• Profile
  • 氏名:前田 彩佳

    職種:記者

    入社:2013年

    部署:報道局 報道センター

  • 2013年大学卒業(外国語学部)、同年関西テレビ放送株式会社に入社。報道局に配属される。 入社後半年は本社において、エリア内の様々な取材先から送られてくるニュースの編集などを行う遊軍記者を経験。 その後、大阪府政の担当となり、府内の自治体や、国会議員・府市会議員ら政治家への取材を行う。 現在も府政担当記者として、行政を中心に精力的に取材活動を続けている。

What I do -こんな仕事をしています- メディアは、社会的な役割を持っているからこそ、責任とやりがいの両方を感じます。

現在は、報道局で大阪府政の担当記者をしています。
担当になった当時は、行政について全く知識がなかったので、まず地方自治法の本を買って、議会や自治体の仕組みを勉強するところから始めました。
自治体の予算制度や、誰が権限を握っているのか等…最低限必要な情報は頭に入れて、取材にあたっています。

学生時代には、考えられなかったことです。
政治に特に関心のなかった私が、
毎日、国会議員や地方議員の方々とお話しすることになるなんて、驚きです。

政治家に対する印象というと、正直言って、以前はあまり良くなかったと思います。
ところが、日々、色々な議員の方と接することで、政治に対する見方が変わりました。

とても熱心に国や地域のことを考えていて、
情熱を持って一生懸命政治に取り組んでいる議員もいらっしゃいます。
そういう方は尊敬していますし、お仕事で接することができて幸運だと思っています。

一方で、議員の政務活動費の不正使用問題についても取材しています。
私たちの調査報道がきっかけで、議員が活動費を返還したことも。
市民の税金の使い道として許せない問題なので、今後も追及していきたいですね。

メディアは、色々な役割を持っているからこそ責任とやりがいの両方を感じます。
人々を動かすこともあれば、市民の側に立ち政治や行政の不正をチェックすることも可能です。
今は、どうすれば同世代の人たちにもっと行政に関心を持ってもらえるか、
ニュースの映像や伝え方を試行錯誤しています。

取材される側と同じ気持ちを少しでも味わうことで、心に残る映像に。

My work -先輩たちの働く姿- 勇気を出して踏み込んで取材をすることで、記憶に残る映像を発信したい。

昨年8月に、広島の土砂災害を取材しました。発生から一週間経った頃だったので、災害後、復旧はどのように進んでいるか、 地域の人たちはどんな様子で暮らしているのかを伝えることが目的でした。 私たちが現地に到着した時は、まだまだ周りの援助が必要な状況でしたが、私は取材する側として、 作業を手伝うことよりも事実を伝える方が先だと思っていました。 ところが、先輩のカメラマンは、被災者の方々と一緒に泥をかき出し始めたんです。 私もお手伝いをして、取材クルーみんなで黙々と泥をかき出しました。 その後、2日間にわたって復旧作業の様子を追いかけることができました。 結果として、地域の人たちが協力し合って道を整えたり、橋を造ったりしている貴重な映像が撮れました。 大阪に帰ってきた後、取材させていただいた方から会社宛に、お礼の手紙が届いたんです。 手紙の内容は、「取材する人が泥かきを手伝ってくれたことなど、 これまでになかったので大変うれしかった」というものでした。 私はうれしいと同時に驚きました。 報道とは、それを見た人が何かを感じるだけでなく、取材をさせていただいた方にも喜んでもらえるんだと。 私はそれまで、取材相手に対して距離を置いていたと思います。 取材される側と同じ気持ちを少しでも味わうことで、相手に対する理解が深まり、 質問やコメントも変わってくるし、心に残る映像を撮ることができるのだと実感しました。 もちろん報道には客観性が必要ですので、どこまで踏み込むかバランスが大切。 広島の土砂災害の取材は、もう一歩踏み込むことも必要だと感じたエピソードです。 この経験は、その後の取材にも活かされています。

