• Profile
  • 氏名:四方 大輔

    職種:ファーストハイヤー

    入社:2002年4月

    部署:ハイヤー課

  • 流通経済大学 流通情報学部を卒業後、収入の良さと世界中の著名人をお乗せできることに魅力を感じ2002年に『MK』へ入社。タクシー乗務(研修)を経て、2002年10月にジャンボハイヤー課へ異動。多くの経験を積んだのち、2009年よりファーストハイヤー課へ異動し、VIPが乗車するハイヤー業務を担当する。趣味は、写真撮影やスノーボードなど。休日はアクティブに活動して日頃の疲れをリフレッシュしている。

What I do-こんな仕事をしています-細かい気遣いを積み重ね、価格以上のサービス提供を心がけています。

ファーストハイヤーは、国内外のVIPの方に対応する部署です。京都観光や会社役員の方の送迎、ホテル・空港送迎など、さまざまなシーンでご利用いただいています。通常のハイヤー業務との差はお客様の層だけでなく、乗車いただく車種も高級になり、ドライバーが提供できるサービスの裁量も大きくなります。

たとえば、お客様を空港からカウンターしかない小料理屋へお連れする際に、「お食事を楽しんでいただいている間にスーツケースをホテルへお届けしましょうか?」と提案することも可能です。そういったサービスは有償になりますが、気持ち良く承諾してくださいます。ご利用いただいているみなさまは、金額よりも心地良い時間を過ごすことに重きを置いておられるからです。お客様にとって必要なサービスを、最適なタイミングで行うことが私たちMKのファーストハイヤーの仕事です。

とはいえ、提供したものが価格なりであれば次回のご利用につながりません。常に期待以上のサービスを意識し、どのようにすればお客様に感動していただけるのかを考えています。以前、屋形船を貸切で楽しまれるお客様をお乗せしたときのこと、その日は天気が優れていたので屋形船での昼食を提案させていただき、ご了承を得ました。すぐにお弁当を手配し、そのお供として日本酒と品の良いおちょこもセットで用意すると、「ここまでやっていただけるのか」と大変喜んでいただけました。

お客様の期待を超えることができれば、ご満足いただけますし、会社にお礼状が届くこともあります。また、乗務が縁となり、それ以降、直接ご指名をいただけるとファーストハイヤー冥利に尽きます。気遣いの引き出しはドライバーの数だけあるので、オフィスに掲示されたお礼状を読み、自身のおもてなしの参考にすることも多いです。

Growth and development -成長を実感したい-身なりや立ち居振る舞い、そしてプロ意識まですべて変わりました。

ファーストハイヤーで働く以前から目をかけてくれた先輩から、異動当初より多くのことを教わりました。最初にご指導いただいたのは、身なりです。私たちの制服は決まっていますが、時計や靴、名刺入れ、ボールペンなどふとした瞬間にお客様の目にふれるものは、高額なサービス料金に見合うように、お客様にご納得いただける上質なものを持ちなさいと教えられ、多くのものを取り揃えました。 また、立ち居振る舞いが良ければそれだけで信頼されるというアドバイスを受け、ドアサービスなどをいかにスムーズにできるかを練習しました。ひとつコツがあり、お出迎えの際は降車したあとに焦らず歩いてゆったりとドアを開けます。こうすると動きも優雅になり、お迎えするお客様のステータスも周りから見て上がるのです。 言葉遣いも標準語で、気品があるように気を付けています。また、5年前より外国人のお客様の割合も増え、英会話スキルも必要になってきました。それまで自信がありませんでしたが、会社の留学制度でイギリスへ滞在し、独学でも学び続けたことで会社独自の英会話試験において上級に位置する2級を取得できました。今年は1級を取得する予定です。 最近では、お客様と円滑にコミュニケーションを取るため、自身の好みに関わらず、芸能から不動産、寺社仏閣のご開帳の日などあらゆるものに興味を持って情報を仕入れています。飲食店の情報も老舗や定番だけでなく、日々流行が変わっていくので、追い続けなければなりません。学びが終わることはないですが、それこそが意欲を失わず長く続けられる理由だと感じます。

My work -先輩たちの働く姿-広島へ出張し、先進国首脳会議の送迎という大役を務めました。

ファーストハイヤーの仕事は基本的に京都から目的地へ向かうのですが、何年かに1度出張もあります。近年でいえば先進国の首相が集まり、さまざまな議題を話し合う先進国首脳会議、通称「伊勢志摩サミット」の送迎のため、外務大臣会合が開催される広島県へ8日間出張しました。 国際的な会議やイベントがある場合、大手旅行会社が全国各地からタクシー会社を集め、各国の担当に振り分けます。私は外務省の方の送迎を担当しました。メインの会場とホテルの間を走ることがほとんどですが、「〇〇というお店にいるので迎えにきてください」とご依頼いただくこともあります。知らない土地での仕事は、往々にして存じ上げない場所の名前を挙げられますが、その場合は知ったふりをするのではなく、正直にわからないことをお伝えし、通りの名前など場所の手がかりとなるものをお聞きしています。ごまかさないほうが、かえってお客様に迷惑がかからないからです。 他にも政府要人の方のお供をするときは、特殊な車列を組みます。前後を警察車両が挟む形になるのですが、このときはほとんど車間距離を開けません。さらに、警備の都合上、急に速度を上げ下げする場面もあり、足並みをぴたりと揃えるためにはそれなりの技術と経験が必要です。 また、伊勢志摩サミットでは広島のタクシー会社とつながりができたことで、京都から広島に移動されるお客様へのタクシー手配がスムーズになりました。得るものも多いので、ぜひ多くの社員に経験してもらいたいと思います。

My work -先輩たちの働く姿-最高のサービスに終わりはない。個人の成長と同時に、若い世代のモチベーションもあげたい。

ファーストハイヤーへのご依頼は外商部が受注する場合と、お客様やホテルから直接指名を受ける場合があり、年々指名の数を増やすことが配属以来の目標です。お客様の期待以上の接客を目指す以上、ゴール地点はないですし、ここが終着点だと感じるようなら辞めようと考えており、常にアンテナを張り巡らせて情報収集することはもちろん、立ち居振る舞いなども欠かさず磨き続けています。 また、それとは別に近年力を入れ出したのが、若手の育成です。私は毎年、趣味の合うドライバー同士でスキー・スノボ旅行に出かけており、最近では若い世代も参加してくれるようになったので、実はいろいろな悩みや想いを抱えていることがわかりました。もっとサポートしなければという気持ちが強まり、勤務の終了時間が合えば話を聞くようにしています。 逆に現状に満足している後輩もいるので、こちらもケアしないといけません。当社の仕事は多岐にわたり、どの段階においても楽しみや面白みがあります。とはいえ、1,500名を超えるドライバーのうち、ファーストハイヤーに携わっているのは55名です。「こんな面白い仕事もあったのだ」と若い方にも感じてほしいですし、ファーストハイヤーを目指してほしいという想いがあります。「MK」のこれからを担う世代にとって、良きお手本になれるような背中を見せられればと思います。

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