• 2015.08.2605:00
  • 企業/業界研究

新卒で新聞社に就職を目指す際に知っておきたいこと

マスコミ業界は、例年多くの就活生が志望しています。そのため競争率が高く、倍率は数ある業界の中でもトップクラスです。そんなマスコミ業界には、学生の中でも優秀層が集まっていると言えるでしょう。他業界と同じ感覚で挑んでも、太刀打ちでないかもしれません。

 

マスコミ業界は、主にテレビと広告、出版の3つが軸となって成り立っています。ここではその中で、出版に属する新聞社への就職についてご紹介しましょう。

 

 業界大手の魅力は他の業界にはない高い給与

マスコミ業界の魅力には、やはり他業界に比べて高い給与が挙げられるでしょう。業界大手の年収の高さは、他を圧倒するものがあります。就活を考え始めた学生の中には高い給与と共に、世間から注目度が高い点に魅力を感じて志望する人が少なくありません。

 

給与の高さはマスコミ業界の中でもテレビやラジオといった放送関連が抜きん出ていますが、大手新聞社もまた同様です。35歳の平均年収が、1,000万円を超えるという高収入も夢ではありません。

 

そんな大手新聞社としては、次のような企業が挙げられるでしょう。

 

・朝日新聞
・読売新聞
・毎日新聞
・日本経済新聞社
・共同通信社

 

中でも朝日新聞と読売新聞、毎日新聞の3社は「三大全国紙」と呼ばれます。しかし、近年はインターネットの普及や記事の取り消しといった騒動もあり、少しずつ状況が変化しているようです。
また共同通信社については、新聞社と呼ぶことに違和感を感じる人がいるでしょう。しかしニュースの情報源となっていることから、同じグループに属す企業と見ることができます。さらに日本経済新聞社は、ビジネス新聞の筆頭として有名です。その他にも地方紙をはじめ、各業界に特化した専門誌など多彩な新聞社が存在します。

 

 記者は新聞社の中でも特に難しい

新聞社への就職を志望する学生には、「新聞社で記者としての基礎を学びたい」という人がいます。しかし、難関といえる新聞社への新卒入社の中でも、記者としての採用は非常に厳しいものです。また、入社後に記者として活躍できるか否かも、簡単ではないでしょう。

 

例えば朝日新聞は、入社するとジャーナリスト学校があり、そこで基本を学んで配属先へ向かいます。取材源の秘匿や取材資料の目的外使用の禁止、その他、守らなければならない記者倫理などの基本を学んだうえで、取材の最前線へスムーズに入るための準備をするのです。このジャーナリスト学校では、その後も半年、1年、2年、3年目に研修が行われ、中堅やデスク研修もあります。

 

 新聞社は記者以外の仕事もたくさんある

新聞社の仕事といえば、記者を思い浮かべる人は多いでしょう。しかし新聞社には、その他にも数多くの職種があります。実際に、新聞社では社員の約4割が記者以外の仕事で働いているのです。

続きを読むにはログインが必要です。

CATEGORYカテゴリー