• 2015.10.2504:00
  • 面接/筆記/ES対策

ベンチャー企業の採用担当者から見た、面接に落ちる学生の5つの特徴

同じような経歴と成績なのに、なぜか面接に強い人と弱い人がいるものです。

 

合否の決定に関しては単に自己アピールが上手だとか、口がうまいとか容姿が良いというような要素もないわけではありませんが、面接官はそんな表面的なことばかりを見ているわけではありません。

 

実は面接に落ちる学生の大半は「落ちるべくして落ちている」のだと採用担当者は感じています。
ここでは「面接に落ちる学生」の典型的なパターンを5つの特徴から分析してみましょう。

 

 学校と会社の区別がついていない

「学校と実社会とではまったく価値観が違う」とよくいわれます。
「そんなことはわかっている」という学生も多いと思います。

 

しかし、実際にどのように違うかが理解できている人は案外少ないのです。

 

たとえば、新社会人にある仕事を任されたとします。教えられた通りに仕事をやっていても、最初は必ず何らかのミスやトラブルが生じるでしょう。
その原因の大半は上司や先輩に確認すべきことを自分の判断で勝手に決めたり、わからないことを放置しておくことによるのです。

 

学校なら「教わっていないことは出来なくて当然」という言い訳が通るでしょう。
しかし実社会では「わからないことはなぜ上司や先輩に質問しないのか」と責任を追及されます。

 

学生時代は教師も周囲も「学生が勉強しやすいように」と気を配って環境を整えてくれますが、実社会では部下が先輩や上司が働きやすいよう気配りをしなくてはなりません。
面接官は面接の際、直感的に学生のそうした「勘違い」や「甘え」の部分を見抜いているのです。

 

 自己分析が出来ていない

不採用の通知後に「なぜ自分が落とされたのか」と会社に文句を言ってくる学生がときどきいます。
文句を言わないまでも落とされたことに不服を感じる人は多いでしょう。

 

実はそうした学生の大半は、僅差で落ちたのではなく面接官が「問題外」として落とした学生です。
自分を客観評価できない、あるいは自分で問題点や反省点を見つけて修整できない学生は、要するに「自己分析ができていない」ということです。

 

面接官はそういう学生をすぐに見抜いてしまうのです。
自己分析ができている人は不服をとなえる前に「なぜ自分が落ちたか」を自分で分析し、自己修正して次の面接に向かうものです。

 

 実は働く気がない

ベンチャーであろうとなかろうと、企業が欲しいのは「バリバリ働いてくれる人材」です。
「入社してしまえばこちらのもの。テキトーに働いて人生を楽しんで…」などとのんびり考えている学生と関わっているヒマはありません。

 

いくら面接シミュレーションで鍛えて「いかにもやる気満々」を装ってみても「入社したらどんな仕事をやりたいのか、何を実現したいのか」といったような質問に具体的なビジョンが示せず、抽象的な「前向き言葉」を並べてごまかしているようでは「こいつ実は働く気がないな」と見抜かれて当然でしょう。

 

いくら急成長中でも、ベンチャー企業は決して「寄らば大樹の陰」にはなりません。成長マインドの強い会社ほど真剣に戦力になる人材を求めているのです。

 

 ネガティブオーラが出ている

普通に会話をしていても、なんとなくネガティブさを周囲に感じさせてしまう人はいるものです。
何か言われるとすぐにネガティブに受け止めて意欲を失ったり、問題に直面すると自分にこもってしまうタイプです。

 

人はそれぞれ生まれつき様々な価値観や個性を持っています。
繊細・心配性・内気といった資質は決してそれ自体が欠点ではありません。会社という人間集団の中ではそうしたセンシティブな人も重要だからです。
しかし「注意したらすぐに落ち込む」「アドバイスを悪く誤解する」「問題が発生すると自分で抱え込んで周囲に相談しない」というような人材は企業も使いようがありません。

 

生来の性格はなかなか変えられませんが、物事の受け止め方や対応法についてはトレーニングでいくらでも改善できます。にも関わらず「自分のネガティブは生まれつきだから…」と決めつけてしまっているような人を合格させろといわれても、面接官も困るのです。

 

 「これは」という光る何かがない

万事において平均点でソツがない人材は、官公庁や大企業にはある程度必要かもしれません。
しかしベンチャー企業においては非常に扱いに困る人材です。

 

たとえば野球などのプロスポーツの場合、バッターの素質を見る際に「今は荒削りで打率も低いが、凄いスイングをする選手」と「そこそこ打率は良いが、この先これ以上大成しそうにない選手」のどちらを取るかというと必ず前者を採ります。
 
つまり「のびしろ」や「可能性」を評価するわけです。

 

もちろん数年間で使い捨てにするつもりの人材なら即戦力になる後者タイプでよいわけです。
しかしそれ以上成長しそうもない人材を抱えてしまうと、会社自体が将来伸び悩んでしまう原因となりかねません。

 

ベンチャー企業は文字通り冒険し続ける企業です。「期待外れかもしれないが、この人の可能性に賭けてみよう」と思えるようなキラリと光る一点。企業が冒険してみたくなるような個性。

 

ベンチャー企業が求めるのはそういう学生です。

 
 

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