• 2017.04.1811:30
  • 面接/筆記/ES対策

【石渡嶺司コラムvol.2】 就活勝手にランキング 採用担当者が聞きあきたガクチカエピソードを勝手にランキング(補強解説付き)

エントリーシートでよく出る質問に「学生時代に力を入れたこと」があります。略して「ガクチカ」。
この「ガクチカ」、エントリーシートだけでなく面接でもよく出ます。もっと言えば、自己PRや志望動機も核となるのが、この「ガクチカ」です。
さて、「ガクチカ」のエピソードを書く際、よく「飲食のアルバイトはありきたりで」「家庭教師は聞き飽きた」など「ありきたり」批判が、大学の就職課職員や採用コンサルタントなどから出てきます。
一方、「普通のアルバイト経験でも十分、内定が出る」という人も言いますが、どちらが正しいのでしょうか。
勝手にランキング、2回目となる今回は「採用担当者がうんざりするエピソード」ランキングです。
なお、それぞれ該当するエピソードをお持ちの方に対して、どのように補強すればいいか、改善メモを付けました。
例によってと言いますか、このランキング、私、石渡が勝手にランク付けしているだけで、JOBRASS編集部は関与するものではありません。
 

  採用担当者が聞きあきたガクチカエピソードを勝手にランキング

 

7位:体育会系の部活

 
典型例:「▽部に所属していました。一日の練習を×時間と決め、ひたすらこなしました。~その結果、◎大会で上位に入賞することができました」
 
評価:体育会系部活の経験は、それだけで気になる企業が増えます。そのため、やっていたのであれば断然書いた方がいいでしょう。とはいえ、書き方がパターン化しており、うんざりしている採用担当者が多いのも事実。
特に、練習に特化したアピールについては、「それだけ長い時間、しかも毎日、続けてきたことは評価すべき」という肯定論と「同じパターンでうんざり」という否定論が入り混じっています。
 
ネタそのものは悪くありません。変えるとしたら切り口でしょう。練習や大会出場は学生にとっては大きなものでも、採用担当者はよくわかりません。特に大会は国体やテレビ中継されるほどの大きな大会ならまだしも「関西大会」とか「北信越ブロック」と言われても理解できない人が大半です。
長く続けた練習などの経験は書くべきです。ただ、どうせ書くなら「練習を続けた→大会で優勝した」と結果重視よりも、過程重視で。
練習を続けたのであれば、その間に工夫したこと、あるいは同級生や後輩をどう巻き込んだか、なども体育会系なら書けるはず。
それからそれよりも、「大会を学生委員として運営することになり、社会人の役員と協議することになった」など社会人が絡むようであれば社会人関連のものを。あるいは後輩に指導した話などの方が採用担当者の心はつかみやすいです。
 

6位:大学祭実行委員会・オープンキャンパススタッフ

 
典型例:「文化人講演を企画することになり評論家▽氏に交渉、出演してもらえた。その結果、前年比150%の集客に成功した」
 
評価:やたらと数字を使いたがるのが、大学祭実行委員会とオープンキャンパススタッフの学生です。
「企画プログラムを運営→その結果、集客が増えた」という流れがほぼ固定されています。
このネタのツッコミどころは、「それ、お前の力じゃないだろ」。
文化人講演であれば、出演した人の知名度が高かった、ということもあるでしょう。開催日程が良かった、同じ大学祭で他のプログラムと重複していなかった、天気が良かった、など様々な要因が考えられます。それを全部飛ばして、学生一人の力で盛り上がった、という書き方をしても無理があります。
 
改善メモ:下手に数字を使わないのがまず一点。それから、企画プログラムに関わる中で社会人(大学職員、学外の企業、講演招聘者、来場者など)とどう接したか、企画プログラムをどう作り上げていったか、その過程を書いていく方が断然、良くなります。

 

5位:大学・ゼミの研究

 
典型例:「大学で▽という研究をしていた。この研究では◇分野で◆の融合が重視されており、その研究成果が(以下省略)~粘り強い研究の結果、◎という成果を得ることができた」
 
評価:理工系の学生、院生に多いパターン。文系でも社会科学系でゼミにのめりこんでいる学生が書きがちです。
技術職・研究職を目指す場合、大学での研究内容を細かく書く項目があります。それだと上記のような書き方で問題ありません。
が、研究テーマと無関係の総合職を目指す場合、この書き方はアウト。
何がまずいか、と言えば、学生本人の話を書くべきところが、研究内容の説明だけで終わっているからです。
その研究内容が仮に理解されやすいであろうもの(「競馬の社会学」とか「AKB48が日本経済に与える影響」とか)であっても、学生本人の話が出てきません。それだと、「なんか、ユニークなことを研究したのだな」で終わりです。
 
