- Profile
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氏名:中野 整
職種:食品表示管理 課長
入社:1997年4月
部署:品質管理本部 表示課
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大学で法律を学び、1997年4月に入社。関東事業本部 海老名製造部 製造1課に配属され、メロンパン製造に従事する。その後、生地づくりや材料の受け入れなどに関わる資材係、材料の選定や発注を担う購買部での仕事を経て2006年に品質管理本部 表示課に異動。翌2007年には係長に昇進する。2014年に、本社にある同課に異動。課長に昇進し、関西・関東の食品表示を取りまとめる中心人物として、部下と力を合せ、お客様に信頼される表示を目指す。
What I do-こんな仕事をしています-すべての商品が法律に則った正しい食品表示になっているか。きびしい目でチェックしています。
商品の表示部分を作成・確認する部署で働いており、主にスーパーマーケットやコンビニエンスストアで販売されるパンの包装袋にプリントされた商品名や商品コピー、一括表示と呼ばれる原材料や添加物、アレルギーやカロリーといった表示に間違いがないかを確認しています。チェック例をあげると、原材料や添加物の表示は使用量の多い順に記載しなければならないルールがありますので、手元のリストを見ながら、きちんと使用量順に記載されているかを確かめています。
関西・関東を合せて毎月たくさんの新商品が生まれているため、月にチェックする商品は200~300点。課内のメンバーで手分けして作成した表示書類を、私が最終決裁する役割を担っています。
平成27年に食品表示法が施行され、5年以内に「原材料と添加物をはっきりと区別させる」「ナトリウム表記ではなく、塩分量で表記する」といった表示に変更しなければなりません。現在、法律に対応するために、どういった社内基準を設けるかを課内で議論していて、こちらも大きな仕事です。特に原材料の表示はお客様がもっとも関心のある部分なので、どうすれば誰もが安心できる表示になるのかを全員で考え続けています。
People and culture-働きやすい職場-公平な評価制度があり、情熱と実力次第で早期のステップアップも可能です。
当社では職級と呼ばれる階級制度があり、その社員の実力に応じて1~10級まで分類されます。仕事の成果や管理能力だけでなく、社内の通信講座を受講したり、業務に必要な資格を取得したりすると評価点が加算され、毎年4月に昇格のチャンスがあります。他にも面接や論文なども評価対象になるなど、多角的に判断されるので非常に公正です。評価基準に年齢は関係がなく、昇格すれば、その職級に応じた役職を与えられる可能性があり、実際に30代で課長職に昇進する社員もいます。 また、努力する姿勢が必ず評価されます。私自身も表示課に配属されたときに、お客様に一番近い営業にもっと表示のことについて知ってもらいたいと、ノウハウがない中で新聞をつくり、社内ネットワークを通じて全社員に回覧しました。食品やパン、原材料の知識について書いた新聞は、今では月1回の定期発行となり、課内の仕事として定着しました。熱意を持って取り組みたいことがあれば、チャレンジさせてくれますし、結果が出た分だけ認めてくれる環境があるので、やりがいがあります。
Careers-キャリアプラン-どんなときも前向きな発言をする先輩。入社当初から憧れの存在であり、私の目標です。
入社した頃からお世話になっている先輩がいて、製造部門・営業部門とお互い部署が違ったのですが、よく気にかけてくれて何かあればサポートしてくれました。入社から十数年経った今もつながりがあり、関東に出張に行った際は会って話をしています。その先輩の尊敬するところは、どんな困難に直面しても、あきらめずに必ず解決策を見出す姿勢です。 私自身、製造畑から品質管理本部に異動したときは多くのことを始めから覚えなければならず戸惑いましたが、先輩を見習ってめげずに部下からひとつずつ教えてもらい、夜遅くまで勉強したからこそ今があると思っています。直接アドバイスをされる人ではありませんが、背中からたくさんのことを学ばせてもらいました。 また自分自身も上司として部下を持つようになって感じるのは、私がしてもらったように若い社員の助けになりたいということです。自分中心にならないように気をつけ、常に周囲を見渡すように心がけています。また他部署へ応援に行く際に、困っている人を見つければ、進んで協力するようにしています。困難に打ち勝つ強さと、周りを気づかうやさしさを身に付けて、先輩みたいに頼られる存在を目指します。
My work -先輩たちの働く姿-表示課自体の活躍の幅を広げること。そして、今までのキャリアを活かして、また新しいことにも挑戦したい。
直近の目標として、来年は活動の幅を広げて食品表示の確認だけでなく、実際に工場に出向いて表示通りの商品をつくれているかというところまでチェックできればと考えています。今後でいえば、コンピューターを活用して、ヒューマンエラーを防止しながら業務効率化を図れるシステムを導入できないかも視野に入れています。商品提案も、時間をつくって挑戦したい業務のひとつです。当社では、開発部門以外の社員も提案ができるので、例えば表示をチェックする上で身に付いたカロリーなどの栄養に関する知識や原材料の知識を活用し、低糖質や食物繊維が豊富なパンなど機能性の高い商品のアイデアを出せるのではないかと思っています。 また今までいろいろな部署に関わってきて感じるのは、すべての経験が次の仕事に活きているということ。最初は製造に関わったことで材料の知識が身に付き、購買部に異動になったときに役に立ちましたし、購買部で知識の幅がより広がったことで、多くの材料の表示をチェックする際も、材料名を見れば、それが何なのかがわかります。いつか表示課のノウハウを活かせる、別の業務にチャレンジするのも面白そうですね。たくさんのことを学ぶチャンスのある『神戸屋』で多種多様な知識やスキルを身に付けて、これからも会社と共に成長していきます。