• 2016.09.2611:30
  • 就活入門

実務を通して選考されるインターン選考に合格する7つのポイント

最近はいろいろな採用方法が増えてきていて、採用プロセスの中に実際にその企業で働いたり課題に取り組むインターンシップがある会社もあります。そこで、今日はインターン選考でどんなことに注意するといいのか? ということについてお伝えしたいと思います。

 

前提として、企業によって求める能力の差や、合う・合わないという相性はあります。しかし、能力や適性は、あなたが直前にコラムを読んだところで変わりようがありません。それはあなたの個性だからです。今回は直前に読むだけでも変わる可能性があるというポイントをお伝えします。

 

 実務のインターン選考は基本的なふるまいを大事にしよう

普段、選考や就活生と接していて感じることは、当たり前のことが当たり前に出来ない人が意外と多いということです。自分をうまくアピールしようとすることに必死で、自分の「我」を通そうとしてしまい、逆効果になってしまっていることがあります。

 

仕事の原則は、自分のアピールをするのではなく、公私をわきまえて組織に貢献することです。その基本的なことさえできないで、自分をアピールしようとする人が多いのが事実。その中で、あなたは組織人として基本的なことがきちんとできるようになれば差がつきます。

 

1.遅刻や欠席しない

最低限、必要です。決まった時間には業務が始められるように、多少の電車遅延があってもカバーできるように余裕をもって出勤しましょう。また、期間中の体調管理にはいつも以上に気を配って、体調不良による欠席は絶対しないようにしましょう。まだほとんど仕事で成果を出せないうちに不健康で休みがちな人や時間にルーズな新人は、周りに迷惑をかけてはいけませんが、少し体調が悪いと思ったら、夜のうちに睡眠や食事、薬などであらゆる手段を使って直す努力をしましょう。

 

2.目的を考える

仕事を任されたら、ただ作業を言われた通りになんとなくやるのではなく目的を考えましょう。資料を整理するときも、読む人がどのような向きでまとめてあると読みやすいのか、探しやすいのか? といった目的に合わせて判断すると最適な方法を考えられます。

 

ここで、昔から言い伝えられている三献茶というエピソードを紹介しましょう。

 


 

昔、鷹狩りをしていた豊臣秀吉は、のどが渇いたのでお寺へ出向きました。そこでお茶を所望すると、寺にいた寺小姓(僧侶の身の回りの世話をする人)がお茶を出しました。一杯目のお茶は、大きな茶碗にぬるめのお茶がなみなみと注がれていて、秀吉は一気に飲み干してお代わりを頼んだそうです。すると、二杯目には一杯目よりも熱いお茶が先ほどよりもサイズの小さな茶碗で出てきました。

 

そして、最後の三杯目には一番熱いお茶が、小さな上質な茶碗に出てきました。その三杯のお茶を飲み干してから、秀吉が寺小姓にお茶を淹れ分けた理由を尋ねたところこのような答えが返ってきたそうです。

 

「大変のどが渇いているようにお見受けしましたので、最初は飲み干せる温度のものをお出ししました。そして徐々にお茶が味わえるように温度を変えてお出ししたのです」

 


 

秀吉はその寺小姓を大変気に入り、臣下につれていきたいと、寺に申し出たそうです。その若い寺小姓が、後に石田三成となる人物だったと言われています。このように、どんな些細なことも指示通りの作業として行うのではなく、状況に合わせた対応を考えられるようになりたいものですね。

 

3.すぐに反応する

社内で人に会ったら、自分から必ず挨拶をすること。そして誰かに声をかけられたり、指示を受けたりしたら、すぐに返事をしましょう。自分ができるかできないかは別として、まずは反応することが大事です。また指示を受けている時は、不自然にならない程度にうなづいたり、「はい」と相づちをうったりしながら、聞いているということを態度で示しましょう。

 

メールやメッセンジャーなども同じです。ほかの社員の方が学生であるあなたよりも何十倍も忙しいのですから、メールを確認したら期限に関わらずすぐに返信をするように心がけましょう。実際には、メールの返信が早い人はいつも早いし、遅い人はいつも遅いのが現実です。あなたは早い側になりましょう。

 

4.メモを取る

指示を受けるときは必ずメモを用意して、メモしながら話を聞きましょう。終わったら簡単に復唱して確認します。少しのことであれば頭で覚えられるよという人でも、指示をしている相手が安心するのでメモをとるようにすべきです。

 

5.できない理由は言わず、どうしたらできるかを考える

自分にとってはハイレベルに感じることを求められることもあるかもしれません。その時には、できない理由を挙げるのは禁止しましょう。基本的にインターンの段階で依頼される仕事は、社員も何か理由や背景があって依頼しているはずですから、自分の成長のためと思ってすべて引き受けるのが当然です。

 

もし、自分の頭で考えられる方法では任されたことが達成できないと思ったときは、周りの人に力を借りれば、別のやり方やアイデアを教えてもらえるかもしれません。立ち止まるのではなく、あらゆる方法を考えて前に進むことに決めると道は見えてきます。

 

6.素直に受け入れる

仕事でミスをして指導を受けたり、自分の考え方についてもっとベストなものがあると否定されたりすることがあったら、すべて素直に受け入れましょう。自分ではそう思えなくても、先輩が見ている景色の中では違うのだと思うことが大切です。期待されているから指導をしてもらえるのです。成長するためにはどんどん素直に聞いた方が自分にとっても得です。

 

また、先輩に勧められた本や、やってみるといいと言われたことは何でも取り入れてみましょう。そして、後日「先輩に勧めていただいた○○がとてもよかったです! ありがとうございます。」とお礼を言うようにしましょう。どんどんアドバイスをしたいと思ってもらえる存在になることは新人としてとても大切です。

 

7.自分から行動する

何か立ち止まってしまうことがあったとき、周りが助けてくれるのを待っていてはだめです。周りが忙しそうにしていても、自分からタイミングを見計らって相談するようにしましょう。全体を見ていて、誰もやっていないことや、誰かがやってくれると助かるだろうなということを見つけたら率先して自分が引き受けるようにしましょう。引き受けることで、自分が損するか得するかを考えるのではなく組織のためになると思うことに率先して取り組む姿勢が大切です。

 

 自分のことを忘れるくらい組織のために打ち込めること

いかがでしょうか。どれも当たり前のことだと思います。でも、なかなかすべてが自然にできる人はいないものです。逆説的ですが、選考では自分がどう見えるかを考えるのではなく、自分を忘れて与えられた仕事や組織に一生懸命になる人の方が評価されます。目立たなくても些細な言動やちょっとした場面でのふるまい方を、見ている人はちゃんと見ているものです。ぜひ意識して取り組んでみてください。

 
 

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