• 2016.01.2611:30
  • 企業/業界研究

ハウスメーカーの業界研究。どんな会社と仕事してるか知ってる?

モデルルームの見学に行ったとき、ハウスメーカーの仕事は楽しそうだなと思った経験はありませんか。夢のお家を建てる、提供するお手伝いをする仕事にあこがれる人も多いのではないでしょうか。家を作るとき、売るときに誰が関わっているのか、ハウスメーカーで働くことを考えるなら、知っておく必要があります。

 

 家を建てるとは? プロセスは?

「家を建てる」「家を買う」という過程をまず考えてみましょう。2つのパターンが考えられます。

 
1. 土地があって(もしくは土地を購入して)、家を建てる。いわゆる注文住宅を建てる
2. 建ててある(モデルルームを見て)家を買う。建売住宅やマンションを購入する

 
ハウスメーカーによって、注文住宅のみを扱っているところもありますし、デベロッパーとして大規模開発を行う企業もあります。それぞれの場合に、どういった業者が関係してくるのか、プロセスに沿ってみてみましょう。

 
●注文住宅を建てるとしたら
まず、土地を手配します。すでに土地があるといった場合は別として、土地を購入するなら、不動産業者が関わってきます。その土地に家を建てるには、建築業者、設計士が必要に。どういった家を建てるかによって、建材をどうするか、内装をどうするか、電気関係の配線や、キッチン、浴室といった設備も必要になってくるので、それぞれを決めて購入する必要が出てくるのです。そうすると、それぞれの資材を提供するメーカーや販売店が関わってきます。

 
●建売住宅またはマンションを購入するとしたら
モデルルームを見に行って購入するというのが一般的な購入者のパターンだと思われます。
ハウスメーカー側からみると、どうでしょうか。まずは、デベロッパーがマンションや住宅予定地となる土地の手配。多くの場合、デベロッパーは不動産業者となります。その土地を住宅用地として開発する必要があります。インフラ設備、基礎工事を行ってから、建築施工を行います。施工の前に、設計を行う必要もあります。
 
2005年に判明した姉歯設計士の耐震偽装問題は、設計段階での偽装。2015年の耐震データ偽装は施工段階での偽装でした。杭打ち工事を行った旭化成建材、基礎工事を行った日立ハイテクノロジーズ、施工主であった三井住友建設、デベロッパーだった三井不動産と、補償問題も含めて日本を代表するいくつもの大企業のコンプライアンスが問われる大問題になりました。大規模開発の住宅建設には、それだけ多くの企業が関わっているということですね。

 
外側の建物ができると、次は内装が必要。注文住宅同様、電気関係の配線や、キッチン、浴室といった設備を購入し、施工を行います。それぞれのメーカーや施工業者が関わってきます。
不動産業者、設計業者(建物の設計と開発地の設計)、建築業者(基礎、建物、造園)、内装設備のメーカー、販売、施工業者といった業者が関わっているのです。

 
●建築後の建物は?
建物が建てられた後、注文住宅の場合は、大抵は注文主が住むことになりますよね。マイホームを自分の希望通りに作ってもらうというのは、多くの人の夢ではないでしょうか。
分譲マンションや、建売住宅も、多くの人は住むために購入するでしょう。購入者は、たいていの場合、デベロッパーである不動産業者から購入することになります。分譲だけではなく、賃貸物件もあるなら、賃貸業者も関わってくるかもしれません。

 

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