• 2015.11.2803:06
  • 企業/業界研究

【ユニフォームを着るだけじゃない!】将来スポーツに関わる仕事がしたいみなさんへ

将来のことをふと考えたときに、スポーツに携わる仕事がしたい!という人も多いのでは? 今回はサッカーを例に、今後就職活動に役立つスポーツに関わる仕事をまとめてみました。選手以外にもたくさんの仕事がありそうです。

 

 選手を育成したい・支えたい!

【選手の育成】トレーナー
 
・アスレティックトレーナー…スポーツドクター及びコーチとの選手の健康面を支える
参照:日本体育協会が設けているトレーナー資格 公認アスレティックトレーナー資格
 
・フィットネストレーナー …民間のスポーツクラブやフィットネスクラブでスポーツを行う人に対して指導を行う
   
 
【用具・グッズ・ブランド】スポーツ用品メーカー
…スポーツ選手が使うユニフォームや用具、ランニングやゴルフなどスポーツ用品を企画・販売。
 
<世界の総合メーカー売上高>
 1位 ナイキ  3兆7639億円(本社:アメリカ/日本:ナイキジャパン)
 2位 アディダス 2兆0202億円(本社:ドイツ/日本:アディダスジャパン)
 
<日本の総合メーカー売上高>
 1位 アシックス 3540億円
 2位 ミズノ   1870億円 
 
企業が国内であるか、海外かで採用職種、仕事内容も変わってきます。自分が企画を行いたいのか、店舗で販売をするのか、などどのように商品と関わっていきたいか考えておきましょう。
 

 スポーツの面白さを広めたい方へ「スポーツマネジメント」の考え方を知ろう

 
スポーツマネジメントとは、スポーツ関連の企業や団体の経営や、スポーツイベントの開催・運営などに関わっていく仕事であり、目的はスポーツの価値を最大限にあげていくことになります。
 
スポーツ(特にプロ)に関わる人というと「選手(プレイヤー)、指導者、ファン」の3者を思いつく人も多いとは思いますが、それ以外にもスポーツの認知を広げ、興味を持ってもらえるよう取り組みをはかっている人たちがいます。
「ファンが多い」「人気がある」などはスポーツ自体のルールや選手の強さなども影響をしていますが、こうした人々の取り組みが人気に影響を与えてます。スポーツの面白さをもっと知ってほしい、そんな思いを持っている人は「スポーツマネジメント」という分野を知っておいて損はありません。
 
マネジメントというと、経営・利益…などのカネに対してのイメージがありますが、スポーツの場合はどちらかというと社会性が高い分野となるため、各スポーツの発展や認知拡大、ブランド構築などに励むことになります。
 
いまいち分かりづらい方にむけて、例を一つ上げてみましょう。
昨年、箱根駅伝で2年連続優勝を果たした青山学院大学。優勝後、各メディアに取り上げられましたが、スポーツのノウハウだけではなく、チーム力やマネジメントにも力を入れた原晋監督の指導方法にも注目が集まりました。また著書「フツ―の会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝に導いた47の言葉(アスコム)」の中にも「企業や製品の認知度が売り上げに直結する、そのときにチャンスなのがメディアからの取材依頼。だからこそ箱根駅伝に優勝してから、積極的にテレビや雑誌といったメディアに積極的に出て、青学の陸上競技部を知ってもらおうとしました」とプロモーションを意識した発言をしているように、歴代のチームと比較してメディアにかなり多く露出していた印象があります。結果的に青山学院大学の優勝は、選手の実力のみならず「青山学院大学の駅伝」のイメージを「強い」「楽しみながらスポーツをする」など変えた「プロモ―ション」要素は計り知れないものがあります。青学駅伝が注目されるようになった今、強豪選手も注目をし、またスカウトもしやすくなることで、今後ますます強くなっていくことが期待されています。結果的に、大学自体の認知拡大にもつながった、というわけです。
この青山学院大学・駅伝チームの一連の流れは、「スポーツに関してチームをまとめるには、選手のスキルを上げるための指導だけではなく、メンタル・組織作りなど、運営(マネジメント)をする必要がある」という印象を与え「スポーツとマネジメント」の関係性を強く感じさせます。
 
青山学院大学の場合は学生と監督の関係性ですが、特に選手を養っているプロのクラブチーム・球団に関しては、「運営」という視点を持たなければ生き残ることはできません。スポーツというと文化的なイメージがあるため、当たり前のように身の回りに存在している印象がありますが、ビジネスの観点・チームの継続を考えていくと、認知を拡大しファンを増やさない限り、日本の野球やサッカーのように選手を雇い持続させていくことは難しいのです。
スポーツチームやスポーツ自体を持続させていくには、プレイヤー・指導者の力ではなく、それらを組織としてまとめ、安定させていく「マネジメント」「プロモーション」の要素がかかせないのです。
 
青山学院大学の例は監督とプレイヤーという近しい関係性ですが、より広く視野を持つと、スポーツと視聴者(ファン)の間にさまざまな企業が関わっていることがわかります。
 

 

 スポーツマネジメントの視点で関わることができる仕事とは

 
【チームを盛り上げる】チームスタッフ・フロント
チームの運営からイベントでの会場手配、練習のサポートや競技の普及活動などを行う仕事。
企画・運営・広報・スポンサー営業までチームを支えるために全般的に業務を行っています。
 

サッカーキング(株式会社フロムワン)
ゲキサカ(株式会社講談社)
 
【イベント企画をする】イベント運営会社
 
スポーツイベントの企画・運営を行っている会社もあります。
 
<サッカーイベント企画> スポーツマネジメント株式会社
小学生~大学生、社会人までを対象に、サッカー大会・合宿などを企画・運営しています。
   
<サッカーイベント企画> 株式会社毎日コムネット 
不動産事業のほかに、学生生活ソリューション事業として各種スポーツ大会の企画・運営を行ってしています。
サッカー大会.com
 
【サッカーを活用する】総合商社
株式会社Criacao(クリアソン)
・総合スポーツクラブ・Criacao(クリアソン)の運営
・企業・大学等への教育事業及び人材支援・コンサルティング事業
・ビジネスコンサルティング事業
具体的にはサッカーチームの運営、ブラインドサッカーを使用した研修プログラム、アスリートのキャリア形成支援などを行っています。
 
またメディア・マスコミで報道の観点からスポーツの面白さを広めることができます。
 
【メディアに関わる】サッカー専門誌・Webメディア
サッカーの面白さを伝えるにはチームに所属するだけではありません。その面白さを全世界に発信する役割として活躍することもできます。専門誌や新聞社の記者、アナウンサー、スポーツに関するメディアの企画・運営も視野に入れておくとよいでしょう。
 

 

 最後に

 今回はサッカーを例に出してスポーツに関する仕事を考えてみましたが、スポーツに関する仕事はさまざま。しかし採用人数は少なく、狭き門であることも。まずはスポーツにどのようにかかわっていきたいのか、しっかりと考えて整理するところからはじめてみましょう。

 
 

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