• 2023.04.1112:00
  • 面接/筆記/ES対策

ChatGPT、Bing等のAIチャットで就活は乗り切れるか?自己PR、志望動機を作ってみた!

2022年の11月にOpenAI社の『ChatGPT』がリリースされてから、Google、Meta等の企業からも各種AIチャットが誕生しています。

過去のAIチャットと比較しても、格段に「自然な文章生成」が可能となったため、就活生にとっては、履歴書やESの作成時間の大幅な削減に期待が持てることでしょう。

今回は、LINE社がリリースした無料サービスの『AIチャットくん』を使用し、どのように自己PR・志望動機を作成すべきかをお伝えします!

1)複数の条件を入れる
2)具体的なエピソードを入れる(志望動機の修正例あり!)
3)採用担当者の反応は……?


1)複数の条件を入れる


まずはLINEで『AIチャットくん』を友だち追加し、トークを開きます。

複数の条件を入力することで、より自然な文章構成になります。コツは指示を明確にすることです。

20秒くらい待つと、返信が来ます。

文字数は、298文字でした。

指定した条件(キーワード)が全て組み込まれていますね。

また、三段目の「リーダーシップを発揮し~」は、指定条件ではないものの、志望企業先での再現性を表明するセンテンスとして生成されました。優秀です。


続いて、志望動機を生成してみます。

実在する企業でやってみたいので、JOBRASSの運営会社である、株式会社アイデムの志望動機です。

今度は字数の指定をしてみます。こちらも20秒ほどで返信が来ました。

字数は指定を越えた438文字でした。

しかし、こちらも指定したキーワードがきちんと盛り込まれています。

やたら「キャリアアップ」や「キャリア形成」というワードが盛り込まれているので、株式会社アイデムの採用HPを覗いたら、確かに「キャリアアドバイザー」という言葉の掲載がありました。

もしかしたら、このようなウェブサイトの情報もクローリングしているのでしょうか。

いずれにせよ、採用担当者の目線で、自己PRと志望動機の文章を今一度見てみると、以下のことが言えます。

【1】基本的に指示に忠実な回答である
指定したキーワードが適切に埋め込まれており、特に前後の文脈とそぐわないということもありませんでした。

一方で、志望動機の文章は、400字の文字数指定に対してオーバーしてしまった点、「キャリア」というワードが必要以上に使用されていた点が見受けられました。

【2】概ね論理的な文章構成ができている
そもそも論理的な文章とは、「結論→理由→例示→結論」で構成された文章を指します(PREP法ともいいます)。

その観点から見ると、どちらの文章も抽象的ではありますが、大切な構成要素が含まれていると言えるでしょう。

【3】自然な語彙・文法表現が使用されている
誤字脱字がないのはもちろん、自然な日本語表現で生成されています。

驚いたのは応用が利いた文を生成した点です。

志望動機の二段目にある「周囲の意見を調整した経験」という指定キーワードに対して、続く文章で「地域の声を集めて問題解決を行う」という論理展開がなされています。

このように、一言で言ってしまえば「人間が作成したものと見分けがつかない自然な文章」を瞬時に作ることができます。

2)具体的なエピソードを入れる (志望動機の修正例あり!)


さて、AIチャットで生成した文章ですが、このまま使用してはいけません。
圧倒的に足りないものがあります。

それは…

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