内定をもらい、ほっと一息……。残りわずかな学生生活、しっかり遊んでおきなさい！なんて声もあるけど、本当に遊んでしまっていいの？ 任意で研修も実施されているようだけど、参加すべき？ これをやれば一歩リード！ というものはあるの？
JOBRASS編集部では、全国の採用担当者111名に、「内定をもらい就職活動を終えた学生が、4月の入社までにやっておくべきこと」を聞いてみました。
とにかく「学生時代にしかできないこと」を楽しむ
もっとも多かったのは「学生時代を楽しむ」というもの。ただ、夜更かしして、次の日のことを考えずに呑んだくれるばかりが「学生時代にしかできないこと」ではありません。長期の旅行にいく、運転免許を取得しておくなど、社会人になってからではなかなか時間がとりにくいことをしておくのも良いことです。
・学生時代を楽しむべきだと（女性／学生・フリーター／22歳）
・遊べるだけ遊ぶ事。頭のいい子（大学の良し悪しでは無く、切り替えの早い子）はこれが出来る。仕事もよくできる、本気度がほかの子と全然変わってくる（男性／営業・販売／39歳）
・思いっきり遊ぼう（男性／その他／44歳）
・海外旅行（男性／公務員／29歳）
・運転免許をとる（男性／総務・人事・事務／41歳）
社会人としての自覚
4月からは社会人。いよいよ社会人になるという自覚と覚悟を決めておいたほうが良いという意見もあります。遊ぶのも大切ですが、4月になって始まる新生活に慣れるため、社会人としての常識や生活を想定してのも大切なこと。
・覚悟を決めること（女性／その他／27歳）
・社会人としての常識を身につけていて欲しい（女性／公務員／45歳）
・社会人としての心構えとライフプランを考える（目標をもつ）（女性／総務・人事・事務／38歳）
・脱学生気分（男性／総務・人事・事務／41歳）
会社概要、仕事内容の復習
自分が働く会社では何が求められるのかを、OBやOGに会って聞いておくと良い、というアドバイスもありました。
・モチベーションを保つ（男性／その他／32歳）
・これからの仕事内容のイメージトレーニング（女性／その他／28歳）
・会社の概要 仕事の内容（男性／その他／39歳）
・会社での就業内容の確認（男性／公務員／43歳）
・自社に対する調査、一般常識を身につけること（男性／その他／39歳）
いろんな人と会っておく
会社に入ったら、案外出会う人が限られることもあります。入社前に社会人の知り合いの幅を広げておくと、社会人としての考え方を学ぶこともできそうです。
・会社には20代から60代まで色々な世代の人と関わることになるので、その中で自分がどのような振る舞いをするべきなのか、社会人経験者から少々話を聞いておくと、少し厳しい対応があった場合でも驚かず対応できると思う（女性／その他／38歳）
・いろいろな人とつきあう（男性／研究・開発／32歳）
生活を正しておく
会社員になったら、8月いっぱいが夏休みだったこれまでの生活にはさようなら。小中高、大学とずっと休みだった8月も、普通に朝起きて会社に行く日々です！ ともあれ、会社が何時に始まるのかを調べ、通勤時間から逆算して、起きる練習をしておくと、新しい生活時間にも体が早く慣れるでしょう。その他、「散髪」など、社会人らしい身だしなみをととのえていくというアドバイスも。
・規律正しい生活習慣を身に付けて置くと良いと思う（男性／その他／36歳）
・常識的な生活態度（女性／金融関係／44歳）
・身だしなみを整える（女性／その他／33歳）
・身辺整理（男性／総務・人事・事務／37歳）
マナーを知っておく
一般常識としての言葉遣い、マナーは身につけておきましょう。「何が社会人常識なのかわからない」という人は、身近な社会人といちど食事にいくなど、聞いてみるのも手。
・言葉遣いをしっかり（女性／その他／41歳）
・ある程度マナーは覚えて来てほしい（男性／その他／45歳）
・敬語の使い方（男性／その他／36歳）
学校の勉強
忘れられがちですが、学校の勉強も、「学生のうちにしかできないこと」。卒業できなかったら、元も子もありません！
・学校の勉強（男性／総務・人事・事務／45歳）
・学校を良い成績で卒業するために全力を尽くす（男性／その他／39歳）
英語、資格、パソコン操作
社会人になってから英語を勉強し始めようと思っても、なかなかうまくいかないもの。自由な時間があるうちに、集中的に学んでおくのも有効な時間の使い方です。また、必須となるのがパソコンスキル。仕事として必要に迫られればできるようになるものですが、自信のない人は少し触っておいても。
・英語の勉強（男性／その他／36歳）
・資格取得（男性／営業・販売／36歳）
・パソコン操作（男性／公務員／40歳）
アルバイト
学生にとっては、お金を稼ぐ手段として重要なアルバイトですが、“仕事”として捉えた場合、いろんな仕事を“体験”できるのも学生のうち。お金を稼ぐという目的だけでなく、いろいろな仕事をしてみるという観点からアルバイトを選んでも見るのも面白いでしょう。
・全然関係ないアルバイトを経験しておくといいです（男性／営業・販売／35歳）
残りの学生生活、社会人になってから「学生生活の最後はこれをやった」と言えるように、有意義なものにしてくださいね！
【調査概要】
方法：JOBRASS就活ニュース調べ（インターネット調査）
調査期間：2016年6月16日～2016年6月22日
対象：企業の採用担当者 計111名
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