• 2015.11.1911:30
  • 面接/筆記/ES対策

採用担当者が「資格」に関して見ているポイントとは…?

エントリーシートや履歴書を書くとき、誰もが悩むのが「資格」という項目。「とったけど、今の自分と何の関係もない」「その企業に関係なさそう」なものを堂々と書くべきか、またTOEICなどといった検定モノについては「TOEICの点数は何点以上なら書いて恥ずかしくないのか」「英検3級でも書いていいのか」など悩みますよね。
 
自分をアピールできる大切な項目なので、是非書きたいところですが、ヤブヘビになる可能性もあるかもしれません。では数多のエントリーシートや履歴書に目を通す採用担当者が、資格に対してどのような評価をしているのかご紹介します。
 
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JOBRASS編集部では、採用担当者100名に、学生が持っていたら興味をもつ資格があるかどうか、尋ねてみました。
 
【学生が持っていたら興味を持つ資格がある?】
・ある 56.0%
・ない 44.0%

 
その結果、「興味をもつ資格がある」と答えたのは56%で、「ない」という人(44%)よりもやや多い結果に。採用担当者が興味をもつ資格がどんなものか、気になりますよね。では、具体的にみてみましょう。
 

 担当者が見る「資格」のポイントは

・TOEIC
 
「グローバルに活動するには必要」
「TOEIC、国際化時代なので当然」
「仕事で英語が必要なので即戦力となるから」
 
もっとも多かったのはTOEIC。点数の目安としてはESなどに記入するなら「700点以上」という声がみられ、「900点以上」だとアピールにつながります。その他英検など、英語関係のものが圧倒的多数を占めました。一般企業か外資系かなどで求められるレベルは変わってきますが、英語が使えるのは当たり前という時代。理由としては、
 
「学生時代にどれほど学んだかの指標となる」
「確実に武器になるし。自分の自信につながる」
 
というものもありました。
 
受験したことがないという人は、受けておいても良いでしょう。もちろんしっかりと勉強したうえで!
 
・ファイナンシャルプランナー(FP)
 
「FP」も多かった資格の一つ。これは、この資格をもって企業内で活躍してもらおうというよりは、「堅実さを感じるから」というように、お金に対しての感覚があるかどうかをみている担当者もいるようです。
 
またなかには、その頂点ともいえる難関の「CFP」を挙げた担当者もいました。これは世界で認められる水準といわれ、“突き抜けた”ものは目を引くようです。
 
 

その他、「秘書検定」「司法書士」「会計士」「税理士」「簿記」「社会保険労務士(社労士)」「社会福祉士」「心理カウンセラー」「中小企業診断士」「行政書士」など、業務に何らかの形で役立ちそうな資格を挙げた担当者も。
 
同時に、担当者は「役立ちそう」というだけで見ているわけではなさそうということも明らかに!
 
「(社労士について)社会経験がない学生で取得することは結構難しい。なのになぜ取ろうと思ったのかを知りたい」
「税理士。すごく勉強しないととれないから」
「弁護士。学生時代にとったのはすごい」
 
ここでカギになるのも、やはり「突き抜けた」努力をしたかどうかという点。担当者は、それを取得するまでの努力をみているのです。
 

 その企業に合った資格なら積極的にアピール

その他あがっていたのは「衛生管理者」「介護福祉士」「看護師」「管理栄養士」「救急救命士」「宅地建物取引士」「情報処理技術者」など。これらは、その企業の業務に何らか役立ちそうなものということのようです。もし自分がその企業に合った資格をもっていたら、積極的にアピールしましょう。
 
最後に、「じゃあ、その企業に関係なさそうな資格はどうすれば……?」という疑問について。答えは“目的意識がなく、自分で語れるほどの経験もないものなら、書いてもとりわけアピールにはならなさそう”です。逆に、自分はこれだけやりました! とアピールできるものなら、自信をもって書けば良いでしょう。
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2015年10月23日(金)~2015年10月26日(月)
対象:採用担当者 計100名

 
 

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