社会で孤立する人たちの原因を探りたい。

My work -先輩たちの働く姿- いつか社会問題をテーマにしたドキュメンタリーをつくりたい。

大学時代、イギリスに留学中、東日本大震災が起こりました。 現地のテレビでは、BBCが津波の衝撃的な映像を大きく取り上げ、みんな不安を感じながら釘づけになって観ていました。 イギリスで被災地へ向けた募金活動を始めたところ、 ニュースを観たたくさんの人が、日本人の私に「大変だったね」と声をかけ、心配してくれました。 その時、報道の大切さを知りました。 何かを伝えることが、誰かを動かすことにつながるんだと。 それがきっかけで、私も報道に携わる仕事がしたいと決意しました。 そして、その頃からずっと私を支えている大きな目標があります。 それは、社会問題をテーマとしたドキュメンタリー番組をつくることです。 元々、私は様々な社会問題に関心がありました。 高齢化社会、国内での外国人労働者、いじめの問題など…。 とりわけ、病気や様々な理由により、社会的に孤立してしまう人々、 「社会的弱者」と言われる人たちにスポットを当てたいんです。 なぜ孤立してしまうのか、取材を通してその原因を探ることで、 私たち誰もが同じ立場になり得ることを伝え、 「弱者」をこれ以上増やさないことにもつながれば…と考えています。 今、特に興味があるのは、「発達障害」を抱える人々と彼らをサポートしている人たちです。 ドキュメンタリーの前に、もっと近い目標として、 ニュース番組内で10分程度のVTRを紹介する特集でこのテーマを取り上げたいと思っています。 まずはそこから頑張りたいですね。 尊敬する先輩方が作った過去のVTRを観て、 表現の仕方、映像の見せ方などをもっと勉強しようと、日々励んでいます。

大切な社会問題が埋もれないように、発信し続けたい。

My work -先輩たちの働く姿 - 報道の素晴らしさは、世の中に知られていないことを伝え、それが人々の役に立ったとき。

この仕事の魅力はひと言では語り尽くせないですね。 そのひとつとして、取材を通して幅広くいろんな人たちと出会えることは、本当に楽しいし勉強になります。 政治家から何百年も続く老舗企業の社長さん…そして一般の方々まで。 日々、出会いを通して「取材力」を磨いています。 担当の大阪府政の取材を続けながら、社会問題についての企画もどんどん提案していきたいと思っています。 先輩たちは、忙しい中でも、いつの間にか次々と企画を出していて驚かされます。 報道の仕事はハードなイメージがあるかもしれませんが、 女性の先輩もたくさんいるのが励みになります。 自分の理想と思える先輩に囲まれ、学ぶところが多く、刺激も受けています。 先輩との差はなかなか埋まりませんが(笑) 先日、とても印象に残る仕事をさせていただきました。 戦後70年をテーマとした、広島の原爆に関係する取材です。 今、被爆者の高齢化が進んでいます。 このままでは被爆体験を伝える人が途絶えてしまいます。 そのため広島市が被爆者からじっくり話を聴き、 継承するという「伝承者」の養成を行っていることについて取り上げました。 放送後、この取り組みについて、とても興味を持ったというご感想をいくつか頂戴しました。 その中から新たな伝承者が生まれる可能性もあります。 まだあまり知られていないこの取り組みをテレビで紹介することで、広く知ってもらうことができました。 前向きな反響があると、本当にこの仕事を選んで良かったなと思います。

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企業情報
企業名

関西テレビ放送株式会社

業種 放送・新聞
事業内容 「カンテレ」の愛称で親しまれる関西テレビは、フジテレビ系列の準キー局として、人気番組「SMAP×SMAP」「にじいろジーン」や、火曜夜10時ドラマ「銭の戦争」「チーム・バチスタシリーズ」「アンフェア」など数多くの全国ネット番組を制作。関西ローカルでも「よ~いドン!」「ちゃちゃ入れマンデー」など個性豊かな番組が視聴者の支持を得ています。
またテレビだけでなく、社員が監督を務めた「阪急電車」をはじめとした映画事業や、「大阪国際女子マラソン」「バーン・ザ・フロア」など大型イベントの企画・運営にも取り組み、多彩なコンテンツを発信しています。
Webページ 関西テレビ 公式サイト
採用サイト
設立(年・月) 1958年2月
代表者名 福井 澄郎
資本金 5億円
上場データ 未上場
売上高 個別:603億9,600万円 ※2015年3月期
従業員数 580名 ※2015年4月現在
従業員平均年齢
本社所在地 大阪府大阪市北区扇町2-1-7
勤務地
(都道府県)
東京都, 愛知県, 大阪府

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