• 2015.12.0408:00
  • 面接/筆記/ES対策

【自己PRが苦手な方必見】「具体的なエピソード」が説得力を持たせる!

自己PRを行う際、「具体的なエピソード」がなかなか出てこない。そんな悩みを抱える就活生が少なくありません。しかしそのままでは、就活を乗り切ることはできないでしょう。説得力のないエピソードを話す相手を、採用したいとは思えません。

 

 抽象的な「エピソード」は避けよう

具体的なエピソードが考えられない場合には、親や先生、友人に相談し、客観視してもらうというのも1つの方法です。また、過去の経験から自身の長所を考えた際、どうしても同じようなキーワードが浮かんでしまうことでしょう。「粘り強さ」「我慢強さ」「誠実さ」などは、過去の経験から見つけやすい長所であり、多くの就活生が自分の長所として挙げています。
それらは、確かに仕事においてとても大切です。ビジネスマンとして必須のスキルとも言えるでしょう。業界・職種を問わず求められますので、無難性の高い長所です。例えば、「粘り強さ」と聞けば、その相手に次のようなイメージを連想するのではないでしょうか。

 
・真面目に取り組んでくれる
・最後まできちんと仕事をしてくれそう
・責任感を持っていそう
など

 
しかし多くの就活生が長所に挙げるということは、それだけ自分自身を輝いた存在として差別化できないということにもなります。では、どうすれば良いのか。まず重要なのは、自分だけの「具体的なエピソード」を盛り込み、長所の根拠・裏付けを作ることです。

 
「いったい、どのような点が粘り強いのか」
「これまで、その粘り強さをどんな場面で発揮してきたのか」
「そもそもなぜ自分は粘り強いと感じているのか」

 
こうした部分が見えなければ、採用担当者に印象づけることはできません。

 

 そういう見つけやすい長所を自己PRにしたいなら

十分に自己分析を行った結果、どうしても上記で記載したような長所以外に自分の強みが見つからない場合。他の就活生と差別化するためには、その表現方法を考えなければいけません。
先にも述べたように、例えば「粘り強さ」には“真面目さ”や“責任感の強さ”が隠れています。その点を盛り込み、「任された仕事を最後までやり抜くことのできる人間だ」ということをアピールするのではどうでしょう。粘り強さを仕事に直結させ、さらに結果に繋がる長所として伝えることができます。しかしそのためには、ただ「粘り強い人間です」と連呼してもいけません。そのために必要な“具体的エピソード”について、2つ例を取り上げておきましょう。

 
<例1>
「私は部活でバレーボールをやっていました。ポジションはセッターだったので、複数のアタッカーと息を合わせ、攻撃を組み立てていく必要がありました。しかし、どうしてもタイミングを合わせられない人がおり、その人とのコンビではミスを繰り返していたのです。何度も話し合いをし、練習を重ねましたがそれでもうまくいかず『もうやめた!』と、投げ出したくなったことは数えきれないほどでした。でも、ここで諦めてしまってはチームが強くなれないと、なんとか踏みとどまりました。その甲斐あって、目標とする大会で良い成績を収めることができたばかりでなく、一生涯の友人を得ることもできたのです。自分の長所である『粘り強さ』を再認識し、これを武器に仕事をしてきたいと思っています。」

 
<例2>
すぐに結果が出ないからといって諦めてしまうのは簡単です。しかし、仕事ではそういうわけにはいきません。私は自分の長所である『粘り強さ』を最大限活かして仕事をしていきたいと考えています。私はボランティア活動の一環として、発展途上国の恵まれない子ども達に文房具を送る取り組みをしていました。ボランティアといえどそれに掛かる経費節減は重要で、善意で文房具や金銭を寄付して頂いても小刻みに現地に送るのでは、送料がかさみます。そこで、量や期限の目標を定めそれをクリアするために地道に活動することにしたのです。なかなかそれを達成できず荷物の発送が遅くなったり、量が集まらずやめてしまいたくなったりましたが、現地の子ども達の喜ぶ顔を励みに踏みとどまることができました。このような経験と長所である「粘り強さ」を、仕事でも活かしていくことができると考えています。」

 
採用担当者は、「粘り強さ」によってどのような実績をあげたのかを知りたいのではありません。物事を途中で「逃げ出さない」「投げ出さない」といった、仕事に取り組んだ際の姿勢を見たいのです。それが、仕事に対する責任感や真面目さに繋がることは明らかでしょう。

 
部活動や学業、あるいはアルバイトなど、自分の長所を発揮する場面は多くあるでしょう。だからこそ思い浮かびやすいこの長所を、どのようにして魅力と感じてもらうのか。そのためには自分にしかない根拠となる経験が必要です。ただ「長所は何だろう」と考えるのではなく、「なぜそう思うのか」と自問自答してみてください。そうすれば、「具体的なエピソード」を思い出し、自己PRに活用することができるでしょう。

 
 

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