改善メモ:特に理工系学生・大学院生が研究テーマと無関係の企業総合職を志望する場合、ここが最大の山場です。
研究ネタがうんざり、と言われて、不慣れであろう、アルバイトやサークルネタを書いても経験が浅ければうまく書けません。
では、何を書くべきか、何をアピールすべきか、実はこの研究ネタです。同じ研究ネタでも、研究内容は「大学祭に来た小学生にわかりやすく説明する」というつもりでさらっと書いてください。長々と書くのは×。そのうえでフィールドワークをしたとか、学外の企業・研究機関と共同で研究を進めた、ということであれば、その関わり方などの過程について。そうでなければ、大学教員や他の学生・院生とどう関わったか、などを書いていくとかなり反応が違うはずです。
 

4位:サークル活動

 
典型例:「~というサークルで副部長だった。サークルの運営で苦労したことは、人間関係だ。そのため、よく相談されることが多く、丁寧に対応するようにした。その結果、サークルは大きくなり、アマチュア大会でも上位に入賞することができた」
 
評価:役職が何であれ、学生がよく書くのがサークルネタです。流れとしては「サークルの運営に関わった→人間関係で苦労した→結果を出した(大きくなった、大会で優勝したなど)」がよくあるパターン。
特に「悩みなどを相談され」「よく話し合うようにした」と人間関係を強調する学生が結構います。それが単にサークルの旅行先をどこにするかもめた、とか、それを大仰に書かれても、というのが採用担当者の正直な感想です。
 
改善メモ:サークルネタがダメ、というわけではありません。書くとしたら、体育会系部活と同じで後輩への指導は注目されやすいです。文化系サークルなら、サークルと社会人のかかわりが何かあるならそれを中心に書いた方がいいでしょう。単に遊んでいただけ、ということであれば、別のネタに差し替えることも検討した方がいいでしょう。
 

2位:家庭教師・塾講師

 
典型例:「家庭教師で生徒を受け持った。生徒の成績は悪く~、そこで手製の参考書を製作、わかりやすく解説した。その結果、生徒は志望校に合格することができた」
 
評価:ありきたり批判の典型例です。家庭教師・塾講師の決定的にまずいところは「それ、単に生徒の学力が高かっただけじゃないの?」との疑問をそうそう覆せないことです。
しかも、難関大や国公立大生を中心に結構な数、この家庭教師・塾講師のアルバイトをしているため、ありきたり批判が強まりやすい、という欠点も抱えています。
 
改善メモ:「対生徒」だとどうしても、1パターンに陥りがちです。そこで、生徒ではなく、保護者・運営業者とのやり取りにしてみたらどうでしょうか。
「生徒の志望校と保護者、特に母親の志望校候補が食い違っていた。それから、わが子を大事にしたいという思いから母親は勉強の進め方などにもよく介入してきた。そこで私は~(クレームへの対応策)」
もし、保護者・運営業者とのやり取りでそれほど書くエピソードがないなら差し替えを検討した方がいいでしょう。
 

同率2位:資格試験

 
典型例:「▽という資格取得のために勉強を続けた。▽資格は~という分野で広く知られており、~勉強に工夫した結果、合格することができた」
 
評価:TOEICや総合旅行業務取扱管理者、日商簿記など資格試験を頑張った学生がよく書くパターンです。書くネタが少ない、と学生が思い込むせいか、資格の概要を長々と書くのも特徴の一つ。よくよく読んでいくと、概要ばかりで、資格を取得した点しか伝わりません。
 
改善メモ:資格を書くのであれば、概要よりも、なぜその資格を取ろうと思ったのか、その理由が大事です。日商簿記なら概要よりは「経済をちゃんと知るためにも、取得しようと思った」というきっかけをもう少し詳しく書く方が有効です。
さらに資格の勉強とそれ以外の大学生活をどのようにして両立させたか、などの過程を書くべきです。それから、友人と一緒に勉強サークルを立ち上げた、とか、チームで資格試験にあたった、ということであれば、そのチームの話も書くといいでしょう。
 

1位:飲食・流通などのアルバイト

 
典型例:「~という飲食店でアルバイトを続けた。このアルバイトは商品の提供、説明や会計、清掃などが主な業務である。~という苦労はあったが、お客様を大事にする精神が身に付いた。この思いを貴社でも生かしたい」
 
評価:多くの学生がアルバイトネタを書きます。数が多いのは飲食や流通など接客のアルバイト。で、必ずと言っていいほど業務内容を細かく書いたうえで「お客様を大事に~」とまとめます。接客のアルバイトなら「商品の提供、説明、会計」をしないアルバイトなど存在しません。お客様を大事にしないなら、それは別の意味で注目したいですが、ほとんどすべてのアルバイト(というか、仕事)はお客様を大事にして当たり前。それをわざわざ書く話ではありません。
 
