がある(女性/総務・人事・事務/32歳)
・良い印象を与えない。不真面目な印象(男性/総務・人事・事務/43歳)
・時と場所を考えられないと判断する(男性/広報・宣伝/48歳)
・集団生活が上手くできるか心配にはなる(女性/その他/46歳)
・社会人としての意識がどうか(男性/総務・人事・事務/47歳)
 

 迷ったときに落とす“基準”になる

 
迷ったときのマイナス判断、という意見も散見されました。
 
・二者択一の際の参考にはなるが、その人物自体の評価には関係ない(男性/その他/40歳)
・ただちに影響は無いが比較はされる(男性/その他/47歳)
 
その他、「普通じゃない能力の持ち主なら髪型が普通でなくとも可」(男性/公務員/48歳)「面接、論文など他の人格を示す結果次第」(男性/コンピュータ関連技術職/43歳)など、面接内容により「よっぽど能力があれば別」と判断する場合もあるようです。
 
なお、「影響はない」(男性/その他/30歳)「個性があっていい」(男性/その他/28歳)と肯定的に捉える人は少数派。個性がつよすぎる髪型は、「敬遠しちゃう」(男性/コンピュータ関連技術職/40歳)、「個性だと思うが、出来れば採用したくない」(男性/その他/45歳)など、個性であることは認めつつ、基本的には敬遠したいと思われてしまうもよう。
 
ある採用担当者(男性/その他/30歳)は、「個人的には基本的にスルーですが、髪型によっては、『その髪どうしたの?』と話題をふる担当者もいるでしょう。ただしそれで“興味を持ってもらえた”などと思うのは、ほとんどの場合大間違い。業界によるとはいえ、どんな理由があるにせよ、やる必要性はまったくありません。話をふるかふらないかは、担当者の気分次第ということで、半々のような(前述の)調査結果になったのでは」と話してくれました。いずれにせよ、髪型に凝る必要はなさそうです。
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年4月14日~2017年4月19日
対象:企業の採用担当者 計100名

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