• 2015.12.0208:00
  • 企業/業界研究

【徹底分析】BtoB企業に就職することが魅力的な5つの事実

近年、「BtoB事業」「BtoCマーケティング」という言葉がビジネス用語としてよく使われています。「BtoB」とはBusiness to Businessの略で「企業間取引」のこと。企業や法人を顧客とする取引のことで、B2Bとも呼ばれます。それに対してB2Cとも呼ばれる「BtoC」とは「企業対消費者(customer)間取引」のことで、一般消費者を顧客とする取引を意味します。
一般には、「BtoB取引=下請け業務」というイメージをもたれることもあるでしょう。しかし大手企業のなかには、BtoC事業を切り離してBtoB事業に傾注する方針を打ち出すところもあります。つまり、 BtoBビジネスへの期待は高まっているといえるでしょう。

 
ここでは企業を顧客とするBtoB企業と、一般消費者が顧客のBtoC企業を比較。就職先としてBtoB企業を選ぶメリットをご紹介します。

 

 BtoB企業とBtoC企業の比較

<業種の違いは?>
BtoB企業の代表的な業種は、各種素材メーカーです。鉄鋼、紙・パルプ、繊維、化学、ゴム、金属などその種類は多く、主に他企業が商品を作る際に必要な“生産財”をつくる仕事です。社会のインフラを支える業種ともいえるでしょう。素材メーカーの他にも、病院で使われる薬などをつくる製薬会社、企業の事業戦略を立案するコンサルティング会社、企業に商品を卸す卸売業などさまざまな業種があります。

 
BtoC企業は、例えば家電量販店などの小売業、住宅を販売する不動産販売業、遊園地などの娯楽施設、鉄道会社、保険などの金融サービス業などがあります。消費者の生活に密着した“消費財”を提供する企業といえるでしょう。

 
<顧客が違えば、仕事も違う?>
BtoB企業の取引ではプロを相手に商売するため、商品の機能と価格が厳しく問われます。法人が相手なので取引金額が大きく、取引先の経営状態を判断する与信管理も大切です。大きいビジネスになると実際に折衝する相手が複数いるケースが多いため、取引に時間がかかるという一面がありますが、いったん取引が決まると取引が長く続くことが多いのも特徴です。BtoB企業の営業職は、長い目で取引を行い長期にわたって信用を積み重ねていく視点が必要でしょう。

 
一般消費者を顧客とするBtoC企業では、消費者の購買意欲を刺激して流行を作りだすと同時にブランドイメージを高めることによって売り上げを伸ばす戦略がとられます。そのためテレビCMなどの広告が多く、商品や会社の知名度が重要となります。BtoC企業の営業職は不特定多数の顧客を相手に取引をするため、エンドユーザーの多様な要望に臨機応変に対応する力も必要とされます。

 

 BtoB企業に就職する魅力

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