• 2017.02.1008:00
  • 自己分析

採用担当者が思わず疑ってしまう遅刻理由 「電車が遅れた」「腹痛」「親が病気」「人助けをしていた」

会社説明会や面接に臨むにあたり、遅刻は厳禁。でも、いろいろな事情で遅刻をしてしまう学生は絶えません。もちろん天候や交通機関の影響など、本当に止むを得ないケースもありますが、なかにはウソくさい言い訳も。
 
JOBRASS編集部では、採用担当者115名に、「面接などで、学生が遅刻した理由としてウソくさく感じる“言い訳”」を教えてもらいました。こんな理由なら言わないほうがマシかも!? 
 
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 1位:電車が遅れた、渋滞など交通機関のトラブル

 
たとえ交通機関のトラブルと主張しても、場合によっては「いや、交通機関の遅延って言ってるけど、証明書もなければ別に情報も出ていないし」とバレバレのケースや、「それより10分早く家を出ていれば済んだ話なのでは……」などと思われていることも多そう。時間には余裕を持ちすぎるくらいのほうが良さそうです。
 
・交通機関の遅延を理由にすること(男性/研究・開発/49歳)
・電車が遅れた(男性/営業・販売/43歳)
・人身事故による交通機関の遅延(女性/その他/30歳)
・交通渋滞・電車の遅延。その辺は想定したうえで早めに来る事は当然のことだと思います(本気でその会社に入りたい意思があれば)(男性/その他/44歳)
・バスが遅れた(男性/コンサルタント/44歳)
・自転車がパンクした(男性/コンピュータ関連以外の技術職/35歳)
・電車でトラブルが発生して、運行が想像したよりも長く遅延してしまった(女性/総務・人事・事務/40歳)
・「道が混んでました」とか、準備して早めに来たら良いのにと感じる(男性/営業・販売/41歳)
 

 2位:道に迷った

 
交通機関の乱れなら、百歩譲って大雪や台風など、どうしようもないくらい事態になることがあるとしても、「道に迷った」という言い訳は、ウソくさいうえに“本気度”を疑われるようです。
 
「新宿にある会社に行くときに、スマホで“新宿 ●●”と検索して行こうとしたのですが、新宿に、まさかの似た名前で同業種の会社があって、逆のほうに行ってしまったことがある」という先輩(男性/32歳)は、「方向音痴の人はもちろん、そうでない人も「GoogleMapがあるからいいや」などと慢心せず、会社の場所は事前によくよく確認しておきましょう」とアドバイス。
 
・本当なのかもしれないが、「道に迷った」という理由。早く来て場所確認してから、近くのカフェとかで待機していろと言いたい(男性/研究・開発/32歳)
・会社の場所を間違えました(男性/総務・人事・事務/43歳)
 

 3位:身内が病気になった

 
これも“あるある”。同情票を誘おう作戦かと思われかねないようです。
 
・親や身内の不幸まではいかないが病気やけがをした等(女性/その他/42歳)
・親が倒れた(女性/その他/40歳)
・親の病気(男性/その他/41歳)
・急に家人が病気になったり、不幸が起こってやむを得ず遅刻してしまいました(女性/その他/31歳)
・祖母が倒れてしまったので(男性/総務・人事・事務/40歳)
 

 4位:人助けをしていた

 
ある人事部社員(女性/42歳)は、「自分は遅刻しないようにちゃんとしていたんだけど、人助けをしていたのなら……と、“いい人アピール”にも見えて、胡散臭いの一言。どこかのマニュアルにあるんでしょうか、示し合わせたように多いですね。それも胡散臭い理由です」と厳しい見方。
 
・道を尋ねられたから(男性/その他/41歳)
・困っている人を助けていた(女性/その他/46歳)
・向かう途中で道を聞かれ説明に時間がかかった(男性/金融関係/49歳)
・人助けを匂わせる言い訳を言った時(男性/その他/44歳)
・途中で困っている人の手助けをした(男性/その他/31歳)
 

 5位:腹痛、トイレに行っていた

 
社会人は、体調管理も“仕事”のひとつ。緊張して腹痛という学生は少なくないようですが、“腹痛持ち”の先輩(男性/25歳)は、「数週間前からお腹の調子には気をつけていて、万が一のときのために、お守り代わりに薬を携帯していました」と明かしてくれました。
 
・お腹が痛くてトイレにいた(男性/その他/46歳)
・腹痛(女性/その他/33歳)
・緊張でお腹が痛くなった(男性/その他/43歳)
 
その他、
 
・緊張して眠れなくて(女性/コンピュータ関連以外の技術職/36歳)
・前の面接がおした(女性/その他/44歳)
・○○時と聞いてました(思っていました)(女性/その他/44歳)
・目覚ましをかけ忘れました(男性/その他/45歳)
・時計の電池がなくなりました(女性/営業・販売/41歳)
 
など。
 
言い訳については、「あまり気にしない。それでも来たことの方が重要」(男性/コンピュータ関連技術職/47歳)という意見もありましたが、どんな理由であれ、謝罪よりも先に自己正当性をアピールする“言い訳”は印象が悪いもの。止むを得ない理由で遅刻しそうになったら、まずは担当者に一報いれることも重要です。
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年12月9日~2016年12月19日
対象:企業の採用担当者 計115名

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