• 2015.09.2908:00
  • 自己分析

就活で後悔しないために! 自分軸の作り方とその重要性とは

就活生を見ていると、毎年のように、手当たり次第さまざまな企業へエントリーを行っている人を見かけます。内定が得られなければ卒業後に仕事へ就けませんから、とにかく数をこなそうという気持ちがあるのでしょう。就活では複数社へエントリーする人が圧倒的に多いため、もちろん悪いことではありません。しかし、考えなしにエントリーばかり増やしても、内定を得ることは難しいというのも事実。もし就職できても、働き始めてから後悔することになりかねません。

 

就職は人生において大きなターニングポイントです。しかし実際に、就職してからイメージギャップ等と理由として、早期退職する人が数多くいらっしゃいます。そうならないために必要なのが、自分なりに就活の軸を持つということ。自分軸を持ち、それに添って活動を行うことで、最終的に満足した形で就活を終えられるはずです。
では、就活における自分軸とはいったい何なのか。どうすれば持つことが出来るのかをご紹介していきます。

 

 就活の軸とは?

日本国内には、現在420万を超える企業があります。その中に、1つとして同じ企業はありません。業界で見てみても、金融、不動産、食品、医療、エネルギー、流通、サービスをはじめ実に多様です。就活生はその中から、就職先としてたった1社の企業を選ぶことになります。

 

ではいったい、何を基準に企業を選べば良いのか。業界や職種、成長性、経営理念、事業内容、あるいは所在地などを含め、企業選びには様々な要素が挙げられます。そしてあなたはそれらを見て、優先順位が生じてくるでしょう。そのように、自分自身が就活を進めるための基準となるものが“軸”です。
 
例えば成長著しいベンチャー企業で力を試したいのか、それとも安定性の高い大企業でじっくり働きたいのか。興味のある業界やチャレンジしてみたい職種、共感できる理念などもまた、人によって異なります。自身の仕事に対する志向性と照らし合わせながら、迷った場合の基準とできる軸を持ちましょう。

 

 なぜ自分軸を持たなければいけないのか

自分軸が持てていないと、確固たる意志を持って企業を選ぶことができません。表面的なイメージや印象だけでエントリーしてしまえば、明確な志望動機も生まれないでしょう。企業の採用担当者も、「どうしても働きたい」という意志や理由を感じ取れません。本心から入社したいと思っているのか分からない人材を、企業も採用したいとは思わないはずです。

 

また、運良く内定を得られたとしても、入社後に後悔する可能性が高まります。「実際に働いてみたら、別のことがやりたくなった」「イメージしていた仕事と違った」「思ったより業界に興味が持てない」など、入社後にギャップが生まれ、悩みを持つ新社会人は非常に多いのです。その理由は、仕事に就いて初めて働くことを我が身として受け止め、気付かなかった自分軸が明るみになるから。自分軸とは働くうえでの基準であり、現実との間に大きなギャップがあれば、仕事に対するストレスや意欲低下に繋がります。

 

例えばなんとなく営業は忙しそうなので、事務職を受けて内定を得たとしましょう。いざ仕事を始めてみると、毎日のようにパソコンと睨めっこ。社外に出るのはランチタイムだけという毎日に、嫌気がさしてきてしまいました。そこで、初めて気が付くのです。「もっと社外に出て、人と接する仕事がしたい」と。
これはほんの一例ですが、まさに軸を持たぬまま就活を進めたが故の結果です。就活の時点で自分が「何をしたいのか」「どんなことが楽しいと感じるのか」「どういう働き方が合っているのか」を真剣に考えていれば、営業や販売、コンサルティング等の仕事を選んでいたかもしれません。

 

 自分なりの軸を見つける方法

ここまで挙げたように、就活において自分なりの軸を持つことは、就活を成功させるうえで非常に大切です。そのために、まず自己分析を行いましょう。自分自身をよく理解することが、軸を明確にするための第一歩です。
 
具体的には、例えば次のようなことについて、自問自答してみてください。ただ考えるだけでなく、ノートに書き出してみるとより効果的です。

 

続きを読むにはログインが必要です。

CATEGORYカテゴリー