• 2016.03.0908:00
  • 面接/筆記/ES対策

2年目で1000万円超えも! 商社を目指す人は、どういう業界を併願したのか?

2年目で1000万円超えもあるというほど、高収入ランキング上位の総合商社。一体どういう人が志望するのでしょうか。また、商社の数が限られるなか、商社を志望する人は、どういうところを併願するのでしょうか。JOBRASS編集部では、商社に勤める現役会社員たちに、「就活のとき、ほかにどういう業界を目指したか」を聞いてみました。 
 

高学歴就活生に人気の総合商社。三菱商事・三井物産・住友商事・伊藤忠商事・丸紅が5大商社、これに双日、豊田通商を加えた7大総合商社が業界大手。年収ランキングでも上位に位置づけられます。例えば、40歳会社員の平均年収が約400万円というなかで、大手商社では約1200万円~1400万円にものぼるというデータもあります。ちなみに、商社は初任給が特別高いというわけではありません。2年目からの上昇率がハンパなく、ボーナスも数百万円。20代のうちに年収1000万円超えをしている人も珍しくありません。
 
商社のイメージ、そして多くの就活生の志望理由は、
 
「給料が多い」
「海外に行けそう、海外で仕事ができそう」
「大きなものを動かしていて、なんだかカッコいい」
 
の3点に集約されるのではないでしょうか。とはいっても、面接で「年収が高いし、カッコいいから」だけというわけにはいきません。商社を目指す人の志望理由でよく使われるのは、
 
・「日本」と「海外」のつながりについて語る。とりわけ先進国ではない国に触れる。
・「川上から川下」。大きなものを動かし、それが結果的に一人ひとりの生活に役立つということ。例えば「インドネシアのエビを日本にもってくるためには、ものすごく大きなビジネスが必要。結果的には、それを日本に届けることで、人々の生活でちょっとうれしい瞬間を増やせる」というようなこと。
・「新しいビジネス、価値観を生み出せる」。「人と人をつなぐ」ことで、これまでにはなかったような……云々。
 
でもそれって、メーカーやIT企業ではダメなの? 商社を目指す人って、ほかにどういうところを受けるの?
 

 商社を志望する人が併願する業界1位は「メーカー」

 
もっとも多かったのは、「メーカー」という回答でした。ものづくりに関わり、今やグローバル展開をする企業も多いなかで、総合商社はもちろん、専門商社的な観点に立てば、併願する業界としてわかりやすいといえそうです。
 
・メーカー(兵庫県・男性/営業・販売/45歳)
・メーカー(兵庫県・男性/営業・販売/25歳)
・食品(北海道・男性/営業・販売/51歳)
・食品メーカー(愛知県・男性/営業・販売/46歳)
 

 2位は「金融」

 
金融も社会の下支え、“大きなものを動かす”という意味では、商社と似ているのかも。
 
・銀行(埼玉県・男性/営業・販売/43歳)
・金融(愛知県・女性/総務・人事・事務/28歳)
 

 3位は「IT」

 
いまや電気、ガス、水道並みのインフラとなりつつあるIT。これからの成長を考えたときに有望で、こちらも人々の生活を支えるという意味では大きなビジネスです。
 
・IT(東京都・男性/その他/31歳)
・IT(京都府・男性/営業・販売/49歳)
・シンクタンク、IT企業(東京都・男性/会社経営・役員/45歳)
 
共通するのは、「生活を支える」「大きなものを動かす」ということでしょうか。ただ、どの業界の企業を受けるときにも、大切なのは「何故その業界(会社)でなければならないか」ということ。商社の面接で、「それならメーカー(金融)でいいですよね?」などといわれないように、商社を志望する理由と、メーカーや金融を志望する理由は、それぞれ若干のアレンジが必要です。
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年2月16日~2016年2月23日
対象:商社に勤務する会社員 計100名

 
 

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