改善メモ:飲食・流通と言うと、まとめてしまえば、よくある話です。が、細部を見ていくと、ちょっとずつ違うはず。たとえば、同じコンビニでも、立地が大学内、オフィス街の中、野球場の近くの3店舗では客層も違えば、商品の売り方も違うはず。そうした細部に加えて、書くべきは学生本人がこだわったことです。学生からすれば「それ、普通です」ということでも、実はそこまで普通ではない、なかなかできていない、ということがよくあります。そうした学生本人のこだわりや過程を書いていくといいでしょう。
 

番外その1:就活塾

典型例:「就活塾に入りました。その就活塾は他の学生が辞めていく中、私は課題をこなすように頑張り続けました」
 
評価:申し訳ない、これはネタそのものを差し替えるべきです。大学受験では受験勉強を頑張るのが当たり前です。就活では就活を頑張るのが当たり前です。
この当たり前の話を書かれても採用担当者はドン引きです。
就活塾に行くかどうかは学生次第ですが、それをエピソードに持ってくるあたり、そもそもその就活塾の指導力を疑います。
就活塾に金を使うくらいなら私の本を買ってくれ、という邪な思いはさておくとしても、この就活塾ネタは差し替えた方が無難です。
 

番外その2:海外インターン・アートイベント主催など

さて、ここまで学生のエピソードにあれこれ、ケチをつけてきました。では、海外インターンとか、アートイベントを運営したとか、他の学生からすれば、「ESにかけるネタがあっていいなあ」とうらやましがられるエピソードはどうでしょうか。
実はこれも書き方次第では危うく、うんざり、と言われかねません。
ありがちな書き方としては、海外インターンやアートイベントなど学生が参加したプログラム・イベントの詳細を長々と書いて、学生本人の過程・行動などがわずかしか書かれていないものです。
海外インターンなりイベントなりが素晴らしいことはよくわかっても、では学生は、と言えば、見えてきません。見えてこないなら落とそうか、となってしまいます。
 

 背景よりは学生本人の話を

今回のランキング、共通しているのは、学生本人の話を書いているかどうか、です。
学生からすれば自分の話を書いているつもりでも、アルバイトの業務内容だったり、サークルの概要など、実は単なる背景にすぎません。
丁寧に書くべきは学生本人の行動、意識したことなど学生本人の話なのです。
就活生は、みな背景を一生懸命に書き、数が多いのが、飲食店・コンビニや家庭教師などのアルバイト、それからサークル活動など。数が多く、背景ばかりなので採用担当者からすればうんざりしてしまいます。それが「ありきたり批判」の正体ではないでしょうか。
よくあるサークル、よくあるコンビニ、よくある飲食店であっても、背景ではなく学生本人の話を書くようにしてみてください。うんざりされる確率は相当減るはずです。
 
それから、短期間のものよりも長期間のものを描くことも意識してみてください。アルバイトなり部活の練習なりを3年続けた、ということであればそれでいいです。そういうのがない、という方であれば、3年間意識し続けたこと、何かあるはず。
例えば、短期間のアルバイトを変え続けた学生であれば、アルバイト単独ならどれも短期間でネタになりづらくなります。ところが、「短期間のアルバイトを色々と変えていくことで社会を知りたかった」「勉強を優先するために短期間のアルバイトになってしまった」ということであれば、3年間意識し続けたこと、として書けるはずです。
 

学生の具体例2例をご紹介

では、どのように変えていくといいのか、ここではガクチカに基づいた自己PRを2例、ご紹介します。
 
【販売員アルバイト学生/学生原文】
ターミナル駅商店街にある飲食店でのアルバイトです。店頭でのお客様の呼び込みや、サラダやフライの量り売り販売、店内ではホール作業・接客を行っています。ある日、年配のお客様に接客していた際、接客態度が悪いと面と向かって怒られてしまいました。その日は朝の7時半から夜8時まで1日を通して働いており、夕方頃には疲れてそのお客様への接客が適当になっていたことが原因だと思いました。それまで接客態度を注意されたことは一度もなく、私はそのお客様の言葉にハッとさせられました。商品だけでなく、店員の接客、店の雰囲気すべてがお客様の満足度に繋がっているのだと気づきました。その後は、たとえ疲れている時でも笑顔で接客するように心がけました。またそれに加え、商品の味の説明、試食を進んで行うなどといった販売方法を工夫することで、お客様に「商品を買いたい」と感じてもらえるような接客を心がけました。疲れていても心を込めて笑顔で接客、販売方法の工夫を日々実践していくことで、以前よりもお客様に「ありがとう」と声をかけられることが増えました。この経験を通して、私は常に相手の気持ちを考えて人と接することができるようになりました。(500字)
 
