• 2017.11.2808:00
  • 自己分析

女性だから特別扱いされたと感じることはある? 女性社員のホンネ調査

女性の活躍の場が広がっています。頑張る女性たちのなかには、会社内でのセクハラ被害など、イヤな思いをする人がいる一方で、なんだかんだ得をすることも……?
 
そこで今回JOBRASS編集部では、社会人5年目から10年目の女性55名に、これまでに「女性」だからこそ、良くも悪くも“特別視”されたと感じたことがあるかどうかをアンケート。「ある」と回答した人には、具体的な内容を聞いてみました。
 
【これまでに「女性」だからこそ特別視されたと感じたことはありますか?(良いことでも、悪いことでも)】
・ある 30.9%
・ない 69.1%

 

 
「ある」と答えた人は、全体の約3割。では、どういうときにそう感じたのでしょうか? まずは、“得”をした、というエピソードから。
 

 体力に負荷のかかる仕事は配慮してもらえる

 
体力的に負荷が大きい仕事や力仕事、体調に気を遣ってもらえたという声が多くあがりました。また、得というより当たり前のことではありますが、「妊娠中などの仕事内容」(女性/その他/26歳)など、妊娠・育児のときに配慮してもらえたことに感謝する声もありました。確かに育児をしながら働くのも当たり前の今、いざ自分が妊娠・出産、育児をするというときにどう働きたいか考え、その会社ではどう働けるかを調べておくことは大切です。
 
・ある程度の労働がかかる仕事(女性/営業・販売/26歳)
・休みの融通が利いた。力仕事は任せられず、機械系は男の人が率先していた(女性/その他/25歳)
・体力や体調など、心配してもらえている(女性/その他/28歳)
・体力的な部分(女性/総務・人事・事務/27歳)
 

 「かわいい」と許される

 
「かわいい」ということで、男性社員に比べて上司の態度が柔らかかった気がする…という声もチラホラ。
 
・かわいいから優遇(女性/営業・販売/27歳)
・可愛いで許される面があった(女性/営業・販売/29歳)
 

 優しくされる

 
「かわいい」ほど直接的な表現ではありませんでしたが、女性社員だから、というだけで優しくされたことを実感した人も。
 
・優しくしてもらえるし、上司にもかわいがってもらえているように思う(女性/その他/31歳)
・情けない自分も優しく受け入れてくれる(女性/その他/34歳)
 

 金銭的にトクをしたことがある

 
飲み会など、「男性は3000円、女性は2000円」というように、女性の金銭的負担が少なく設定されたり、奢ってもらえる機会も多かったりする時に、“自分は女性”ということを実感した、という声もありました。
 
・金銭的な待遇(女性/その他/28歳)
・お金の問題(女性/その他/23歳)
 

 モノをもらったことがある

 
「例えばどこかへ行ったときのお土産や、取引先など、何らかで手に入った数が少ないキャラクターもののノベルティなどがあった場合、女性から配られる……ということがあります」とは、事務職の女性(24歳)の弁。
 
・何かのおまけやお土産をもらったりする(女性/その他/28歳)
 
ただし「可愛がられる、優しくされる」というのは諸刃の剣でもあるようです。女性であるがゆえに「ナメられた」という人たちの声が、こちらです。
 

 ナメられたことがある

 
・私は女性ですが、男性と同じ言い方をすると「女のくせに」と思われたりなめられたりしたこと。女性には女性らしいやり方をしなくてはいけないと感じた(女性/その他/32歳)
・取引先や下請けの企業から見下されたような態度をとられたことがあり、悔しい思いをした(女性/その他/31歳)
・女性だし若いし、これくらいのことしか出来んよな、と思われたこと(女性/その他/28歳)
 
31歳の女性会社員(女性/総務・人事・事務)は、「20代のうちは、社内ではたいてい“優遇”されますし、仕事がうまくいっているうちは、取引先からもちやほやされるでしょう。私もそうでした。でも、仕事上でいざトラブルが起こったときには、同い年の男性社員には言わないのに、私には『上の人呼んできて』とか、『他にわかる人いないの?』とか言われたことがあります。私が仕事ができなかったからもしれませんが、やはり女だからだと思います。悔しいこともありますが、確かに力仕事など、男性にはどうしたってかなわない部分だってあります。肩肘張ることなく、女性は女性のいいところを活かして働いて行きたいなと思います」と話してくれました。
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年10月13日~10月23日
対象:土社会人5年目から10年目の女性 計55名

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