• 2016.02.2611:30
  • 企業/業界研究

ブライダル業界志望の就活生が知っておくべきポイント

就職活動において、まず業界研究は必須です。自分の興味を持っている業界をリアルに捉え、どのような職種があるのかを知ること。情報を集めれば、それまで知らなかった業界の実情が見えてくるでしょう。そこから、今度は就活に必要なものが分かってきます。
世の中には実に多様な業界がありますが、ここでは「ブライダル業界」について見てみましょう。

 

 ブライダル業界の概要

ブライダル業界とは、結婚式場をはじめ挙式サービスを行う業界です。ホテルウェディングを行うホテル系や、外部の単独施設を貸切るゲストハウス系、あるいはレストラン系やリゾート系など、ブライダルサービスの行う場所や方法によって分類できます。

 

以前はホテルでの挙式が隆盛を極めましたが、近年ではゲストハウス系のサービスが人気を集めるなど、時代と共に変化が見られます。少子高齢化による結婚式の実施数減少や結婚に対する意識の多様化も加わり、ブライダル業界の競争は激しくなっていると言えるでしょう

 

 ブライダル業界での職種

ブライダル業界で真っ先に思い浮かぶ仕事といえば、ウェディングプランナーやウェディングプロデューサーなどの職種が挙げられます。しかし、それは業界内における職種の一つに過ぎません。ブライダル業界は、あくまで世の中の顧客にサービスを提供し、利益を得るためのビジネスとして存在しています。企業を経営するうえでは、他の業界と同様にさまざまな仕事が必要です。

 

業界内でも華やかに見えるブライダルプランナーは、顧客サービスに関わることから「営業」としての役割を担う職種と言えます。そのため、顧客とのコミュニケーション能力はもちろんのこと、会社に対する売上増に貢献できるかどうかが求められるでしょう。この他にも、人事や経理、総務、経営企画、広報、秘書など、会社によって様々な役割が存在します。そして実際にどの職種に就くかは、多くの場合、入社後に適性を見て決定されることが多いことも覚えておいてください。

 

 入社前と後のギャップがあると言われるブライダル業界

ブライダル業界では、イメージ先行で応募してしまうケースが少なくありません。そのため新卒社員からは、「実際に入社したらイメージと違った」という声が多く聞かれます。ブライダル業界に限った話ではありませんが、顧客に喜んでもらえるサービスを提供するためには、ビジネスとして相応の厳しさや難しさがあるものです。

特にブライダル業界は、どうしても華やかさが頭に浮かんでしまうでしょう。結婚式という人生の一大事を、お客様のご要望に応じて素晴らしいサービスとしてまとめる仕事。それは、簡単なことではありません。華やかな印象の裏には、見えない苦労と努力が必要であることも理解しておきましょう。

 

 ブライダル業界で求められる人物像

ブライダルの仕事は、ウェディングの場においてお客様に喜びと感動を得て頂くお手伝いをするものです。そのため、まずは人の役に立ちたいという気持ちを持つこと。そして他人の喜びを自身の喜びとして感じ、サポートすることにやり甲斐を見出だせることが大事な要素と言えます。また、式を行う場所や内容は大きく多様化しています。今後も時代と共に変化していくことが予想されるため、様々なニーズに対応できる柔軟性や対応力も重視されるでしょう。

 

もちろん、コミュニケーション能力は重要です。相手のニーズを的確に捉えながら、時に企画・提案を行える能力も求められます。そして式を成功させるためには、精神的な強さも必要となるでしょう。

 

 志望動機のヒント

入社前後でイメージギャップが起きやすい業界では、企業の人事担当者から入社後の早期退職を防止するため、志望動機について厳しく見られることがあります。これまでご紹介したような業界実態を理解したうえで、自身がそこで働くイメージを持ち、志望動機を明確にしておきましょう。なぜブライダル業界で働きたいと思うのか、その気持を客観的な言葉で説明できることが大切です。

 

例えばブライダル業界への志望動機でよく使われる言葉に、「人を喜ばせることが好きだから」というものがあります。しかし、これでは思いを伝えられないでしょう。なぜ好きなのかについて、過去の経験を交えながら独自の理由を自分の言葉で伝えれば、志望動機に説得力が生まれます。

 

 まとめ

誰にとっても人生の一大イベントである結婚式。新郎新婦はもちろん、その両親や親族、あるいは知人からも、幸せを祝う気持ちが集まります。そんな場を成功へと導くお手伝いをすることは、簡単なことではないでしょう。

 

もちろんイメージしやすい通り、結婚式そのものは華やかで幸せに溢れたものです。そんな場面に関わることに、やり甲斐を見出すのも良いでしょう。しかしそのやり甲斐を得るためには、表には見えない地道な努力が必要となることも、現実として捉えておくことが大切と言えます。

 
 

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