【修正後】
ターミナル駅にある飲食店でのアルバイトです。ホール作業と店頭販売、両方を担当していました。アルバイトを始めてから少し慣れてきた頃、疲れた表情をお客様に見せてしまい、お客様からお叱りを受けてしまいました。それから、接客を含めたサービス全般について興味を持ち、関連の本や記事を読むようにしました。飲食店に関連するものだけでなく、アミューズメントパークや航空会社の本についても読み、サービスの奥深さを知りました。この飲食店でのアルバイトは3年続いています。今では3点、意識しながら働いています。1点目はオンとオフの切り替えを強く意識すること。疲れていてもお客様は私と初めて会うわけですから意識して笑顔を作るようにしています。2点目はきちんと接客できるコンディションを整えるために、無理なシフトを入れないこと。3点目はお客様に合わせてサービスを変えること。店の立地からお急ぎのお客様が多くそうした方にはできるだけ速く対応するようにしています。ホールでごゆっくりされるお客様もいるので、そのときは速さよりも丁寧さを意識します。単なるアルバイトですが、相手を考えることなども含めて意識が変わったような気がします。(500字)
 
【評価】
販売員アルバイトとのことですが、原文の「商品の味の説明、試食を進んで」行わない販売員アルバイトは存在しないはず。そこで話を聞いていくと、「オンとオフを切り替える」「無理なシフトを入れない」「相手に合わせたサービス」ということを強調していたのでそれを中心に再構成しました。
 
【ボランティア学生/学生原文】
私はゴールが大好きです。目標を達成した時に爽快感を持つことができるからです。中学、高校と陸上部に所属していて練習はとてもつらかったです。しかし、大会で自分の成績を伸ばすことができ、仲間とともに喜びを常に持ち続けることで努力し、在学中全国大会に出場することができました。陸上競技はひたすら練習しかなく、フォームなども含めて些細なことにも注意して、改善していく必要があります。目標をはっきりと意識することで、どんなことでも吸収することができました。ボランティア活動でもこのことを意識しています。昆虫について知りたいという目標があり、1年前から××県立博物館でボランティア活動をしています。しかし、活動のほとんどは収蔵庫の掃除です。展示でいらなくなったパネルを捨てることもします。昆虫について知りたいという目標があったので、パネルを捨てる前にパネルの説明文を読んだり、学芸員に昆虫について質問したりして、目標達成のために行動しています。その結果、昆虫についての知識を深めることができました。だから、私はどんなつらい状況でも、楽しみながら『ゴール』を目指すことができます。(481字)
 
【修正後】
私は自ら動くことを大事にしています。昆虫に興味があり、もともと、各地の博物館を見て歩くようにしていました。さらに知識を深めるため、1年前から××県立博物館でボランティア活動をしています。始めてからわかったのですが、ボランティア活動のほとんどは収蔵庫の掃除です。それ以外には展示パネルの整理などもします。行ってみれば雑用ばかりで、昆虫について学ぶ機会などは特に与えられません。不満を感じてやめる人もいました。私も雑用ばかりでがっかりしたことは事実です。とはいえ、私はボランティアの語源「志願兵」を思い出し、まず、雑用をくさらずにこなすようにしました。そのうえで、捨てる前のパネルを見比べる、あるいは、わからないことを学芸員に積極的に質問するようにしています。結果的に昆虫に関する知識はボランティア開始前と今とでは大きく変わりました。この経験から、自分の好きな昆虫以外でも与えられるだけではだめだ、と理解するようになりました。今ではボランティア以外でも、与えられることだけではなく、自分に何ができるのか、自ら動く姿勢は変えずに行きたいと考えています。(473字)
 
【講評】
原文だと、陸上の話、ボランティアの話が混在しています。しかも、陸上の話は学生時代ではありません。
前半の陸上ネタは、あまりにも抽象的。後半のボランティアネタも、やはり抽象的で単なる昆虫マニアか、と思われるだけです。
そこで、添削の際に話を聞くと、ボランティアと言っても雑用ばかりで辞めていく人が多い中で続けたこと、そこで自分から動いて行動するようにしたこと、それがボランティア以外でも意識するようになったことなどを話してくれました。
だったら、それを書こうよ、ということで再構成したのが修正分です。
 
 
 

【筆者プロフィール】

石渡嶺司(いしわたり れいじ)

 
大学ジャーナリスト
 
1975年生まれ。北海道札幌市出身。1999年東洋大学社会学部卒業後、日用雑貨の実演販売、編集プロダクション勤務などを経て2003年から現職。大学・就活関連の取材、執筆活動を続ける。当初から「大学勤務も採用担当者経験もないくせに」と批判されているが、14年経った現在も仕事が減りそうにない変わり種。
著書『キレイゴトぬきの就活論』(新潮新書) 、『女子学生はなぜ就活で騙されるのか』(朝日新書)、『就活のコノヤロー』(光文社新書)、『教員採用のカラクリ』(共著、中公新書ラクレ)など多数。

CATEGORYカテゴリー