• Profile
  • 氏名:俵 武尊

    職種:品質保証

    入社:2015年

    部署:品質保証部 品質保証課

  • 高等専門学校で化学を学び大学に編入。その後大学院を修了。専攻は高分子化学。入社した年の2015年6月に品質保証部、品質保証課に配属され、現在は2年目。所属する品質保証課は、大好きなサッカーのポジションに例えると、間違った商品を生み出さないためにしっかり守る、最後の砦ディフェンダー。 日々、お客様が安心、安全に使用できる商品をお届けできるように、商品の品質を確保する仕事に携わっている。主に「モンダミン(洗口液)」を担当している。

What I do -こんな仕事をしています-関係部署と連携し、品質の安定・効率化を提案。

所属する品質保証課は研究部門と生産部門とのかけ橋であり、モノづくりを進めるための土台となる部署です。私たち品質保証課が中心となって、研究部門が考案した新しい商品を生産部門で安定的に生産するためのマネージメントを行い、研究、生産両部門と連携しながら商品の品質を確保し、効率よく生産できる方法を考えています。
生産現場でトラブルが起きれば、その原因を調べるのも品質保証課の仕事ですが、現場で判断がつかない場合は確認を行います。例えば、現在担当している「モンダミン」なら、アルコール濃度など、その中身を調査しますが、品質保証や生産部門でわからない部分は、実際に考案した研究部門に協力を要請。研究部での設計段階において、「溶けにくい原料はありませんか?」「調合の際に注意する点はありませんか?」といった、実生産を想定した質問を重ねていきます。研究部門の回答を聞いた上で、研究部門の人から直接、生産部門の人にアドバイスをしてもらう下準備をしたり、生産ラインテストの段取りをしたり、解決に向けて具体的に動き出します。
仕事をする上で各部門の知識が必要になってきますが、大切なのは自ら知識を得る姿勢です。これからもさまざまな人に質問をし、知見を広げていきます。

My work -先輩たちの働く姿-ひとつの商品のすべてに携わることが大きなやりがい。

商品が生産できるようになるまでに起こり得るトラブルを回避するための手段を考え、研究部門や生産部門の人たちと一緒に検討します。安定生産の体制が整っても決してそれで終わりではなく、これからもそれを継続できるように見守っていくのが品質保証課の役割。研究部門は商品が市場に出れば次の商品、と進んでいきますが、品質保証課は、生産し続けている間は何かしらのトラブルが起きればそれを解決して、見守っていかなければならないのです。企画・設計段階から資材調達、生産、流通と、ひとつの商品の最初から最後まで、まさに「ゆりかごかから墓場まで」しっかり携わることができます。 確かに「この商品をつくりました」と言える研究部門や生産部門が会社の花形ポジションかもしれません。ただ、商品の発売に至るまでにかかる時間よりも、安定生産されるようになってからの方こそ長い時間を必要とします。実際の商品が店頭に並んでいるのを見て、製造に携わった部門の人は「この商品、私がつくったんだ!」と思いますが、品質保証課の私は「この商品にはかなり手を焼かされたけれど、しっかり商品として成り立っているな。でも、まだここに改良の余地があるな」という感想になり、その違いが実に面白いです。商品づくりの土台をしっかり支える私たち品質保証課は、縁の下の力持ちとして十分に花形ポジションであると自負していますし、各部門とコミュニケーションを取りながら進めていくこの仕事に大きなやりがいを感じています。

Preffered skills & experience -活かせる知識-培った知識と思考がトラブルの原因解明に貢献。

商品に使われる原料や容器材質の素性を知っているか、知らないか、この差がとても大きいと感じています。研究部設計段階のスケールでは気づきにくい小さな変化でも、生産現場で取り扱う大きなスケールでの製造になると、原料や容器材質が与える影響も大きくなり、トラブルの一要因となってしまいます。このように実際の生産現場で起きるトラブルに対応するにあたって、学生時代に培った知識は大いに役立ちます。 現在、紙を使った製品が多くなってきていますが、容器に関してはまだまだプラスチックが主流です。一口にプラスチックと言っても種類はさまざまですが、熱が加わると柔らかくなるものもあれば、逆に固まるものもあり、収縮したり、膨張したりして、保管条件によって思いもよらない変形が発生したり機械トラブルの原因になったりします。トラブル原因の解明を、学生時代に高分子化学を学んできた私の場合は、「なぜなのかな?」とプラスチックを疑うことからスタート。「このプラスチックの材質は何なのかな?」という面からや、厚み、物性の面から直接調べたりもします。「薬剤に対する耐性はどうなのかな?」「アルコールで溶けたりしないのかな?」といった知識も存分に発揮しています。また、仕事をする上で、「どうしてこうなのか」、「どうやったらこうできるのか」を順序立てて考える能力が必要なので、知識だけではなく、学生時代に培った論理的な思考も大いに役に立っています。

Careeres -キャリアプラン-現場を直接自分の目で見て解決策を考案し、それを実行できるまでに成長。

商品づくりを円滑に進めるために、どこまでを品質保証課でサポートしてあげるのかを常に意識しています。例えば、「ここまでは生産部門」「この部分は生産部門に聞いてから品質保証課が提案した方がいい」「ここは品質保証課から提案してあげないと、生産部門が困るだろうな」といった具合です。 各部門とのコミュニケーションを取る際は、本当に事細かく、密に連絡を取り合って、念入りに話をします。それはもうお節介なくらいに。実際にトラブルが発生すれば、電話ではなく、直接現場に足を運んで自分の目で確認をすることに重きを置いています。何が起きているのか、なぜこういうトラブルは起きるのか、そもそもこの機械はどういう原理で動いているのか、実際に自分の目で見て把握し、現場のことを一番よく知っている現場のスタッフにヒアリングしなければなりません。思いつきの対策ではなく、より現実的な、そして対応可能な対策を講じるために、直接現場に赴くことはとても大事なことです。自分自身で工夫して原因解明の試験を考え、トラブルの原因を見つけ出したときは達成感がありますね。 最近では生産現場に行くと、私に「俵さんこれでいい?」「これについてはどう思う?」と意見を求めてくれる人が増えてきました。最初の頃は、質問はすべて上司のところへ。しかし経験を積むごとに、私を窓口にしてくれるようになり、そのたびに「経験値が積めてきたな」と成長を実感しています。

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企業情報
企業名

アース製薬株式会社

業種 化学・石油, 医薬品
事業内容 医薬品、医薬部外品、医療用具、家庭用品などの製造販売並びに輸出入
Webページ 新卒特設サイト
設立(年・月) 1925年(大正14年)8月26日
代表者名 代表取締役社長 川端克宜
資本金 33億7,760万円
上場データ プライム
売上高 連結ベース1,797億円:2017年12月期
従業員数 1,257名(連結ベース4,167名):2017年12月31日現在
従業員平均年齢 41歳:2017年12月31日現在
本社所在地 東京都千代田区神田司町2-12-1
勤務地
(都道府県)
兵庫県

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