• 2015.11.1804:00
  • 面接/筆記/ES対策

就活生が今すぐ使える! 採用担当者に好印象を与える逆質問とは?

就活を始めると、数多くの企業で採用試験を受けることになります。その中でも、面接は最も重要といえるでしょう。書類とは違い自らの言葉でアピールし、自分という人間を見てもらうことができる機会です。面接ですべてが決まると言っても過言ではありません。
 
採用選考という性質から、面接は「企業が応募者を知る場」と認識している人も多いでしょう。しかし実際には、学生がその企業を知る場でもあります。もちろん選考の1つですから、相手もあなたを採用すべき人材か見ています。しかし、就職先として魅力があるのか、あるいは事前に抱いていたイメージに合致しているのかを、こちらが見極める機会でもあるのです。実際に働き始めた後のミスマッチを防ぐためにも、面接では企業を正しく知ることが大切だといえるでしょう。
そのため、不明点や疑問があれば、面接の場で質問し、クリアにしておきます。面接では殆どの場合、最後に「何か質問はありませんか?」と聞かれるでしょう。ここでの受け答えは、採用可否にも繋がる重要なポイントです。
 

 質問するにあたっての心構え

面接は事前に日時が設定されているため、数日は準備期間が得られるでしょう。事前に企業研究を行うことはもちろん、就職に当たって何を大切にしたいのか、自分自身の気持ちや思いを確認しておくことも大切です。そのうえで、質問したい内容を整理しておきましょう。メモ帳に書き出しておくのもおすすめです。
 
質問を考える際には、「その質問で何を知りたいのか」「なぜその回答が必要なのか」という目的・意図を明確にしておきます。もし面接官から「その質問で何が知りたいの?」と聞かれても、説明できるようにしましょう。面接はお互いに貴重な時間を割いて行っているものですので、意味のない質問をすることは失礼です。また回答を得ても、そこから話は広がっていきません。
 

 企業側から聞かれる質問のパターン

面接は、ほとんど面接官側からの質問で進んでいきます。流れの中で疑問点があれば、もちろんその場で聞いてしまって構いません。しかし、聞きそびれても心配は不要です。ひと通り質問が終わると、ほとんどの面接では最後にこう聞かれるでしょう。
 
「最後に、◯◯さんから何か質問はありますか?」
 
そこには疑問を解消し、入社後のミスマッチを防ぎたいという企業側の意図があります。就活生は、誰もが「自分に合った会社で働きたい」と思って就活しており、企業側もそれを知っています。緊張のためか「特にありません」と答える人も少なくありませんが、これはもったいないことです。無理やり質問する必要はありませんが、事前に準備した質問内容から、面接中にクリアされていない点は必ず聞いておきましょう。
 

 面接官に好印象を与える質問例

質問の中にも、やはり相手から好印象を得られるものがあります。それは、例えば次のような内容です。
 
「私が志望している部署の仕事について教えてください。」
「入社までに勉強しておいた方がよいことがあれば教えてください。」
「御社の○○という商品に関心がありますが、その商品に携わる仕事に就けますか?」
 
具体的な仕事の中身を聞く質問は、学生にとって入社後のイメージを膨らませることにつながります。また、入社前に勉強すべきことは、少しでも社会人として戦力になっておきたいという気持ちが表れています。こうした質問は入社に対する意欲が感じられ、企業側に好印象を与える効果があるでしょう。ただし、概要的な部分については既に知っているはずなので、具体性を意識した質問を心がけることが必要です。
 
「体力には自信がありますが、仕事の負担はどれくらいでしょうか?」
「○○の資格を持っていますが、御社の事業で活かせるでしょうか?」
 
これらは、自分の長所をアピールできる質問として良いイメージを与えます。長所としてアピールできるのは、「積極性」「責任感」「協調性」等です。こうした点をアピールしながら謙虚に質問することで、面接官に好印象を与えます。間違えないようにしたいのは、長所をアピールするあまり自慢のようになってしまうこと。あくまでも謙虚な態度を忘れず、言葉を選んで質問しましょう。
 
「御社の事業では繁忙期はいつですか?」
「休日は部署ごとに違うのでしょうか?」
「転勤はどれくらいのサイクルでありますか?」
 
労働条件は誰しも気になるものの、実際に面接で聞くのは躊躇してしまう人も多いでしょう。しかし入社後にイメージギャップが発生しやすい部分でもあり、例に挙げたように自然な形で確認しておくのがお勧めです。繁忙期や部署間の違いなどを加えれば、遠回しに労働条件を推測することができます。注意したいのが、ネガティブな表現にならないこと。「忙しく働きたくないのか」「この人は残業がイヤなのだな」などと思われてしまうと、マイナスな印象を与えかねません。
 

 避けておきたい質問例

最後に、面接官に悪い印象を与えてしまうような質問も押さえておきましょう。
 
<自分に関する質問>
「私は御社で活躍できる人間と思いますか?」
「御社で活躍するには私には何が足りないでしょうか?」
という質問は、初対面の面接官に尋ねるべき内容ではありません。自分のことは、事前に自己分析などでしっかり理解しておきましょう。
 
<ありきたりな質問>
「仕事のやりがいは何ですか?」
「御社の現状と課題を教えていただけますか?」
など、誰もが質問するような内容ばかり並べると、何も考えていないと思われてしまいます。マニュアル的な質問は、避けるようにしましょう。特に最近では、ありがちな質問について採用サイト等でも公開されており、企業研究の不足と見られる可能性もあります。

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