• 2015.08.2604:40
  • 自己分析

就活生は必見。学生時代に頑張ったことと、自己PRの違い

ほとんどの企業で、エントリーシートや面接などの際に「学生時代に頑張ったこと」や「自己PR」を聞かれます。しかしこの2つについて、就活生の中には違いが分からず、混同してしまっている人が少なくありません。質問の意図や伝えるべき内容が異なりますので、その違いをしっかり理解しておきましょう。

 

 企業が「学生時代に頑張ったこと」を聞く理由

例えば「学生時代に頑張ったことは何ですか?」という設問に、どのような回答を考えるでしょうか。中には「頑張ったことは1つで良いのか」と疑問を持つ方がいるかもしれません。できるだけ自身のことを伝えるため、いくつものエピソードを盛り込みたいと考える方も多いはずです。

 

この質問によって採用側が知りたいこととは、学生時代にどのようなことに取り組み、それによってどのような能力を身につけたのかということ。そして、入社後にその能力をどのようにして仕事へ活かそうと考えているかを判断しています。そのうえでは、「なぜそれを頑張ったのか?」
という理由についても関心を持っていることでしょう。質問に対して適切に回答するには、まずこうした採用側の意図を理解することが必要です。
エピソードにおいてはただ「辛かったこと」「苦労したこと」とその結果を告げるだけでなく、その中での出会い、あるいは困難をどのようにして乗り越えたかの過程を伝えます。それによって、就活生の性格や志向性なども理解することができるのです。

 

 「頑張ったこと」を記述する上でのポイント

企業の人物評価では、過去に達成した成果やスキル・能力はもちろん、その人の行動特性や思考力なども評価対象にしています。
例えば「TOEICで900点以上を取った」という成果があれば、それまでの勉強は頑張ったこととして十分に有意義なテーマとなるでしょう。しかし企業が知りたいポイントは、その結果だけではありません。なぜTOEICの試験を受けたのか。そしてどのようにして900点以上獲得したのかという過程。またその中で遭遇した困難や、それを乗り越えるための工夫などを見ています。
また何かを成し遂げることで、今現在にそれがどう繋がっているのか。また、今後就職してからどのように活かしたいと考えているのかも、非常に大切なポイントと言えるでしょう。このように、行動特性や思考力を踏まえて記述することでこそ、「頑張ったこと」が採用側にきちんと伝わります。

 

 そもそも自己PRとは?

では次に、自己PRについて考えてみます。そもそも就活時に企業が自己PRを求めるのは、なぜなのでしょうか。これは、企業の存在意義を考えると答えが見えてきます。

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