• 2015.09.3004:00
  • 企業/業界研究

就活生は知っておきたい、商社の規模ランキング

商社は就活において、例年人気ランキング上位に必ずと言って良いほど選ばれる業界です。しかしそんな商社が実際にどんな仕事をする会社なのかは、意外と知られていません。ここではそんな商社の中でも、特に5大総合商社と呼ばれる会社の概要を解説していきます。

 

 総合商社とは

商社の仕事は、物資の売り買いにおける仲介業務が中心です。例えばある国で生産した製品を大量に買い付け、日本国内の小売業へ卸します。広義の意味で、卸売業とも言えるでしょう。そして、特定分野の製品を専門に扱う会社が専門商社、いろいろな品種・分野を多岐にわたって扱う会社が総合商社であり、中でも売上高の上位5つが「5大総合商社」と呼ばれます。

 

<売上高ランキング>

※( )内は2013年度売上高
 
1.三菱商事(20兆2,072億円)
2.伊藤忠商事(12兆5,516億円)
3.丸紅(10兆5,091億円)
4.三井物産(10兆496億円)
5.住友商事(7兆5,027億円)

 

通常の商売では、ある程度特定の分野・商品を扱うよう専門化をした方が、ノウハウや知識・経験の蓄積上から効率が良いように思われるでしょう。実際、特定の商品を扱う専門商社と呼ばれる会社は、世界中にたくさんあります。

 

しかし、総合商社はすべてを扱う会社です。昔の財閥などの背景から、極めて広い取扱商品・サービスを国内外にある多くの拠点、あるいはネットワークを駆使して有機的に結び付けます。全世界を網羅するビジネス総合力で勝負しており、日本独自の業態と言われている業界です。中でも5大総合商社は「ラーメンから航空機・ミサイルまで」と例えられるほど、私たちの生活に身近な商品から国家レベルの大規模な製品まで扱います。まさにグローバルで多様、ダイナミックな業界と言えるでしょう。

 

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