• 2016.06.2711:30
  • 就活入門

持ち駒、GDは何を意味する? 知らないと恥ずかしい就活用語5選 !

世の中には様々な隠語があります。それは、就活においても同様です。ここでは就活生の間でよく耳にする「就活生用語」について考えていきましょう。聞きなれない言葉かもしれませんが、知らないとちょっと恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。

 

 持ち駒

「持ち駒」というのは、エントリーシートや履歴書を提出し現在選考が進んでいる、もしくは二次選考に残っている企業やこれから受験する予定の企業のことです。もともとは将棋で使われる言葉で、自分の戦力として使える駒を表します。将棋では相手から奪い取った駒のことを指すので、本来の意味合いとは少し違っているでしょう。なぜなら就活の場合、他の就活生から志望する企業を奪い取ることができるわけではなく、企業側が就活生を選ぶという立場もあるからです。

 

もちろん就活生にとって、「持ち駒」が多い方が余裕を持って就活を進められることは言うまでもないでしょう。その企業の選考を進めるか否かはあなた次第ですが、エントリーせずに時期を逃してしまっては「持ち駒」をつくることすらできません。志望先を絞り込むのも大切ですが、就活の終盤に「持ち駒がない」と慌てることがないよう、「持ち駒」の確保も考えながら就活しましょう。

 

 お祈りメール

「お祈りメール」とは、エントリーした企業から就活生に向けての不採用通知のメールのことです。ほとんどの場合、そのメールの末尾に「今後のご健康とご活躍を心よりお祈り申し上げます。」「今後のご活躍と発展をお祈り申し上げます」のように、不採用通知を受け取る就活生の今後を祈る文章が添えられています。そのことから、不採用を知らせるメールが「お祈りメール」と呼ばれるようになったのです。

 

「不採用通知が来た」と言うより「お祈りメールが来ちゃった」「お祈りされちゃった」という方が、事態をあまりネガティブに受け止めずに済みそうです。またここ数年は、就活生から企業に向けて内定辞退を通知するメールの文面としても、同じような形式が使われています。

 

 サイレント

「サイレント」は不採用通知さえもらうことができない、つまり「お祈りメール」すらもらえない状態を表します。何の音沙汰もない=サイレント(無音の、無言の)状態であることから、「サイレント」もしくは「サイレントお祈り」「黙祷」という隠語が使われるようになったのです。

 

就活生としては、受けた企業から何らかの通知がなければ、次にどうして良いのか何も分かりません。せめてエントリーシートや履歴書を返却してくれれば、それで「ああ、不採用なのだ」と納得できるでしょう。しかしサイレントでは、それさえもない状態であると考えて下さい。

 

 リクラブ

「リクラブ」というのは「リクルートラブ」を短くしたものです。「リクルート」つまり就活中に知り合った異性との「ラブ」=恋愛や、就活をきっかけに始まった恋愛を意味します。では。就活のどのタイミングで恋が芽生えるものなのでしょうか。具体的にはインターンシップ中やグループ面接、グループディスカッション 、会社説明会 、企業主催のセミナーなどが挙げられるようです。

 

就職という共通の目標を持ち、辛いことも嬉しいことも共感しあえることから、恋愛に発展する確率が高いと言えるのかもしれません。就活が、ある意味で異性との出会いの場になっているのです。しかし同じ企業を志望し、一方だけが内定を得るということもありますので、せっかくのリクラブが壊れてしまわないよう配慮が必要かもしれません。

 

 GD・グルディス

「GD」あるいは「グルディス」というのは、グループディスカッションつまり集団討論のことです。グループディスカッションは就活における選考方法の一つとして行われ、数人から10人程度で構成されたグループにひとつのテーマが与えられます。討論だけの場合もあれば、討論した後にグループとしての結論を発表させる場合もあるようです。司会、書記、タイムキーパーなど役割を決めて行うケースや、「ネーミングを考えて」とか「コマーシャルに起用するタレントは誰が良いか」などというワーク的な討論を行わせる企業もあります。

 

当然、その様子は面接官によって評価されます。グループ全員が合格の場合もあれば、誰ひとり合格しない場合もあるでしょう。合格人数という結果はさまざまですが、グループ全体の評価をしているわけではなく、あくまでも一人ひとりの学生について見ていることを忘れてはいけません。しかし単純に自身の能力を見せる場というわけではなく、周囲との協調性やリーダーシップ、コミュニケーション能力なども見られる選考方法です。

 

これら就活用語は、就活を始めるまで使う機会などないでしょう。いつしか周囲の学生が使い始め、自然に浸透していったものと考えられます。多くは就活生同士で利用されるものであり、企業側でこうした言葉が使われることはほとんどありません。しかし他学生との会話で「何それ?」と恥ずかしい思いを知らないよう、念のため頭に入れておくと良いのではないでしょうか。

 
 

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