• 2016.09.0108:00
  • 自己分析

採用担当者に聞いた 大学3年生が「9月にしておくこと」

就職活動を始めるのは、すっかり「大学3年生の秋」というのが定説になっています。コロコロ変わるスケジュールの変更に、企業側も学生側も振り回されているのが現状ですが、2018年卒予定の現・大学3年生は、今何をすればいいのでしょうか?
 
JOBRASS編集部では、2018年卒業予定の大学生が、就職活動に向けて「今から」することはあるのか、あるとすれば何をすればいいのかを採用担当者160名に聞いてみました。
 
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そもそも2015年卒までは会社説明会やエントリーができるようになる「広報解禁」が3年生の12月、筆記試験や面接がはじまる「選考解禁」は4年生の4月でした。それが2016年卒は「広報解禁」が3年生の3月、「選考解禁」は4年生の8月へと変更に。この変更が就活の長期化などと批判をよんだことから、2017年卒は「広報解禁」3年生の3月、「選考解禁」が4年生の6月になりました。
 
2018年卒も、2017年卒と同様のスケジュールになるという見方が有力ですが、いずれにしても、就活を意識するのに早くて悪いということはありません。
 
それでは、採用担当者が考える「2018年卒業予定の学生が今年の9月にしておくべきこと」をご紹介します。
 

 1:勉強

 
まずは学生の本分である勉強をしっかりしておくこと。卒業できなくなったら元も子もありませんし、何かに打ち込んでいたとしても、勉強をおろそかにしていたら、それは何のアピールにもなりません。
 
・学業である勉学にいそしむべし(男性/その他/42歳)
・とにもかくにも他人よりも学力を上げること(男性/その他/36歳)
・優の数を多くとる。とにかく学業が優れていること(男性/会社経営・役員/46歳)
 

 2:アルバイトなど、「働く」経験をする

 
社会経験が少しでもあるかどうか、また「自分が使うお金を自分で稼ぐ」という意識が問われます。面接で注目されようとして、アルバイトの内容(種類)に奇をてらう必要はありません。大切なのは、働くという経験です。
 
・アルバイト(男性/コンピュータ関連以外の技術職/44歳)
・バイトなどで、社会の風潮や人間関係、社会情勢を味わっておくことをお勧めします。大学時代の楽しいだけの生活とは、180度違うはずなので(女性/総務・人事・事務/48歳)
・どこでもいいから内定を……でなくて、ある程度の企業情報収集と可能ならば業務体験があればいいですね。特に会社勤めは学校とは全く異なる事くらいは理解してきて欲しいです(男性/その他/43歳)
 

 3:「働く」こと、「将来」について考えてみる

 
自分はこの先何をしたいのか、何で生活をしていきたいのか。将来に思いを馳せてみましょう。ピンとこなかったら、身近な人と、「働く」ということ、「就職する」ということについて話をしてみると良いでしょう。
 
・就職するにあたっての心構えをいくつか胸に秘めておく(女性/会社経営・役員/46歳)
・人生設計を考える(男性/コンピュータ関連以外の技術職/41歳)
・自身の将来像を考える(男性/総務・人事・事務/44歳)
・先輩方の声を聞く。就職して、思ってたのと違うというような事態が一番つらい(男性/コンピュータ関連技術職/45歳)
・親でも親戚でも、知り合いでも働くことの何たるかを話し合ってみる(男性/会社経営・役員/45歳)
 

 4:自己分析/自分がやりたい仕事は何か考える

 
自分の強みと弱みを自分で把握し、どういう仕事をしたいか、どういう仕事なら続けられそうかを考えます。
 
・やりたいことを決めてそれに向かって会社を選ぶ(男性/その他/43歳)
・やりたい仕事とその理由を明確にしておくこと(男性/コンピュータ関連技術職/48歳)
・自分の特性を考える(男性/公務員/49歳)
・先ずは、学生時代に力を注いで取り組んだ事を整理し、そこで、学んだ事や芽生えた哲学などをまとめておく事と、自身の強みを活かして、何に貢献出来るかを考えておくべき(男性/営業・販売/46歳)
 

 5:企業や業界について調べる

 
自己分析をするかたわら、どういう業界があって、そこにはどういう企業があるのかを調べ始めます。ネットだけでなく、人に話を聞いたり、自分の足で歩いて情報収集をすることも大切です。
 
・会社、業界を知ること(男性/総務・人事・事務/45歳)
・企業の情報集め(男性/コンピュータ関連以外の技術職/37歳)
・企業調査(男性/その他/41歳)
・業界の勉強(男性/総務・人事・事務/42歳)
 

 6:インターンシップ

 
インターンシップは、3年生の夏・秋頃からすでに開催されています。希望する業界・企業のインターンシップはもちろん、さまざまな企業で、アルバイトではなく「働く」ことを経験することで、より具体的に“自分に合う・合わない”を知ることができます。
 
・インターンシップ(男性/その他/41歳)
・インターンをして自分に合う適職を探してほしい(男性/その他/43歳)
 

 7:資格取得

 
希望する業界や職種によっては、例えばTOEICなど、わかりやすい“指標”となるものをもっていると、アピールポイントの一つになるでしょう。
 
・例えばTOEICの点数を、最低600点以上、出来れば750点以上取っておく。多くの企業が参考にしているので、アピールポイントになることと選択肢が広がる(男性/その他/41歳)
・ある程度使える資格があると良い(女性/営業・販売/40歳)
・資格を取ること(男性/研究・開発/40歳)
・コミュニケーション能力(男性/公務員/44歳)
 

 8:“常識”“社会問題”を知っておく

 
面接での“雑談”力は、一般常識や社会問題の知識を身につけることから。新聞を読み、ものごとの背景まで深く理解しましょう。
 
・新聞を読んでおくとよい(男性/営業・販売/38歳)
・世間の問題(社会問題、政治)に興味・関心をもち、自分の口で説明できること(女性/その他/43歳)
 

 9:健康管理

 
何をするにも、身体が資本。社会人になるとあれば、なおさらです。早寝早起きの練習など、生活リズムも正していきましょう。
 
・健康管理(女性/その他/45歳)
・体調管理(男性/営業・販売/40歳)
 
“今、自分が最優先でしなくてはならないこと”を考えることが大切。まずは体調管理をして勉強をきちんとしながら、自分が社会に参加して「働く」ということを考え、並行して情報収集、できればインターンシップで実際に働いてみること。早めの就活スタートが、確実な内定への近道です。
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年8月17日~2016年8月22日
対象:企業の採用担当者 計160名

 
 

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