• Profile
  • 氏名:山口 紗季

    職種:トラベルコーディネーター

    入社:2016年4月

    部署:ハイヤー課

  • 摂南大学 外国語学部外国語学科を卒業後、2016年に「MK株式会社」に入社。国道十条営業所に配属となり、5ヶ月間のタクシー乗務(研修)を経験。2016年9月に、上賀茂営業所のセミジャンボ課に異動し、空港送迎や修学旅行の案内などを行う。2017年3月にジャンボハイヤー課へ異動。国内外の人々に京都の魅力を楽しんでいただいている。休日は土地勘を養うため、さまざまな場所へ出かけている。最近では、めずらしいお守り集めがマイブーム。

What I do-こんな仕事をしています-国内外のお客様の旅の思い出にお供することで、学びがたくさんありました。

トラベルコーディネーターとして、主にワゴン車を運転して一般観光や修学旅行の観光案内などを行っています。海外からのお客様も多く、その割合は全体の3割ほどです。

私の場合、英語に関してはまだ自信はありませんが、学生時代に授業と独学で覚えたインドネシア語とフィリピンの言葉であるタガログ語・セブアノ語を話せるので、インドネシアやフィリピンのお客様からは、「母国語を話してくれる」と大変感動していただけます。さまざまな言語を活用する機会があるのは、世界中の人が訪れる京都ならではです。

ご案内する場所は清水寺や嵐山周辺、伏見稲荷大社といった京都を代表するスポットをはじめ、海外の方であれば錦市場へよく行かれます。私は大阪出身なので、仕事を通して京都の観光地をたくさん知りました。中でも嵐山近郊にある祇王寺や滝口寺は、人も比較的少なく、苔が織りなす風景がきれいなので大のお気に入りです。「落ち着ける場所に行きたい」とお客様からリクエストされたときはお連れしています。

また、観光地へお供する際は観光案内も行うので、ガイドブックにも載っていない雑学も勉強しています。たとえば京都の寺社仏閣の屋根に注目してみると、鬼瓦の場所に桃の瓦があるのですが、実はこれ、桃太郎の名前の由来とも関係があるのです。古来、桃は厄除けの意味を持ち、そこに男の子の名前である太郎を組み合わせたのが桃太郎で、鬼のトレードマークである牛の角とトラ柄のパンツは、方角を干支で表したときに鬼門となる位置が丑と虎の間になることからきています。お客様がこの話に興味を持たれれば、「“厄除桃”の像がある晴明神社へ行ってみませんか?」と提案して、旅を盛り上げています。ツアーガイドと違い、自由に動けるのがトラベルコーディネーターの魅力です。

My work -先輩たちの働く姿-お客様のご意向によって、柔軟に観光案内ができるので、たくさんのドラマと出会えます。

トラベルコーディネーターの仕事は、すべて事前にコースが決まっているわけではありません。お客様がおまかせをご希望された場合は意思を尊重しながら、京都観光のプロフェッショナルとして、最適な場所をご案内しています。ヒールを履いている方であれば、じゃり道を避けますし、ご年配の方であれば坂道の少ない観光地を、お子様がいらっしゃるときは動物園や鉄道博物館など遊べる施設へお連れするなど当日の服装や年齢層といったものも判断材料にしています。 お客様のいろいろな旅の思い出づくりにお供させていただきましたが、中でも覚えているのは、父娘でご利用いただいたお客様との1日です。お話をお聞きすると京都観光の目的は、亡くなられた奥様と生前にデートを楽しまれた観光地巡りということでした。しかし、昔のことで記憶があいまいな部分があり、どちらに行かれたかわからないとのこと。「たしか大きな石があって、桜がきれいで、人がいっぱいいて…」といった記憶の断片を思い出していただきながら、「もしかしたら、龍安寺ではないかな」といった感じで思い付いた観光地をご案内させていただきました。 当たりはずれもありながら、さまざまな観光地を巡るうちにお別れの時間となり、最後にお父様が力強く握手してくださいました。そうして、「ありがとう」と、はらりと涙を流されたのです。その姿に感動し、気が付けば私の目にも涙がたまっていました。まだまだ反省点も多く、落ち込む日もありますが、人々に喜んでいただける仕事だと実感しているので、たゆまず努力できています。

My choice -この仕事を選んだ理由-お客様の思い出の一部になれる観光業に就きたいというのが動機でした。

もともと学生時代から旅行が好きで、将来は観光業に就きたいと考えていました。就職活動を迎え、多くの会社のHPを見ている過程で見つけたのが、「MK」の新卒向けサイトです。そこで流れていたトラベルコーディネーターのプロモーション映像を見たときに心がときめき、お客様と近い距離間で接し、お客様の思い出の一部になれる仕事があるならやってみたいと応募しました。 とはいえ、働き始めた頃は運転が得意ではなく、土地勘もゼロ。1日でも早く一人前になれるように、ジャンルごとに目標となる先輩を定めて、その人の良さを吸収できるように努め、同時に先輩ドライバーにお願いして所作や対応を見てもらい、挙げられた問題点をひとつずつ改善していきました。幸いにも周りは優しい人ばかりでがんばる人を応援する社風があり、最近話題になっているスポットや飲食店情報など、研修以外の場面でもアドバイスをもらえます。 先輩の話を聞いていくうちに、こういう仕事もやってみたいと興味が広がり、特に今、チャレンジしたいのは世界中の著名人を乗せて走るファーストハイヤーの仕事です。そのためには英語力を磨かないといけないので、努力する項目が増えました。「MK」は、働くことでたくさんの刺激を受ける職場だと思います。

People and culture -働きやすい職場-同年代の女性ドライバーも年々増えているので、みんなを引っ張っていける存在になりたい。

トラベルコーディネーターとして活躍する新卒女性ドライバーは、上賀茂営業所と国道十条営業所を合わせて20名ほどいます。若い世代が集まっており、私たちの代が一番年上です。気軽に相談できるお姉さんのような存在を目指し、普段のアドバイスだけでなく、落ち込んでいる後輩がいれば声をかけてごはんに誘って話を聞いています。 逆に自分が悩んでいるときは、違う部署にいる女性の先輩に話を聞いてもらえますし、男性ドライバーもフォローしてくれます。自分の祖父と同年代の人も在籍しているほど年齢差がある職場ですが、その垣根を越えてコミュニケーションは活発で、仕事終わりに顔を合わせることがあれば、情報交換をしながら楽しい時間を過ごしています。 また、女性グループのお供をする際は「安心する」とおっしゃっていただけますし、「女性の方なら、おいしいパンケーキ屋さんを知ってそう」と尋ねられるなど、いままで見えていなかったニーズがあることに気が付きました。「有名下着メーカーの本社に行ってみたいけど、男性ドライバーだと言えなかった」とおっしゃるお客様もいらっしゃり、女性ドライバーの活躍の場はたくさんあると感じます。私のことを気に入ってくださり、何度か指名してくださる女性のお客様もいらっしゃいます。これから知識も技術も磨いて、社内外の女性に頼られるドライバーになりたいですね。

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