• 2016.02.2304:00
  • 自己分析

自分の弱み、就活ではどこまで見直せばいいの?

学生生活を送っていると、なかなか自分の弱みについて考える機会はありません。しかしいざ面接に行ってみると「自分の思うようにアピールできない」「極度に緊張してしまった」という事態が起こります。すると自分の弱みを思い知るわけですが、面接試験を終えてから気付いても時は既に遅いでしょう。

 

また、筆記試験での学力不足や就活自体へ積極的になれないなど、人には様々な弱みがあります。あるいは履歴書やエントリーシートで、自分の長所・短所の記入を求められる場合もあるでしょう。では一体、どうやって自分の弱みを知ることができるのか。あるいは、それをどこまで見直すべきなのか。この点について解説していきます。

 

 採用試験に影響する弱み

弱みが直接、採用試験にマイナスの影響を与えてしまうことがあります。しかし弱みを自覚することで、対応できる部分もあるでしょう。

 

1.筆記試験

筆記試験で落ちてしまうことは、就活を進めていればよくあります。また筆記試験と言っても、SPIから企業独自の内容、作文までさまざまです。「学力不足を感じる」という人は、試験に挑む前からネガティブになってしまうかもしれません。

 

筆記試験を克服するには、とにかく勉強するしかありません。しかしSPIの勉強に多くの時間を注いだために、面接などを疎かにしてしまえば意味がないでしょう。そのため、筆記試験の勉強はあくまで空き時間を有効に使うことがおすすめです。通学中の電車やバス、バイトの休憩時間、寝る前の30分間など、スキマ時間を見つけてみてください。最近は、スマートフォンアプリでも筆記試験対策が行えます。完璧を目指すのではなく、広く対応できる基本能力を身につけることを、まず心がけてください。

 

2.面接

面接であまり自分のアピールができないという弱みを持っているならば、何より経験を積むことが一番です。大学の就職サポートの人に頼めば、時間を作って面接練習してくれるでしょう。また、ハローワークや面接専門の塾などを活用する方法もあります。

 

友達に頼むのも良いですが、やはり就活について詳しい相手から見てもらった方が、的確なアドバイスを受けられるはずです。質疑応答のスキルはもちろんですが、場数を踏むことで緊張度合いが下がり、落ち着いて面接へ臨めるようになります。

 

 弱みを見つける

就活では必須試験と言える「エントリーシート」「履歴書」「面接」。この3つのプロセスで、必ずと言って良いほど出てくる質問があります。それは、「自分の長所と短所を述べてください」「あなたの強みと弱みは何ですか」というものです。

長所や強みは、誰でも比較的書きやすい内容でしょう。過去の成功体験などから導きやすいはずです。しかし短所や弱みというものは、何を述べて良いのか戸惑う就活生が多く見られます。

 

1.なぜ弱みや弱点を質問するのか

面接官が弱みや短所を聞く理由は、自己分析ができているかどうかを見るためです。自分の弱点を知らない人は、当然ながらその弱点を克服する努力も行っていません。そのため、今後の成長性という観点で疑問が残るでしょう。あるいは仕事でミスを起こしても、その失敗から目を背けてしまうといった印象を持たれる可能性もあります。

 

2.弱みの考え方

人は誰にでも、いくつか弱みがあるものです。例えば「短気です」「性格が暗いです」など、克服しにくい弱みもあるでしょう。いくら弱みについて聞かれても、自覚している弱みを事細かにすべて並べることは不要です。素直に考えすぎず、克服しやすい弱みを答えるようにしましょう。

 

弱みを見つける際には、過去の失敗を振り返るのが近道となります。そこから「なぜ失敗したのか」「繰り返さないためにどうすれば良いのか」を考えましょう。就活で弱みを伝える際には、エピソードを添えることで具体的にその背景まで伝えられます。そういう意味からも、失敗例を見直すことはおすすめの方法です。

 

3.強みと弱みの関係

物事には限度というものがあります。「やり過ぎてはいけない」とは良く言われますし、良いことでも度が過ぎると逆に迷惑になることがあるでしょう。そのため、長所もまた強すぎれば短所になり得るのです。

 

例えば「面倒見が良く、リーダーシップがある」という強みがあるとしましょう。しかし、ときにその行為が行き過ぎてお節介に感じられたり、迷惑になってしまったりする場合があります。そうなれば、この強みは“弱み”となるのです。こうした視点から弱みを見つけるのも、1つの方法となるでしょう。先の例であれば、

 

「面倒見が良くリーダーシップがあると周囲からも言われますが、ときに面倒を見過ぎてしまい、かえってお節介になってしまう場合があります。」

 

という風に話せば、しっかりと弱みが捉えられています。加えて「相手の気持ちに寄り添い、迷惑にならないよう配慮している」など改善策への取り組みを述べてみましょう。企業から見れば、弱みをのべているにも関わらず「リーダーシップのある人」「課題はあるものの改善に取り組んでいる」とプラスの印象を持ってもらえます。

 

4.印象が良くない弱み

例えば精密機器を扱う企業で、「片付けが苦手です」「細かな作業が苦手」などと答えることは避けましょう。これではそもそも仕事が任せられず、会社のイメージや評判を崩されるかもしれないと思われてしまいます。弱みを述べる際には企業の特徴を理解したうえで、実務に影響を与えかねないような内容は避けるようにしてください。

 

多くの弱みは、努力で改善できるものが多いでしょう。就活では「弱みを持たない人」が求められているのではありません。自分を良く理解し、弱みも克服・改善していこうという姿勢を持っているかが問われています。弱みを知ることは、これからの成長へと繋がっていくはずです。

 
 

ジョブラスなら企業から選考オファーがもらえる!
会員登録して企業からオファーを受け取る

 

CATEGORYカテゴリー